カテゴリー別アーカイブ: 政策

豪雪会議は具体的に

(昨日の村内巡回の写真) (この3枚の写真は今朝の東成瀬村の写真で、青空と雪に埋もれた保育園と東成瀬小学校、役場前で、つかの間の青空でしょうか?) 豪雪対策本部を設置した翌日の昨日、関係者およそ50名の参集をいただき、48年の豪雪以来の猛烈な雪に対処するための具体的な相談をして、この対策にあたることにした。 それぞれの機関からの注意事項の説明と取組、注意すべき事項の具体的な対策を話し合い、それを実行に移していくことと確認が今回の会議の趣旨であり、道路交通では児童生徒の通学路安全確保のための対応策として、除雪のみならず排雪の徹底、公共施設特に児童施設や小中学校の排雪は緊急を要すること、さらに村道であっても一部は雪寄せのための場所確保対策として通行止めの必要性もありうることも話し合われた。 こうしたことから、雪捨て場所の確保が最も急を要することでもあり、早速その対応策をとったところでした。 火災予防、道路交通、ストーブやボイラーの取扱いと、安全対策、雪下ろし事故防止対策、パトロールの強化と声掛け運動の充実、安否確認など広範な範囲からの対策を確認し合った。 また、地域によっては水路の水つまり対策としては地域ごとの協力が最も大事であり、周囲や上下流の状況を確認し合って雪を投入するなど気配りもも求められることも確認していただいた。 こうしたことによって、地域が協力し合ってこの豪雪を乗り切りたいと思う。 このための関連予算を審議する議会の開催も求められることになりそうであるし、十分な予算を確保し、皆さんから安心していただけるようしっかりと配慮したいと考えているし、対応したい。

荒れ模様の年末

天気予報通り年末は大雪の様相を呈してきた。 今朝の除雪にはてこずった。 玄関の向きにもよるが、玄関が東に面しているので風の強い日には玄関の引き戸が吹き溜まりになって開け閉めに苦労する。 従って朝一番の作業がその戸の開け方で始まるのであるが、雪に押されてなかなか開けられない、じっくりと少しずつやらないとあいた時に一気に雪が中に入り込んでくるので慎重にする。 約60cmは降ったであろう雪が目の前にある、私の除雪時間は村道除雪車の来る前の5時30分ぐらい前にははじめないといけない。 近所の人たちもその時間帯が多いが、人によっては、その除雪車が終了した後におもむろにゆっくりとする家もあればバラバラではあるが、出勤をする人たちの家庭は大体5時前後からの作業であるので、まだまだ暗い。 やはり30cmを超えると相当の覚悟でじっくりとやることになる。ゆっくり2時間はかかるがいい運動だなどと言っているのは今の内。 もう疲れ気味である。 これが毎日となると、しかも高齢家庭では大変である。 自分を含めて、効率的に時間をかけないで除雪できる施設整備、流雪対策、そのための水利用などをどう効率的に使うか利用するかを具体的に検討したいものである。

発展に向かって

地域の発展のための事業にはいろいろな手法があると考えている。 今年も取り組んできた農業振興のための集落営農と法人化、その事業展開としての施設整備であるミニライスセンターが岩井川と手倉に完成し、もうすでに今年の作業を終えたところである。 この状況を見て、新たに農家では作業委託を含めて委託したいとする農家が増加しているようである。 今後の村の農業施策の展開として、国の動向などを見ても一定の方向としてある意味で示唆を与えているように感じている。 新たな温泉施設もボウリング工事が見事に新たな温泉源泉に当たり、しかも分析した研究所でも、久しぶりの温泉らしい温泉を掘り当てたといった言葉を残すくらいのアルカリ性単純硫黄温泉(ph値9・8、毎分350ℓ、温度46・4℃)で、群馬県四万温泉、箱根湯本温泉、大分由布院温泉、飯坂温泉、長野野沢温泉、道後温泉、など全国的にも著名な名湯に匹敵する位の温泉であるようだ。これくらいの温泉は全国的にはベスト10に位置するくらいの温泉であるようで、これはすごいことであると思っている。 一方、須川温泉の栗駒山荘は、酸性の強い温泉として、全国レベルでもベスト3に値する温泉を持つことになった。 スキー場では休んでいた第4リフトを整備し、営業を再開することとした。人気のあるボーダー愛好者を中心に、滑走距離の長いこのコースの入込も期待している。攻めのスキー場としたいと考えている。 栗駒山荘も浴場を中心に第一期の改修が終わり、来春には2期工事を終えて文字通りリニューアルオープンしたい。 これによって、農業施策、雇用、物産、スポーツ振興、交流人口の拡大など村の振興対策としての一定の方向を示すことができつつあると考えている。 今後これらの施策をこれからの畜産振興、みちの駅構想などと合わせてどのようにリンクさせていくか、具体的な構想を多くの方々のご指導をいただきながら進めていかなければならないだろうを感じている。 そのスタートラインとしての今回の竣工式であると考えているところである。 たくさんの方々のご理解で竣工式典ができ、お祝いできたことを感謝しているところです。

山村・過疎地の期待

日曜日、村の進むべき方向を政権与党に求めての要望する機会があった。 政権与党の幹事長は絶大な権限がある時期があったし、現在もそれは間違いなくあるものと感じている。 従って小さいながら地方自治を預かるものとしては、そうした機会は大事にしなければならないと思っている。 昨日の要望会では、中長期的に村の発展のためには、何としても物心両面からして「交通アクセスの整備充実の重要性」があると考えていた。 この際多くの課題がある中で、思い切って「国道397号線の通年通行化の実現」に向けて積極的に要望活動をしていくべきではないかと考えでこの一点に絞り要望した。 今後この方向をしっかりと重点的にとらえて要望する機会としたいと思っている。 歴史的にも重要路線であったこの路線を、これまでも整備充実に求めてきたが今後しっかりと改めてその活動を展開したいと思っている。 県際交流、観光、経済活動など多くの発展要素のあるこの路線整備に集中していきたいと考えている。 その要望会の後、村で初めての集落営農農業法人「滝ノ沢フアーム」の収穫祭に出席した。 結成3年を終えたこの法人も、しっかりと組合員の協力で運営され、村の農業法人としての先達役を果たしつつあり、村内でも新たに二つの集落で設立され、林業法人も立ち上がるなどとともに、あらたに若い世代の法人も立ち上がった。 とき新たに、政府においても農業の抜本的な農業政策の転換期ととらえ、これまでの政策をしっかりと見直そうとする重要な時期に来ているとの観点から、予断なく反省と検証の上で、しっかりと新たな政策を提言しようとしていると理解している。 それは、これまでの農業政策の在り方を検証しつつ、文字どうり新たな農業政策、農家対策、を示そうとする新たな生みの苦しみに対応しようとしているものと理解している。 そんな時期に積極的な農業対策に取り組んでいる滝ノ沢フアームの活動は評価しても良いと考えている。 ある意味では誠に時代にマッチングしたものであるとも感じている。 もちろん課題もあると理解しているし、その課題解決にあたっては農業行政の基本としても支援協力しなければならないと考えている。 この法人の構成メンバーもしっかりとその趣旨を理解し参加していることが見えるし、これからもがんばってほしいと強く願いつつ、期待したい。 そんな思いがあって、疲れも出てきたがどこか充実感がある一日であった。

治水砂防大会と国会議員要望

image image image image image image 曇り空、ちょっと肌寒い感じの東京で1000名を超える参加者、国会議員さんがたも100名もおり、国交省からも大臣、副大臣、政務官、局長、技監など主要な役職の方々が出席してくれ、熱い大会となった。 政権が代わるとこうも変わるものかとその変化に驚いております。 それだけに、会場も久し振りに熱気のあるものであった。 多くの 被害をもたらす深層崩壊、台風被害、大雨、土石流などに対応するためには、危機感の共有が何よりも大事であるとする、奈良県知事の講演もあった。 この後、全国の協会の役員さんがたと、国交省に代表団の一員として要望活動をした。 打ち合わせ会場では、昭和32年建設の砂防会館の歴史ある役員室で、政治を動かした部屋などを案内していただいた。 この後、与党県選出国会議員さんがたと秋田県町村会の要望会を開催し、懸案事項を説明し、要望をした。 折から、米国のケネディ大使に信任状が天皇陛下に手渡される儀式があり、上空からも警備が厳しく行われていた。