発展に向かって

地域の発展のための事業にはいろいろな手法があると考えている。 今年も取り組んできた農業振興のための集落営農と法人化、その事業展開としての施設整備であるミニライスセンターが岩井川と手倉に完成し、もうすでに今年の作業を終えたところである。 この状況を見て、新たに農家では作業委託を含めて委託したいとする農家が増加しているようである。 今後の村の農業施策の展開として、国の動向などを見ても一定の方向としてある意味で示唆を与えているように感じている。 新たな温泉施設もボウリング工事が見事に新たな温泉源泉に当たり、しかも分析した研究所でも、久しぶりの温泉らしい温泉を掘り当てたといった言葉を残すくらいのアルカリ性単純硫黄温泉(ph値9・8、毎分350ℓ、温度46・4℃)で、群馬県四万温泉、箱根湯本温泉、大分由布院温泉、飯坂温泉、長野野沢温泉、道後温泉、など全国的にも著名な名湯に匹敵する位の温泉であるようだ。これくらいの温泉は全国的にはベスト10に位置するくらいの温泉であるようで、これはすごいことであると思っている。 一方、須川温泉の栗駒山荘は、酸性の強い温泉として、全国レベルでもベスト3に値する温泉を持つことになった。 スキー場では休んでいた第4リフトを整備し、営業を再開することとした。人気のあるボーダー愛好者を中心に、滑走距離の長いこのコースの入込も期待している。攻めのスキー場としたいと考えている。 栗駒山荘も浴場を中心に第一期の改修が終わり、来春には2期工事を終えて文字通りリニューアルオープンしたい。 これによって、農業施策、雇用、物産、スポーツ振興、交流人口の拡大など村の振興対策としての一定の方向を示すことができつつあると考えている。 今後これらの施策をこれからの畜産振興、みちの駅構想などと合わせてどのようにリンクさせていくか、具体的な構想を多くの方々のご指導をいただきながら進めていかなければならないだろうを感じている。 そのスタートラインとしての今回の竣工式であると考えているところである。 たくさんの方々のご理解で竣工式典ができ、お祝いできたことを感謝しているところです。