国道108号花渕山バイパス開通!

image (挨拶される村井宮城県知事) image (司会は東北整備局でこの事業の設計担当者でした!) image (工事施工者の国土交通省・徳山事務次官) image (テープカットとくす玉が割られました) 宮城県と秋田県を結ぶ大動脈国道108号の最大難所であった鳴子温泉温泉から鬼首に通じる鳴子ダム沿いの道路を約6・9kmに短縮したバイパスが最初は宮城県事業で始まったが、30年近く掛かっても、地質の関係もあったことや、相次ぐ地震の影響で工事の続行は難しく、直轄権限代行として平成21年度から国の事業着工、凡そ7年間でこの難しい工事を見事に完工した。 関わった関係者の一致した運動が地元の期待に応えた素晴らしい成果であろうとしみじみと感じた次第でした。 党派を越えた協力、国と地方整備局、敢えて申し上げませんが、3・11の「櫛の歯」作戦を陣頭指揮した現在の国土交通省事務次官、元事務次官、現在は参議院議員などとタッグを組んだ成果、勿論、宮城県知事、国会議員さんがたなどその協力には頭の下がる思いであったし、何よりも地元の熱意には感服したところでした。 しかし、こね路線はまだまだ整備の必要な箇所がたくさんあるのではないだろうか? 今後そうした解決に向けて宮城県、秋田県が協力しあうことの重要性を、観光人口比、物流などあらゆる観点から強く感じたところでした。 小雨のなか、ゆざわからはわざわざ自転車を積んで開通を祝っておられた先輩方もおられました。 こうでなくちゃ! 式典前には事務次官とと記念写真におさまりました! 次官は、東北整備局長時代に、峠道に関心があり、挨拶のなかで、歴史上の「おにきりべの戦い」は鬼首であることにもふれておられましたし、347号線と「342」「398」号線についても峠道と歴史についてはずいぶんと関心のある方でありました。 数年前にお話ししたことが、まさか、こうした場で紹介されるとは思ってもいなかった。 嬉しかったなー!

花と被災地

image (寄贈されたキバナコスモスの押し花の額) 3・11の未曾有の地震と津波災害、更には原発の事故など今なおその復旧にはご苦労なさっておられるようです。 昨日も、過疎地域自立促進協議会の役員会で、同席した岩手県山田町の議長さんとお話をしていたら、今も仮設住宅での生活で、湿気とカビとの戦いであるが避難所生活でないことだけでも助かるとの話であった。 そんなおり、出張で出掛けるときの自然を眺め、花を見ることの出来る生活の素晴らしさをお聞きした。 我々は普段何気なく生活している環境をそうした厳しい環境にある方々にとっては強く心を打たれるのでしょう。 たまたま、帰りに読んでいた伊集院静さんのエッセーにも、被災地に思いを馳せ、草花の咲くべきに相応しい場所と、被災地における花が如何に心を癒してくれるかを鋭い視点でのべておられた。 そう言えば、災害発生当事、緊急避難、リフレッシュ避難などで村の宿泊施設を利用してくださった方々は500人を越えていたが、その方々に対して、押し花の栞を一人一人に私の家人がプレゼントしたことを思い出した。 涙を流して喜んで下さった表情が今なをまぶたに浮かぶ。 更に、家人が先日は、岩手県大槌町で今春に蒔いたキバナコスモスの花を押し花にして、小学校と中学校で製作指導をした。 ここには、大型の額を寄贈させて頂いたようです。 それぞれに、何気ない草花の美しさを感じとり、記憶にとどめておく心のゆとりはこうしたときにこそ我々の生活に求められることを感じた次第でした。 ちょっとした気配りとでも言えるのでしょうか? 伊集院静さんの視点も好きですなー!

全国過疎地域自立促進連盟理事会・総会

image image image 午前中には、連盟の理事会があり、この場で持ち回りの連盟監事に選出された。 午後の総会で正式に任命、二年間その役割を担うことになった。 総会の後には、国会と関係省庁に総会で決定された要望事項の要請活動をした。 会長は、島根県知事の溝口善兵衛氏でかつては、今は亡き佐々木喜久治秋田県知事も勤められていた役職で、昭和45年に議員立法で成立し、数次にわたる改訂を へて現行制度となった。 平成22年の改正では画期的とも言えるソフト事業も過疎対策事業として制度化され、我々もその趣旨を十分に理解して活用している。 ここ数年の農業法人設立にも大きく活用しているところであり、村の振興発展に多大な効果を発揮している。 これからも、言えるいろいろ工夫をして情報を集め、活用すべく努力しなければならないと考えている。 中央の情報はやはり大事である。 総会には、高市総務大臣、谷公一自民党過疎対策特別委員長も出席し、挨拶してくださいました。

原子力研究の炉心部見る

image image image 日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターを視察研修する機会があった。 チェックも厳しく緊張もしたが、誠に丁寧な対応をしていただき日本のこの分野での研究が世界をリードしていることが理解できた。 特に、3・11ばかりでなく日本の原子力発電の課題とは別に、高温工学試験研炉(HTTR)が   高温ガス炉技術の確立に向かって着実に向かっていることの説明を受けて、大いなる期待を持った。 その成果も2040年頃には実用化になるとのことで、しっかりとした実証試験を継続して安全な技術を目指しているとのことであった。このあと、私は森林環境税の創設促進連盟の会議に出席し、意見交換をした。 政府与党の税制審議も最後の詰の段階になっておるようで、夜には関係国会議員との意見交換も行った。 なかなか厳しい現実があるようで、消費税増税で精一杯で森林環境税も新説、改正もそんなに簡単な課題ではないことが何となく感じられてきている。

交通災害共済の研修

image 今年の交通災害共済事業の研修は茨城県市町村総合事務組合での研修をさせてもらった。 茨城県組合は、秋田県のほぼ2倍の人口規模であり、構成団体も全市町村が参加しての組合であり、秋田県の構成団体と根本的に違うのが、県庁所在地の水戸市が参加していることである。 交通災害共済の加入率は秋田県のほぼ半分でありながら、加入者が多く、財政的にも非常に安定的に運営していることであった。 圧倒的に人口の多い県庁所在地の水戸市が参加していることにより、運営そのものが安定していることにあるように感じた。 共済金の支払いも、基本的に構成団体の調査を重視して支払っていることであるとのこと。 基本的には、「福祉施策」との考え方で対応しているとのことであった。 今回の研修には、わが県からは、審査委員が事務局からの諮問に応じて給付審査をするに当たって具体的な研修になったようであった。