農業 牛の市場も変化 2013年2月13日(水曜日) 爽風雲 村の黒毛和種のほとんどが由利家畜市場に出荷されている。 秋田県の牛も「由利牛」や「羽後牛」「三梨牛」などとして結構高い市場評価を受けている。 最近は横手市山内の牛も「横手牛」として料理屋などでは人気牛として静かな評価を受けてじわじわと秋田県全体の畜産業の振興に寄与しているようである。 そのような環境の中で、秋田県で開発した種雄牛「義平福」が昨年11月29日開催の全国和牛能力共進会で第2位となり一躍注目されるようになり、その系統の肥育牛単価が一気に上がるようになった。 その後の由利市場でも「義平福」の子牛が高価格で競られる展開であるようで、畜産業界にも明るい展望が開けると大きな期待感があふれているようである。 村でも、すでにこの子孫が今春には出荷されるのではないかと言われており、大いに期待しているところである。 先日、所要で村内を回っていると、「おら家さも義平福のこっこえる」とのことで見せてもらった。牛の良し悪しは全くわからないが、どこか丈夫で、体形もしっかりしているようで、やっぱりこれはいいぞという感じがした。 これから、こうした子牛がどんどん生産されることになろうと思うし、もともとわが村の畜産技術は折り紙つきであり、その価格にさらに生産者を見てのセリ人もおることでありましょうから、大いに期待したいと思っている。
雑感 官僚と一緒に仕事 リンク 2013年2月12日(火曜日) 爽風雲 現政権と前政権の違いの大きな違いに、官僚対策にあることが如実になってきた。 政治主導のもと官僚排除の論理で各省庁の職員と会うことも出来なかったが、政権交代後は全くの自由で、風通しも比べものにならないくらいであり、こちらの情報も確実に聞いて貰える。 こうも違うものかとつい呆れちゃう。 その官僚と一緒になって政策実現にその持てる力を、長い経験と実力で発揮するには、それだけの役職が伴わないと、なかなかうまくことが運ばないのも現実である。 大臣でなくとも、国会の委員長、特に財務省所管の委員長ともなるとなかなかその役職にはなれないようで、今回の国会人事でそれが実現した。 予算、金融、税制を中心に審議しそれらに関わる法案化などとともに事業の箇所付けまでにも影響力を与えることができる有力な委員長に秋田選出の国会議員が就任した。 御本人も、それだけの自信がおありなようで、こんごの活躍に大いに期待したい。 あまり頼むのも気が引けるのですか、どうしても頼まなければならないことがある。 そんな思いでいろいろな会合に参加している。 先日も、そんな機会があり参加した。その場での主催者挨拶は、政策を戦略として考えているのではもう遅い!既に戦術として捕らえ、スピード感をもって現政権は進まないといけない。秋田港の整備と海上輸送の重要性、シーアンドレール構想の実現、更には製造業における特許出願はあまり重視せず、どんどん開発すべきである。既に、中国、韓国は全て日本の真似をして製品出荷しており、とても太刀打ち出来ない、その前を行くよう開発し、スピード感覚を持つ必要がある。 そのためにも、秋田県は英語力をつけて、学力日本一と併せて英語力でも力をつけて、起業家を育てるようにしなければならないと、有力な起業家が挨拶されていた。 これを受けて、知事もその意気込みを挨拶でふれていた。 与党からも総務会長が出席されていたし、いかにその委員長職が重要であるかを力説する一方、女性、取り分け母親の役割と、高齢化社会の中で、女性を大事にすべきであることを述べておられた。 今回もまた、いろいろな方々とお会いし、情報もいただけ有りがたかった。 数年ぶりにお会いした、元町長とも歓談出来うれしかった。
スポーツ, 第三セクター関係, 観光 スキー客戻るか? 2013年2月11日(月曜日) 爽風雲 確たる証拠や要因分析をする資料もないのですが、このところのスキー場のお客さんの動きをたまに出かけて感じていることの一つに「お客さんが戻ってきている」と感じられることである。 このことは、他のスキー場でもいえるようであり、スキー場関係者とたまにお会いして話をしていると、自然とそうした話になることが多い。 要因の一つには、小中学校、高校のころに盛んとスキーを楽しんだ世代が、今子育ての真最中で、子供と一緒にスキーでもやろうかといった雰囲気が家庭の中でも出てきている世代になってきていることがあげられるようである。 そのことは、実際スキー場で親子ずれで見かけることが間違いなく多くなってきている。つい、「やー来ていだがー、久しぶりだなー」と声をかけると、返す言葉が「うん、やっと来たー、これがいぎであーて言うから来たー」、思わず、「うんうん、えがった、えがった」となる。 子供のころはかなりの運動神経で、元気いっぱい滑りまくっていたことが思い起こされ懐かしい。 そう言った人たちは、大抵は奥さんになられた方もスキーをやっておられたし、奥さんの名前を言うと、 「あっちあっち」とレストランを指さす、そちらに2番目3番目の子供といるとのことである。 こうした方々が徐々にスキー場に足を向けだしたことは間違いないようである。 子育てに家庭にと大変な生活であろうが、この世代がどんどんスキー場に出向けるような対策を考えていきたいものである。 なんとかこうした世代が雪国の生活を楽しみながら、しっかりと地域に根ざした活動をしていけるような環境を作っていくことも我々世代の大事な役割でもあろうと思う。 スキー場での感想でした。 来シーズンは、休止していた第4リフトを是非運行したいと思っている、その準備のためスキー場のリフト責任者たちが山頂駅に徒歩で出かけ、帰るところですれ違った。 3度の地震で架線、リフトのセンターのずれなど微妙なずれもあるのではないかと確認する必要もあり、お客さんを運ぶ安全運航をするためには、かなり神経の使う仕事でもあります。 目に見えないところでのこうした安全対策を常に心がけているのです。 ご苦労さんと言いたい。
イベント, 地域興し, 観光, 農政, 農業, 雑感 冬のツアー 2013年2月10日(日曜日) 爽風雲 首都圏の生活協同組合・パル・システムと湯沢、雄勝、横手のJAと農業生産団体で組織している「パル南部圏」が主催する冬のツアー「産地へ行こう」の参加者15名が、昨日と今日東成瀬村と湯沢市を訪れている。 東京と神奈川のパルシステムの募集に応じた5家族15名でした。 今年は首都圏でも雪が降って散々な思いがあったことでしょうが、やはり本場の雪にはことのほか期待感があったようで、それぞれの思い入れがあったようです。 こうしたツアーはどちらかというと、動きのない見学が多い中で、村に来ていただいた方々に対しては、思いっきり体験型のツアーで大きな強い印象を受けたようです。 特に、小学生もおり、感激も多かったように感じられました。 きりたんぽづくりの体験、雪合戦、雪遊び(そりのり、しり(けつ)ぞりのり、ミニかまくらづくりなど盛りだくさんの企画で、どれも実際にお体験であり、その作ったきりたんぽを夕食のきりたんぽにしたり、作ったミニかまくらに夜にはローソクを点灯したりと、内容の濃いものであったようです。 子供たちは、すっかり雪にはまってしまい、あすも思いっきり遊ぶぞ!と意欲満々でした。 夕食も、地元の食材を使った料理であり、郷土色あふれる料理に私も満足で、自慢して接待して歩いた。 参加者の多くは、3世代家族が2世帯もあり、格好の家族旅行となったようでありましたし、中には吹雪を体験したかった!とか、雪が東京都は比べ物にならないような軽い雪で、吹き上がってくる様子を見たかったなど、我々が日常体験していることが期待として出てきていました。なかには、また来てみたいという家族もありぜひおいで願いたいと思う。 何か特典を考えなきゃならないかな?とふと感じたところでした。 昨日の夕食のメニューを参考まで。 先付(豆つびし煮、こごみ梅紫蘇和え、蕗のとう豆腐)懐かしい料理で満足!、煮物(山菜の田舎煮)この煮物に凍み大根が入っておりこの説明をお客さん方にはしっかりと説明したところでした、これは良かった!、造り(鯉洗い、うるい、妻一色)、焼物(サーモン白桃焼き、鶏利休焼き)、揚物(ヒロッコかき揚げ、こしあぶら薄揚げ、納豆いそべ揚げ)、塩味でこれがよかった!鍋物(きりたんぽ鍋)体験で作ったキリタンポでとてもよかった!、食事(五目おこわ朴葉蒸し)ねばりのあるあきたこまちであろうか大好評!、香の物(いぶり大根、いぶり人参、ばしょう菜、花ナス)以上でありました。 こういった料理は、かなりの評価を受けると感じている。 ただし、お客さんの好みもあることから、十分な配慮が必要であるし、そこいらあたりは具体的に考えたり体験していくことは当然のこととして、なにか光明が見えてきたように感じた。
政策 道州制の考え方 2013年2月9日(土曜日) 爽風雲 あまり一般的には話題になってはいないが「道州制」についての課題が、今後中央では議論として出て来るものと私は考えている。 何故ならば、先の総選挙で地方分権改革の必要性について、おおくの政党が公約として明記しており、政権交代後の与党では、5年以内の法案化を目指しており、更に野党の一部には「大阪都」構想や政令指定市では税財源が豊かなことから、そうした制度に極めて積極的であることと、有力中央省庁にも国会財政難からか積極的ではないかと考えられる節があるように思えているからである。 地方分権については、議論が出るようになって約20年になるようであるが、具体的には、三位一体改革による地方交付税の3兆円の削減策と市町村合併の強行による、国会財政に対する貢献であったとする評価があるのみであるとするジャーナリストの意見もある。 そんなご意見のジャーナリストである、松本克夫氏の講演わお聞きした。 秋田県過疎・山村振興協議会でお招きしての講演会で、私は二度目のお会いでしたが、実に淡々とした話し方ながら、分かりやすく 我々が懸念していることも含めて解説し、ご自身の考え方も披瀝してくださいました。 「豊さ」にはお金の豊さと命の豊さがあり、それを追求していく中で、地方分権も考えていくと、道州制には無理がある。 道州制による大きな自治体が牽引役となって日本をリードするという発想が果たして可能なのか? そこには、町村は全く存在せず、無いものとしての考え方である。 あるのは、30万以上の市であり政令指定市である。 つまり、最初から、基礎自治体とは政令指定市を想定していることである。 経済成長も無限ではなく、ある一定の成長したのであることから、今後は、高齢者を活用した地域対策を充実した行財政運営を心掛ける必要性を述べておりました。 5年以内の法案化にはいくつかの関門があるものの、私達は、ある日突然、国会で法案が成立してしまったなどと言うことのないようしっかりと訴えて行かなければならないと強く感じている。 そんな講演会であった。