カテゴリー別アーカイブ: 林業・林政

山村振興連盟理事会で研修

image (農水省課長) image (総務省課長) image (研修会) 全国山村振興連盟では、毎年農林水産省の山村振興課長と総務省財政局調整課長から翌年度の主要な事業などについて講演していただき、これに基づき意見交換をする場を作っている。 今年も、今正に、国会で予算や法案審議をしていただいている山村振興法の議員立法が与党で活発な議論を経て間もなく成案が得られると言う時期で、来週中には国会への提案が予想されているほか、総務省関係でも昭和45年以来と言う地方交付税法の法定税率が改正されると言う快挙(それだけ画期的なことで長年この法定税率の改正は懸案事項であり、財政当局とのせめぎあいがあり、財務当局の牙城でもあったと思う)に総務省としても充実感のある予算編成であったことでしょうし、達成感もあったことと思われる。 法案の説明、事業交付金など広範な説明には、積極的な意見交換があったし、地方創生関連もあり地方にとってはその地方戦略計画が大変苦慮している話もあったが、私とすれば、それはそれで、山村振興法案とは別に考えなければならないと思うし、厳然とそれぞれの施策が「すみわけ」されているということであった。さすが優秀な官僚が対応しているんだなーと感じたところでした。 私からは、山村留学対策としてのソフト事業の充実を求めましたし、一方では今後のバード事業展開も求めていくことに対して、事務局も関心を示してくれており、今後の突破口になりうるのかなと感じている。 この研修で提案したNHKラジオ放送の難聴解消が具体化したことから今後はこうしたことにも全国で求めている施策が実現の可能性に繋がることが現実にあることから大事にしたい。 総務省には、地方交付税の合併特例がいつまで継続されるのか、本来の特例期間が終了しても継続されることには交付税の総枠が増えない限り不満に考えている自治体もあると思うと正直に質問してしまった。 回答は15年で一本化されますが、そのためにも総枠によろしくお願いいたします。とのこと。これに合併したくても出来なかった岐阜県の町長からは、合併した団体だけを優遇しないで欲しいと言った意見が出たりした。 これは、決して合併がどうのこうのではなく、特例があることはあっても同じ地方自治体としてもしっかりとした対応をして欲しいとの意見としてであると思う。 皆さんそれぞれの思いがあるんですよね! 総務省関係予算でも事業でも地方創生関連には並々ならぬ意気込みが感じられた。 多いに勉強になった。

会議の連続

image image image image image 県内一円で行われた国民文化祭は大成功であったと思っている。 村でも、昔語り、方言などを中心にした文化事業の伝承を紹介した。 この事業は実行委員会と更には企画委員会が中心になって準備を進めて、見事に成功することが出来た。 関係の皆さんに心からお礼申し上げたい。 およそ一年に及ぶ綿密な計画を立て着実に実行してくれましたし、地域の方々、各種団体の献身的なご協力にたいしてもお礼申し上げたい。 今回その、実績を報告し、決算も承認頂き規約によって、目的達成したことにより解散することにした。 このあと、この企画が一過性のものでなく継続できるように提案させていただいた。 そのあと、国道342号の整備要望を秋田県に対してお願いした。 県関係の森林審議会と高齢化対策審議会に出席、それぞれ資料準備やら会議の持ち方などいろいろ考えさせらることの多かった一日であった。 クリスマスイブ、孫たちも大喜び。 風邪気味で調子悪し!

大きな評価の産業祭

47回目を数える東成瀬村産業祭が好天の中で開催され多くの参観者でにぎわった。 今年からは会期を一日短くしての開催であったが、もしかしてこの計画に苦情もあるのではと思っていたが、会場をくまなく回って村の方々とお話をしてみたが全くそういった苦情もなく、みんな楽しそうに、語り合い、出品物を見、健康展にも立ち寄って気軽に検査を受け、食育研究会での試食、成瀬ダム展示コーナー、雪下ろし作業事故防止展、ペレットストーブ展示、餅まき、抽選会、心相談コーナーなど多様な企画に次々に立ち寄りにぎわっていた。 出品物の合計は416点で例年とほぼ同じでしたが、数年前は300点台であったのがこの数字になっていることは驚きでもある。 特に穀物類が多く出品されているのが特徴であり、地域ごとにも関心のある地域とそうでない地域が大きく分かれてしまっているところに課題があるようにも思った。 農作物の栽培はどこの地域でもたくさん作っておりその栽培技術は高く、関係者の方々の努力によって出品はできることと思われるので、今後そうした呼びかけを督励していただきたいと思う。 審査好評では、そうした出品物の特徴、村の特徴にも触れていただきながら、村の方々の農業に対する意欲を高く評価するものであったし、JA組合長さんからもミニ種苗交換会に匹敵するくらいの出品であることに驚きの声のあいさつがあった。 こうした地域特性を出した農業は今後も積極的に推進していく必要性を強く感じた産業祭でもあった。 関係者の皆さんに心からお礼を申し上げたい。

山村振興連盟理事会

11月の総会に向けて、提出議案の最終確認のための理事会がひらかれた。 会長の中谷元会長、自民党山村振興特別委員会会長、金子議員、吉野議員などが出席されて朝の早い時間から時限立法である山村振興法が来年3月に期限切れとなることから、その継続に積極的に自民党の特別委員会としてものりだし活発な議論をしたとのことであった。 しかし、連盟から提出議案に、我々が今一番の関心事である、地方創生の文言が全くないことに不満が続出、そういった文言をしっかり記述することで原案可決された。 肝心の文言がないのに、原案可決もないだろうが、副会長会議、議長である副会長に一任ということになった。 こうしたことはこれまでもあり、私が秋田県て提案した、ラジオ難聴地域解消対策でも、あったことからいいだろうと感じた。 農水省、国土交通省、総務省、などから担当課長が出席していたが、地方創生についての具体的な提案もなく、我々としては極めて物足りないものであった。 逆ににこんなものかな?とも思えてくるのは残念。 総会の前には、総決起大会にすることだけは確認しあった。 ひと、まち、しごとはいいが何をやるのか、やはり自分達が考えなければならないのだろう! 今回の理事会は、そうした地方の声が積極的に提案され極めて活発であった。 このあと、私はダム事務所の件で国会議員会館にお邪魔し来月要望する内容についても説明してきた。 雨もふり寒くなって来て、いよいよ秋深しの感じの永田町、霞が関でした。

森林体験教室

東成瀬小学校の5年生になると、森林体験教室が授業の中で取り上げられている。 今年もその体験教室が湯沢雄勝広域森林組合の職員、作業班、雄勝地域振興局、村の林業担当、自然公園指導員などの指導を受けて、懸命に挑戦していた。 普段そうした体験、経験がないことから、興味津々、目が輝いていた。 約45年生ぐらいの杉の木の枝打ち作業と場所を移して、ブナの木の植樹も体験した。 植樹よりも、枝落とし用の伸縮性ノコギリには大変関心があり、物珍しさも手伝って、教えられると楽しそうに作業をしていた。 これに先立って、私からは、森林のもつ役割、森林の大切さ、自然を作る森林を育てるための税金の役割などを話した。 この子供たちが将来こうした森林の役割をしっかりと認識し、森林作り、自然に関心を持ってもらえればという願いを込めての挨拶となった。 こうした努力をこれからもたゆみなく継続しつつ、後世に引き継ぐ努力を怠ってはならないと強く思った。 学業のみならず、地域と子供たちが密接に結びつきつつ、指導してくださった作業員の中には隣の子供がおり、「俺と一緒にやろう!」と声をかけると「うん!」といってそばに行き、ニコニコしながらお互いに楽しそうに作業をしていた。 中には、「来年は孫が来るから一緒にやれるのがとっても楽しみだ」というお母さん(バーちゃんですよね)もおられ、これぞ地域と学校が一体となっている証でもあるという思いを強くした。 この学級は、今年NHKの特番で放映されたクラスでした。 よく言われる、学力対策で特別なことをしているのですかとの質問に対し、特別なことはないと思うよ、ただし、地域と保護者、学校、教師、が一体となって子供の教育に対して関心を、継続して持ち続けてきた結果であると思っているとお答えしているのが、こうした場面でも自然な形で期せずして表れているようにも感じられうれしく思った。 何気ない行動、会話の中にその根本があるのではないだろうか。