カテゴリー別アーカイブ: 農業

大きな評価の産業祭

47回目を数える東成瀬村産業祭が好天の中で開催され多くの参観者でにぎわった。 今年からは会期を一日短くしての開催であったが、もしかしてこの計画に苦情もあるのではと思っていたが、会場をくまなく回って村の方々とお話をしてみたが全くそういった苦情もなく、みんな楽しそうに、語り合い、出品物を見、健康展にも立ち寄って気軽に検査を受け、食育研究会での試食、成瀬ダム展示コーナー、雪下ろし作業事故防止展、ペレットストーブ展示、餅まき、抽選会、心相談コーナーなど多様な企画に次々に立ち寄りにぎわっていた。 出品物の合計は416点で例年とほぼ同じでしたが、数年前は300点台であったのがこの数字になっていることは驚きでもある。 特に穀物類が多く出品されているのが特徴であり、地域ごとにも関心のある地域とそうでない地域が大きく分かれてしまっているところに課題があるようにも思った。 農作物の栽培はどこの地域でもたくさん作っておりその栽培技術は高く、関係者の方々の努力によって出品はできることと思われるので、今後そうした呼びかけを督励していただきたいと思う。 審査好評では、そうした出品物の特徴、村の特徴にも触れていただきながら、村の方々の農業に対する意欲を高く評価するものであったし、JA組合長さんからもミニ種苗交換会に匹敵するくらいの出品であることに驚きの声のあいさつがあった。 こうした地域特性を出した農業は今後も積極的に推進していく必要性を強く感じた産業祭でもあった。 関係者の皆さんに心からお礼を申し上げたい。

山村振興連盟理事会

11月の総会に向けて、提出議案の最終確認のための理事会がひらかれた。 会長の中谷元会長、自民党山村振興特別委員会会長、金子議員、吉野議員などが出席されて朝の早い時間から時限立法である山村振興法が来年3月に期限切れとなることから、その継続に積極的に自民党の特別委員会としてものりだし活発な議論をしたとのことであった。 しかし、連盟から提出議案に、我々が今一番の関心事である、地方創生の文言が全くないことに不満が続出、そういった文言をしっかり記述することで原案可決された。 肝心の文言がないのに、原案可決もないだろうが、副会長会議、議長である副会長に一任ということになった。 こうしたことはこれまでもあり、私が秋田県て提案した、ラジオ難聴地域解消対策でも、あったことからいいだろうと感じた。 農水省、国土交通省、総務省、などから担当課長が出席していたが、地方創生についての具体的な提案もなく、我々としては極めて物足りないものであった。 逆ににこんなものかな?とも思えてくるのは残念。 総会の前には、総決起大会にすることだけは確認しあった。 ひと、まち、しごとはいいが何をやるのか、やはり自分達が考えなければならないのだろう! 今回の理事会は、そうした地方の声が積極的に提案され極めて活発であった。 このあと、私はダム事務所の件で国会議員会館にお邪魔し来月要望する内容についても説明してきた。 雨もふり寒くなって来て、いよいよ秋深しの感じの永田町、霞が関でした。

台湾の農業視察

image image image image image image image image image image image 午前中は、台中の傑農合作農場(農家142戸が参加している農業経営体)で、農協とは是々非々の立場で主に、輸出を促進する団体であり、施設の整備は、国から約1/3の補助と農家の出資、借り入れは農協ではなく、市中銀行からの資金で整備し、運営している。 今後もこの方向でいく。 輸出は伸びている。 作物は果樹(マンゴー、ブドウ、梨)で、農家所得の向上のために設立され、順調であり、代表は秋田には7回以上も来ておられ、竿燈も経験されているとのこと。 日本向けの検査検疫は厳重で安心して買い、食べることが出来る事が確認できたし、その設立趣旨についても、何か複雑な思いがした。 午後からは、高雄市に移動し、高雄農業改良場を視察。 ここは、日本の農業試験場と考えられる施設で、丁寧な説明と具体的な施設の研究成果、目的などを研修させていただいた。 印象的なことは、「農業栽培技術の差先端の研究成果をいち早く、農民に、安全で健康な農作物栽培技術を提供し指導する役割」と断言していることであった。 また、日本人が好んでいる、枝豆の40%は台湾から日本に輸出されていることには参加者も一様に驚いていた。 今回の研修は、台湾の日本に対する考え方、国民意識の友好的で好意的であることに深い感銘を覚えた研修であり、とても意義のある交流研修であった。

中央有識者懇談会

image 毎年行っている町村会の今年の講師は、農水省大臣官房審議官の桜庭氏でこれまでも数回お話しを聞く機会のあったかたで、今回もまた数年前よりもかなり具体的で突っ込んだ内容のお話しを聞くことができた。 農水省の中枢におられながら具体的な踏み込んだ内容で約一時間の講演は示唆に富んだものでして、あっという間の時間であった。 演題は「6次産業化とバリューチェーン」で横文字で始まると同時に調べてみた。 何だか難しそうだなーと思っていたら実に分かりやすく、関心の深いことも多くあり、これからも参考になりそうであった 。 農政改革は二次、三次産業との連携を視点とすべきである。 食と健康、医療、口腔歯科、栄養、介護食、など農産物との深い関連性を指摘されていた。 また、観光と農業は大きく化ける可能性があること、食品業界との連携の重要性にも具体的な提案を頂いた。 早速、会長から具体的な行動が事務局に指示があり行動する町村会となった。 そのあとの意見交換会も活発であった。 各省庁要望会でも弾みがつくのではないかと感じた。  

4番目のミニライスセンター

村の中では最も耕作面積の多い地区である田子内に「仙人アグリード」の農業法人が立ち上がり、すでに今年の春から活動を開始し、春の水田作業に取り組んでいる。 ある意味では満を持しての登場と言ったところでありましょうか、すでに農業後継者の確保を目標にしつつ、農地の受委託など積極的に取り組んでおり、すでに先発の3カ所の農業法人とともに、村の農業の方向性を示す重要な天気になりつつあると思っているし、今後の積極的な事業展開に期待したいと思っている。 このミニライスセンターの建設は、今後いろんな意味での事業展開の考えられる地域でもあり、集中的にこの地域での事業展開によって、ある意味では先駆的な方向にもなるようにしたいものである。 あらゆる制度を活用しつつ、産業振興、観光、物産、雪の利用、活用も検討していく必要があるように感じられる。 そうした観点からすると、この施設の重要性は増してくるものと考えられる。 安全な工事を願って地鎮祭を行ったところでした。