仙北道踏査交流会

image (愛宕地域振興会長の挨拶) image (胆沢の佐藤会長) image (東成瀬の谷藤広子会長) 約1200年の歴史があるという古道の「仙北道」を踏査し、交流を深めあっている有志の団体が今年も、踏査しながら交流を深めあった。 今年は、東成瀬村の起点である椿川から朝の7時に出発、終点の岩手県奥州市までのほぼ中間点まで歩き、そこから引き返すコースでの踏査、帰着は午後3時頃。 雨模様でありながら、かえって歩き易かったとのことで約20名が元気でした。 私も数年前には、約7時間をかけて完全踏破、素晴らしい原生林を歩き、古の先人を偲んだことが思い起こされました。 戊辰戦や平泉文化との関連性は未だ歴史的には文献がないとのことで、証明されていませんが 、どう考えても、この仙北道が最短ルートであることは間違いないと考えている。 これからも、そうした視点でこの古道の意義を探求していきたいと考えている。

東北パークゴルフ選手権大会

image (開会式) image (スコアボードにみいる選手たち) image (閉会式前の談笑) 第4回目になる東北パークゴルフ選手権大会が行われ、開会式で挨拶をさせていただいた。 デンバーから帰って直ぐに、九州での行政視察と体調の維持にはかなり苦労したように思っている。 日常的には大して変わった生活をしていないように感じても、からだの内部では、相当異常だったんではないだろうか。 どこかスッキリしない。 体内時計は間違いなく、異常になっていたのでしょう。 昨日の夕方、つい横になって休んだところ、ぐっすりと寝てしまい、そうしたらスッキリした。 パークゴルフ大会は、203名の参加で、東北全体からの出場。 それぞれ相当自信満々の選手たちばかりで、レベルも相当高い大会となって来ている。 天候が雨模様で選手は相当苦労したようであった。 優勝は男女とも奥州市の選手であった。 これから、仙北道の踏査隊の歓迎会があり、これに出席します。

有田町の課題

image (有田焼の鉱石山) image (初代町長.toto創設者・の旧家での説明をしてくださいました町長) image (柿右衛門窯) image (伝統的重要建造物群が3kmにわたって立ち並ぶ) image (改修工事中の主屋) 行政視察の三日目は、有田焼の佐賀県有田町を視察した。 来年が有田焼400年目の記念の年。 原材料の鉄分を含んだ山を所有してる有田町であるが、その山全体を掘り出し現在は僅かにその場所を使ってはいるがそのほとんどは、優秀な鉱脈を持っている天草から運んでいるとのことであった。 一般的に、有田焼は値段が高い!との感触であるが、1300度の高温で約3回も焼きを入れる作業と独特の色合いと、それが変色しない技術、陶器と磁器の違いなどを考えると、その有田焼の特徴からしてもさもありなんといった感じであった。 しかし、最近は、お茶碗一つとっても割れたら100均で買える時代で、その販売額は、激減し、極めて厳しい環境にあるようでした。 400周年を契機に、来年は大きな構想のもとに、次の時代に向けた人材育成などや、これまでの商品を持ち歩いての営業活動から観光客誘致等総合的な振興等に向けて、来年一杯徹底的なキャンペーンを張る計画であるとのことであった。 柿右衛門窯等も実際に見学させて頂きましたし、ここでは職人さんがたが35人ほどでそれぞれ完全分業で、それをトータルで作品として完成させるのが、伝統の家系を引き継いだばかりの、15代柿右衛門さんの重要な役割となるとのことであった。 有田焼の窯元凡そ200軒があるがその建物の多くが伝統的重要建造物として文化庁から指名を受けており、その建物も約3kmにわたってあり、落ち着いた町並みでもあった。 しかし、その3kmを一般車両がある程度のスピードで走るものですから、結構問題となっていることから、そうしたことも今後の課題となっているとのこと。 ゴールデンウィークには、毎年有田フエアーが 開催され、100万人が来るそうです。 町長さん自ら説明をしていただき、初代村長から寄付された家での交流会でとても活発な街であると感じたし、説明を受けることが大事なことでもある。 地方創生対策でも積極的にこうした事業に当てていく計画と感じたところでした。 課題や規模は違っても、悩みは同じであるとお見受けしたところでした。

武雄市と白石町を視察

image image (武雄市の図書館) image (白石町のマスコット・みのりんちゃんと) image (挨拶をして下さいました田島町長) image (研修中) image (合併して建設した3年目の庁舎が立派) image (干拓地ではムツゴロウが跳び跳ねていました) image (干拓記念館展望台から有明海を望む) image (白石町の田島町長さんと) 図書館を蔦屋を中心としたccc民間化(カルチャー、コンビニ、クラブ)株式会社を指定管理者としての複合的図書館運営に先駆的に乗りだし見事に成功している施設を研修した。 施設には、スターバックスコーヒーも入り、コーヒーを飲みながら読書をすると言う、画期的な取り組み、更には開館時間も大幅に延長し、年間の閉館も極力少なくし、限りなく通年で開く方向に向けて着々と取り組んでいる。 次には、有明海干拓地の白石町の六次化産業の取り組みを町長さんの他8名もの課長、係長の説明を受け、干拓地の現地を丁寧に見せてもらった。 基本的には二毛作で、農地の利用率は180%といいながらも、後継者不足、農業従事者の減少率が大きく、その対策に懸命な対策を取っていた。 かなり、強硬な日程での研修であった。

開国の窓口と重工業発祥の地

image image image image image image image 秋田県町村会の行政視察一日目は、長崎県美術館で秋田県出身の外交官・須磨弥吉郎コレクション、総コレクションは500点にも及びその内から100点が展示されていた。 大半が祭事場に飾られていたもので、木製に描かれた作品の多くは、極めて管理がよく、珍しいとのことであった。 なぜ秋田に無いのか?これは外交官としての須磨弥吉郎が、日本外交の発祥地でもある長崎に寄贈したことにあるようだ。それにしても秋田にないのは残念な気もした。 常設展示場には、竹田信平のアンチモニュメントが出迎えてくれ、長崎原爆死没者追悼をするもので、声紋から、作品を描き出すと言う初めての作品に出会った。 ここでは、瀬戸内寂聴さんの企画展示があり、時間を忘れて見せていたただいた。 美術館が大変に広々と使われ、ゆったりとした雰囲気で観覧出来ることがとても嬉しかった。 次に、日本の重工業発祥の三菱重工長崎造船所の史料館を見学、岩崎弥太郎が引き継ぎ現在の造船の基礎を築いた歴史、そしてその家系としての系譜や人材の豪華さ等とともに、坂本龍馬が土佐から長崎に渡った経過などを思い起こしながら、改めて日本の開国と工業と、造船との関わりを知ることになった。 このあと、やはり開国の窓口、交易の発祥である「出島」の役割と意義を知った。 ここでもまた、日本の夜明けに関わった長崎の歴史を改めて強くした。 自然遺産が長崎だけでも8箇所もあることも歴史の地であることも物語っているのでしょう。 夜には、これまた現在秋田魁新報に連載されている小説に登場する、長崎の「しっぽく料理」を経験させていただいた。