カテゴリー別アーカイブ: 防災・消防

昇華現象かな?

(今朝の仙人郷)

冷え込みが少し和らいだが、今朝の天気は青空ものぞきながらも雲も多い天空。

地表の雪面は昇華現象の一つでしょうか霧状の気体が漂い、おそらく山の樹木には霧氷かつき、更に高木は樹氷になっているのでは内だろうか。

雪国の朝は身が引き締まる。

今週は雪が降ったりやんだりの天気予報、少し落ち着いてくれれば良いが、村の方々には雪下ろしなど除雪対策に万全を期し、事故のないように注意を喚起をしているところです。

雪害警戒部設置

(積雪深度を測っています、13日現在112cm)

 

 

(写真コンクールの審査)

雪が少なく過ごしやすい冬であったのですが、10日から降り出した雪は連続して3日間で降雪量が86cmとなり、この後もここ数年にないくらいの寒気団が張り出す予報で、十分な警戒が必要なことから、今日午前10時に雪害警戒部(部長:副村長)を設置し、村内の関係機関、村の方々に注意していただくこととしました。

暦では1月5日に小寒に入ったばかり、厳しさはこれからです。油断することなく除雪や排雪、雪下ろし、車の運転、歩行など日々の生活に注意してほしいと思います。

今日は、4回目になる「東成瀬村写真コンクール」の審査会が開かれた。4名の審査委員によって応募点数103点から景観部門(71点)、生活部門(32点)の審査が行われ、最優秀賞各1点、優秀賞各2点、入選各3点の計12点が選ばれた。

素晴らしい作品ばかりで審査員も悩んでおられたようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

消防団出初め式

(消防団の分列行進、整列、安全を守る女性の会、式辞)

昨日は午後2時から東成瀬村消防団の出初め式が行われた。来賓として知事代理の三浦雄勝地域振興局長をはじめ多数の来賓にご出席いただいた。

新年早々の恒例行事であり、きびきびした消防団の分列行進で始まるこの出初めは心身ともに身が引き締まる思いである。

昨年は我が村は無火災で過ごすことができ何よりであった。そうしたことを、村の中でも、指導者がそろっている消防団員が一同にそろっているこの出初め式での式辞では村政全般にわたっての事業や今後の方針などを示す絶好の機会であるととらえてきたところです。

ところが、出初め式を終わって例年三つの分団にお邪魔しての祝賀会に出席して懇親を深めるのですが、今回は大変な不評をかってしまった。

つまり、式辞が長すぎて参ったというのである。確かに私自身もこれはちょっと長いなとは感じたのですが、折角の機会でありあれもこれもと紹介したところついつい長くなってしまった。これがいけなかったようで、反省しきりである。

なかには、そんなこともやっているのかと思って、いいという団員もおるのですが、全体的には「不評」ということになるようだ。

式辞挨拶は「短く」が鉄則であるようだ。実際自分が聞いていてもそうであるから、心してかからなければならないと新年早々から反省しきりである。

消防団の幹部会では、火災報知器が正常に作動していないケースが見られることから、地域の防災組織と一緒に年末には点検に家庭訪問をするなど積極的に活動してもらっているし、安全を守る女性の会の活動もまた積極的であり、無火災もこうした地域に根ざした運動の成果でもあろうと感じている。

今回はそうした団体も表彰させていただいた。皆さんに感謝申し上げたい。

 

この時期に雪崩れ!

(雪崩れの模様)
雪崩れには表層雪崩と全層雪崩がある。 その雪崩は、一般的には2月3月に発生するのが多いと思っていたが、今年は例外なようである。 先日の大雪で一気に降り積もった雪とそのあとの雨降り続きで積雪を通して山肌まで達したことにより雪崩れの発生しやすい状況になっていたようだ。 先日も先輩方と一杯やっていたら何とはなしに、今年は何となく変だぞ、あちこちの平(急斜面)がほとんど、ひら(雪崩がすった(滑った)と言っていた。 確かにそうであったものの、この時期山に入る用事もないので気に止めていなかった。 ところが、それぞれの集落では用水路の水量を確保するために定期的に見回り、手入れをしなければならず担当を決めて手入れをしている。 先日21日も大柳地区の水路見回りでまさかのなだれ事故が発生し知り合いの方が なだれに巻き込まれ亡くなっててしまという痛ましい事故が発生してしまった。 地域の信望も厚くリーダーであったかたで返す返すも残念でならない。 油断したのかもしれませんが、こうした異常気象は常にあることを自覚しなければならないことにもなります。 心からお悔やみを申し上げます。

冬の動脈

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雪の時期になると、普段なんとなく活用している水路のありがたみが痛切に感じることになる。

この先週は、天気予報どうりかなりの大雪に見舞われた。

日曜日は村のあちこちで、雪下ろしに精を出した家庭が多かった。

家族総出の家庭もあり、屋根に上がるとあちこちで辺りほとりを見回しながらの作業で、下の方では下ろした雪を流雪水路に流し込む作業を手伝う子供たちもおった。

この水路が、集落にとっては冬における大切な雪対策の一つになっている。

村でも、この水路を整備すべく計画的に進めているが、限られた水源からの導水であり、一旦成瀬川に落としてしまうと集落での活用は難しく、それを何とか循環させるとか、あるいは一定の貯留をして再利用できないかとあれこれ思案を巡らしたり、コンサルに協力要請をしてはみたものの、なかなかまだ妙案が見つからない。

実際、発電用ダムなどでは大規模なダムを築造して、ポンプアップして水の再利用することによる発電をしているところもあることから、検討の余地はあるような気がしている。

しかし、単に流雪のための水を貯留してまでは実績がないし、流れた水と雪が溜まってしまい再利用は難しいのかなとも思う。

でも何とか別の水の活用法はあるのでないだろうか?

その点、我が村の主要な集落には基幹的な農業用水路があり、冬季の雪対策として大きな役割を果たしている。

しかし、それとても水が無限ではなく効果的な活用法は検討していかなければならないのではないだろうかと考えている。

この水路への投入も時間制を敷くとかいろんな対策の必要性は最近特に感じているところであり、集落の方々の理解と協力が絶対に大事なことである。

仲良く協力し合って、この冬も乗り切りたいものです。