ノンセクション, 道路交通, 雑感 できることしか書かない 2012年11月25日(日曜日) 爽風雲 政権公約が次第に明らかになりつつある。 どうやら、マニフエストの影響が大きかったのか、かなり各党とも慎重な言い回しになっているようにも思えるが、それでも本当にそんなことができるのかな?とも思える内容がないわけではない。 たとえば、憲法改正をする、自衛隊を「国防軍」として軍隊を持つようにする、などそう簡単にできるのかなと思えるようなことが公表されると、途端に3年前と攻守所を変えて、批判合戦になる、これはどこかで聞いた内容だなーと思いだしてみると、政権交代となった前回の総選挙の時の批判に類似している。 ところで、そうした批判もあながち的外れではないようにも感じられる、つまり、憲法改正のためには衆参で確か3分の2以上の賛成がなければできないはずであるのに、それを公約に入れるとすれば現行の所属議員数からすれば到底できないことになる、次の総選挙、さらには来年夏の参議院選挙での結果が出なければできないわけで、そんなに簡単に憲法改正が実現するとは思えないように感じる。 確かに、現行憲法は戦後自主憲法として制定された国民主権の格調の高い憲法ではあるが、歴史を経て現代の国民生活や諸外国との憲法などと比較しても議論すべき事項もあると、憲法議論になっていることもある。 それはそれとして、慎重に国民世論も参酌しながら、検討すべきことであるものと思うが、いかにも直ちに改正するかのような表現にはいささか性急しすぎはしないのかなという感じがしないでもない。 そうした反論に、マニフエストの間違いを正しもしないでそんなことを言われる筋合いはない、とか、あるいは、条件を整えての改正であるとする、言われてみれば当然の反論をする、ならば、但し書きがついての改正である旨の公表するような表現をする必要があるようにも思えるがいかがなものであろうか? そんなことを言うのは変なのかな? いずれ、これからこうした「公約」が明らかになってくることでしょうし、我々地方にとっては「地方」をあらゆる面でどう考えているのか、どう公約に反映しているのかを注意深く関心を持って注視していかなければならないと考えている。 昨日から雪になってきた。防雪柵の設置も急いでいるし、成瀬の清流も、ひときわ澄んで流れている。
政策, 雑感 初冬の風景 2012年11月24日(土曜日) 爽風雲 3連休の二日目、外は寒々とした風景である。 東の山々は霞たちその合間から雪景色が望まれる、西の山はまだ雪景色とまではいかないが、すっかり葉を落とした木々が望まれる。 家の周辺は、渋柿がたわわについているし、お隣の針葉樹は黄色のままである。 集落ではもうしっかりと冬囲いも終わり、冬に備えての準備が万端整った。 そんな静かな山村のたたずまいの中で、世の中は年末選挙に向けて熱い戦いが始まっている。 遊説に走り回っている方々の服装もすっかり冬構えである。 公示まであと10日となり、各党の選挙公約や、党としての考え方が次々と発表されている中で、釈然としないものがたくさんある。 そんな中で前回の総選挙以降必ず取り上げられ、報道されていた「マニフェスト」の表現が極端に少なくなっているように感じられる。 これはどうしたことなのだろうか? われわれ地方選挙でも「マニフエスト」を掲げないと政治ではないといった極端な考え方であったようにも感じていたのであるが、それがどうも最近特に、政権党によるマニフエストが絵に描いた餅みたいにとらえられ、嘘の公約みたいになってしまい、影をひそめつつあるようである。 そんなこともあってか、各党が慎重になっているのかどうなのかさっぱり姿が見えてこない。 ところが、その理由の一つに、多くの政党が今回の選挙に参戦するようであり、今なお解党、結党、合流とにぎやかである、その過程で結党の理念も変わったり、合流のためには「小異を捨てて大同につく」よろしく、変更を余儀なくされていくのも事実なのでしょうか?そんなこともあって、しっかりした公約、マニフエストが示されないのかもしれませんが、それではいかにも「野合」と言われてもしようがないような気もします。 そんな状況下にあって、我々にもいろいろなお誘いがありますし、それに対してどう対応するかここは思案のしどころです。 少なくとも、村の発展を考えた施策実現に向けた国政との対応をするためには、どのような政権を選ぶか、その考えはどうなのか、間違った選択をしないように心してかからなければなりません。 選挙制度にしても然り、小選挙区制度は二大政党の安定した政治制度と言われていたにも関わらず、現実は全く逆であったではないですか。 やはり、中選挙区制度をもう一度考えた方が良いのではないか? 少なくとも、現実の制度は、大都市優先の制度であるように思えてならないし、今回の選挙も、都市型政党か農山村とりわけ政治の原点を地方重視の政策を十分に考える政党であるかどうかを十分に参考にするべきであると考えている。 そんな思いで初冬の風景を見ています。
健康、医療, 地域興し, 林業・林政, 農政, 農業, 雑感 三つの大会に参加 2012年11月23日(金曜日) 爽風雲 昨日で今年の大きな全国大会は終わった。 朝から、簡易水道の全国大会に出て、続いて山村振興の大会に出席した。 会長は解散でその対応に忙しく、会長代行が代理した。 今回は、二人の町村長から意見発表があり、とても参考になった。 長野県泰阜村の村長からは、もともと、在宅介護を中心に村政を進めており、あまりご自身も農業をなさってはいるが、農林業の話題になっている耕作放棄地や、限界集落については、元もと開墾してできた農地であり、元に戻るのであるからやむを得ないとする考えであり、限界集落であっても、もともとなかった集落であることから、2ないし3集落はなくなるかもしれないが、これまたやむを得ないとの考えをしっかりと持っておられた。 そんな村政運営の中で、ガソリンスタンドが廃止されることになり、交付金を活用し、村とJAOBが出資し、JAのOBが社長になり会社運営をしたりバスの運行中するなどのほか、村が建設した高齢者協同企業組合が高齢者共同住宅の運営、小中学生の山村留学、ジジ王国としての農家レストラン、農家民宿、特別養護老人ホームの運営などこれらは、全てIターンが中心になって運営されているとのこと、驚きである。 しかも、村がダメというのはもともとの住民である原住民であると仰っていた。 これらを支えているのは、やっぱり『人』、今、高齢者集落を支えているのは、「緑のふるさと協力隊」、農業自立の経営を目指し取り組むのは、地域おこし協力隊、村の情報発信に取り組むのも、地域おこし協力隊の5名であるそうです。 補助金から、補助人へ、やっぱり『人』に行き着くようでした。 そうですよねー。 そうなんですよ、でもなかなか実現するには難しい面がある。 着実に進んでいるとは思っているのですが、がんばらなくちゃ! このあと、岐阜県白川町の町長から、上流は下流を思い、下流は上流に感謝する「日本の宝水源の里」とする考え方にも、大いに賛同できるものがあった。 これからの地域づくりの理念には、こうした考え方がしっかりと必要であると感じている。 参考になる、事例報告であった。 このあと、国保制度改善強化全国大会が開かれ解散のあおりを受け国会議員の参加が少なく、更に会館にもおらない、寂しいような大会であった。 しかたがないか。 昨日は歩いたな!15000歩も舗装道路を歩くとすっかり疲れてしまう。 体力に応える。 土の上であったり、芝生ではそんなに感じないが!
健康、医療, 政策, 行政サービス 野田総理も出席して全国町村長大会 2012年11月22日(木曜日) 爽風雲 全国の931町村長が出席しての全国町村長大会がNHKホールで開催された。 大会では、当面する町村の諸課題に対する決議がなされた。 特に、TPPに加盟意向の政府方針に対し絶対反対の決議、道州制の推進にはその方向が示されず、なぜ今市町村合併につながるであろうその制度を検討しているのか反対の決議をした。 更に、地方財政制度の堅持と、削減された地方交付税の復活決議などを 強く求めた。 また、地方公務員制度改革としての退職手当減額についても強要しないことなど8項目の決議をした。 大会には、野田総理も出席して挨拶を述べてくださいました。 昨日未明にASEANから帰国したばかりなのに、疲れも見せず、ノー原稿で気迫溢れる挨拶をしてくれた。 さすがに、鍛え抜かれた話術であり、内容もしっかりとされており、我々の要望にも鋭く反論されておりました。 会場からも、賛同の声がかかるくらいのあいさつであった。 また、我々町村の応援団の一人として、フリーアナウンサーの青山さんから全国を調査した結果から、日本は地方の町村の発展なくして将来はないという視点から、実際に町村を訪れて聞き、話して得た経験からの応援団としての意見を述べてくれました。 元気のでる話であった。 終わってから、北東北3県の合同研修として、桜井よしこさんの講演会があった。
成瀬ダム, 政策, 日美連合 いろんな方々と交流 2012年11月21日(水曜日) 爽風雲 一昨日の夜は、日本で最も美しい村連合で発行したガイドブックの出版記念パーティーが開かれた。 会場はカナダ大使館であった。 記念式典ではローリー・ピーターズ参事官が挨拶してくれたほか、今回わざわざカナダのケベック州政府代表も来訪してくださった。 また、ケベック州の最も美しい村協会からケベック州の美しい村の紹介もあった。 式典の最後に、ガイドブック発行に当たっての経過が杉一浩編集委員長から紹介されたが、校正段階で、これは相当うるさいといってはなんですが、厳しい編集者がいるな!と感じていたが、やはりそうであった。 編集を担当した方々は、5人であったよう ですが、特に写真は何回も何回もダメだしをされ、そのたびに現地に赴き撮影の取り直しをしてくださったようです。 それだけに、刊行したガイドブックは素晴らしい出来栄えで、村に訪問された方々に私たちもお土産にとても記念になると思っている。 この連合に参加、協賛してくださっている、伊那食品工業さんの塚越会長は500部も購入されているとのこと。 このあと、パーティーに移ったところ、事務局からいろんな方々を紹介されたが、特に、共同通信の記者お二人を紹介していただいた。 ところが、そのお一人が、学力のことで村を取材に見えられた方で、こられることは知っていたが、ご挨拶もしなかったわけで、突然その話をお聞きし、びっくりするやら、うれしいやら、その記事が全国に配信され、大変な関心を呼んだことは、私も四国に出張した時に現地の新聞を読んで知った。 その記者が村出身であること、お父さんが校長先生であることも知った。 とても嬉しかった。 ますますのご活躍を期待している。 このほか、一度ばかりでなく何回も村を訪れてくれている方や、何回も来ていただいて、すっかり知己を頂いてある方々もおり、充実した一時でした。 昨日は、砂防事業の大会、国会議員要望活動などの後、東北ダム連絡協議会と国交省との意見交換会と結構忙しく行動した。 交換会は、これまでも必ず出るようにしている。 今回も、国会がこのような状況下である中で、大変良い意見交換であった。