開国の窓口と重工業発祥の地

image image image image image image image 秋田県町村会の行政視察一日目は、長崎県美術館で秋田県出身の外交官・須磨弥吉郎コレクション、総コレクションは500点にも及びその内から100点が展示されていた。 大半が祭事場に飾られていたもので、木製に描かれた作品の多くは、極めて管理がよく、珍しいとのことであった。 なぜ秋田に無いのか?これは外交官としての須磨弥吉郎が、日本外交の発祥地でもある長崎に寄贈したことにあるようだ。それにしても秋田にないのは残念な気もした。 常設展示場には、竹田信平のアンチモニュメントが出迎えてくれ、長崎原爆死没者追悼をするもので、声紋から、作品を描き出すと言う初めての作品に出会った。 ここでは、瀬戸内寂聴さんの企画展示があり、時間を忘れて見せていたただいた。 美術館が大変に広々と使われ、ゆったりとした雰囲気で観覧出来ることがとても嬉しかった。 次に、日本の重工業発祥の三菱重工長崎造船所の史料館を見学、岩崎弥太郎が引き継ぎ現在の造船の基礎を築いた歴史、そしてその家系としての系譜や人材の豪華さ等とともに、坂本龍馬が土佐から長崎に渡った経過などを思い起こしながら、改めて日本の開国と工業と、造船との関わりを知ることになった。 このあと、やはり開国の窓口、交易の発祥である「出島」の役割と意義を知った。 ここでもまた、日本の夜明けに関わった長崎の歴史を改めて強くした。 自然遺産が長崎だけでも8箇所もあることも歴史の地であることも物語っているのでしょう。 夜には、これまた現在秋田魁新報に連載されている小説に登場する、長崎の「しっぽく料理」を経験させていただいた。