カテゴリー別アーカイブ: 産業

米の出荷始まる

今年産米の集荷が始まった。 JAこまちの東成瀬支店の倉庫に、次々に運び込まれた米は約1500袋、手倉、入道、下田などからの米で、28日から本格的な検査を受けて、今年の米の評価が行われる。 大いに気になるところである。 すでにJAでの買い入れ価格は発表されているが、昨年よりも1,500円ぐらい低いとのことで、農家もがっかりしている。 今後の動向も気になるところです。 加えて、国においては、TPP問題が大きな山場を迎え、更には農地の中間管理機構などの設立が政策として具体的に検討されているものの、我々市町村にはそうした具体的な方向付けや、財政問題、役割などが何ら示されおらないと理解しており、メデイアを通じての理解だけではどうも腑に落ちないところがある。 このように、政策が市町村の理解がないままに進んでいることに、一体どうなっているのか理解に苦しむところである。 国による、政策立案が農村、特に中山間地や農山村の実態を理解しての政策なのかどうなのかこれまでもさんざん猫の目行政に振り回されてきたのに、またかと思わざるを得ない不信感でいっぱいである。

二つの総会

成瀬ダム事業振興協議会と東成瀬村商工会の総会が開かれた。 毎年この時期に開催されておるもので、成瀬ダム事業振興協議会はダムの水源地の村としてその完成に向けて、地元としてあらゆる面での協力をしながら、その目的達成のために結成された団体で、これまでもダム事業応援団体としても各種の活動を展開してきたところである。 ところが、前政権でのダム事業凍結により成瀬ダムも事業見直しの対象となり約3年間、各種の調査事業など見直し作業によって、完全に3年ぐらいは遅れたようであるが、やっと現政権になって事業継続が決定され、予算も約35億円ぐらいが計上される見込みで、こうした団体も少しは運動に明るさが見えたように感じているのではないだろうか。 具体的な事業内容は明らかにされてはいないが、本体着工に向けた事業の調査事業が中心になるようであり、同時に準備工事に向けた作業用工事などが具体化していくものと考えられるようである。 本体着工が遅れた分、それに向けた調査事業は慎重にならざるを得ないだろうし、かなりの調査事業が必要でもあるようで、時間もかかるのではないかと思う。 調査が順調に進み、工事が具体化していくことを願っている。 つづいて開催された商工会の総会は、この春に設立50周年を迎え、次の50年に向けて意欲的に取り組んでいく総会となった。 提案型事業や地域活性化に向けた計画も示され、さらには新たな取り組みも企画され村政にとってもその事業推進には積極的な支援の必要性を感じた総会となった。

産業祭二日目

昨日の好天から曇り空から雨になってしまった産業祭二日目、この日は優秀な農産物を生産した農家などの表彰式を行った。 出品点数417点を審査し、その講評が秋田県雄勝地域振興局農林部普及センターの課長から丁寧な審査結果が行われた。 厳しい高温と水不足が懸念された夏を、技術と優れた管理により見事に乗り切り手塩にかけた農産物がで生産できたことに対し、賞賛の声がありました。 受賞された方々は、どなたもその地域での農業の中心的存在であり指導者であることがわかりますし、結構年齢が行っておられますが、まだまだ元気であり何時までも現役を貫かれ後輩のご指導をいただきたいと思う次第である。 何よりも、もてる技術を惜しみなく後輩に伝えていくことはとても大事なことであり、我々がどんなお手伝いができるのか難しいけれども検討することができないだろうか? これは、農業ばかりでなく、林業であっても同じで、あらゆる職種でも言えることでもあるでしょう。 表彰式の後は、恒例のもちまき、即売会、抽選会、森林組合の苗木プレゼント、魚介類の即売と盛りだくさんのイベントが組まれ、そうしたせいか、二日目のお客さんはこれまでより多かったという声があちこちから聞こえてきました。 受賞された皆さんおめでとうございました。

最高の出品でにぎわう

  今年が45回目になる平成24年度東成瀬村産業祭が好天の中で、村民体育館を主会場にして多くの農産物や農産加工食品、民芸品などの出品で大いににぎわった。 今年からは、玄米の部も設けられどれだけ出品されるか気にしていたが、結構出品していただきうれしかった。 素人目の私にはその出来具合は判断はできなかったが、農家の方々にはよくわかるようで、いろいろと参考になったようでした。 この夏の猛暑は農作物にどのような影響を与えたか大変心配していたが、これだけ多くの出品があるということは、農家の方がたの技術と努力によって克服したものと思われうれしい限りである。 また試験的に栽培している、育苗センターなどでの葉物野菜も紹介されていたが、やわらかくおいしかったし、大いに期待されるのではないだろうか。 今年からは、日本で最も美しいい村連合主催の写真コンクール作品のすべてが会場に展示され、その素晴らしい作品は写真フアンにとっては全国レベルの作品であり、一見に値するものであると感じた。 また、村内の観光写真なども飾られていたし、小学生の習字なども協力していただいておるようであった。 3・11大震災の被災地である、岩手県大槌町の被災者のお菓子なども売られていたし、宮城県名取市閖上地区の海産物の即売会も人気を博し、昨年に引き続き大賑わいであった。 この出店のきっかけつくりになった名取市のO県議会議員さんからは、ふるさと納税としてご協力をいただきました。ありがとうございました。 東成瀬中学校には、閖上中学校の野球部とバスケットボール部が一泊二日で来校し、親善試合を行っていました。 いろいろな工夫を凝らして、内容の豊かな産業祭となりつつあるようで関係者の皆さんに心から感謝申し上げたい。 また、防災センターでは、自主防災組織結成に向けての防災講習が部落長、自治会長さん方を対象に開かれましたし、村独自の防災支援員2名を委嘱し、これから具体的に自主防災組織立ち上げに向けてご協力をいただくことにしました。 恒例の健康相談も行われ、私も骨密度測定を行ったもらったところ、十分な密度であるとの判定で少しその分では自信を持ってもよいのかな。

9月議会終了

4日に開会した村議会は、途中決算審査などをはさみ昨日14日まで開かれ、提案したすべての議案を可決承認していただき閉会した。 この議会は、昨年度の決算を審議していただき、認定していただく大変大事な議会であった。 それだけに、すべての議案を承認・可決していただくと、正直ほっとする。 この後は、計画している事業などを計画的に進め、降雪前には多くの事業の目鼻をつけることができるよう担当者ともども努力しなければならない。 今議会でも、いろいろと反省点もあり、ご指摘事項については真摯に受け止めて、改善を図っていかなければ成らないと考えている。 閉会の挨拶では、温泉施設の源泉ポンプが故障しその対応策、応急対策などを検討してきたところでしたが、抜本的な対策、つまり別の源泉確保が必要ではないかとの方向で検討させていただきたいことを申し上げたところでした。 温泉掘削以降ほぼ20年も経過し、かなり老朽化していたこともありこれまで何とか持ちこたえてきたところでしたが、今回のポンプ故障はもはやどうにもならないような状況であることが、専門家からなの意見として出されており、やむをえ得ないのではないかと思っているところである。 つぎに、ブナ枯れ対策については、虫がついたことによるものと、ブナの木の植生から来る自然的な葉の枯れではないかとの見方があり、これは、ブナ自身が、生命維持のためのため、葉を落とす植生ではないか、紅葉もそうであるように、その見方が強いようでもある。 もう1点は、村内に企業立地を予定している企業が、村内企業として地元会社設立に向けて検討していることと、創業は来年5月から6月ころになる予定であることを予定していることを申し上げた。