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山村振興連盟理事会

11月の総会に向けて、提出議案の最終確認のための理事会がひらかれた。 会長の中谷元会長、自民党山村振興特別委員会会長、金子議員、吉野議員などが出席されて朝の早い時間から時限立法である山村振興法が来年3月に期限切れとなることから、その継続に積極的に自民党の特別委員会としてものりだし活発な議論をしたとのことであった。 しかし、連盟から提出議案に、我々が今一番の関心事である、地方創生の文言が全くないことに不満が続出、そういった文言をしっかり記述することで原案可決された。 肝心の文言がないのに、原案可決もないだろうが、副会長会議、議長である副会長に一任ということになった。 こうしたことはこれまでもあり、私が秋田県て提案した、ラジオ難聴地域解消対策でも、あったことからいいだろうと感じた。 農水省、国土交通省、総務省、などから担当課長が出席していたが、地方創生についての具体的な提案もなく、我々としては極めて物足りないものであった。 逆ににこんなものかな?とも思えてくるのは残念。 総会の前には、総決起大会にすることだけは確認しあった。 ひと、まち、しごとはいいが何をやるのか、やはり自分達が考えなければならないのだろう! 今回の理事会は、そうした地方の声が積極的に提案され極めて活発であった。 このあと、私はダム事務所の件で国会議員会館にお邪魔し来月要望する内容についても説明してきた。 雨もふり寒くなって来て、いよいよ秋深しの感じの永田町、霞が関でした。

国文祭開会式

いろいろと心配された第29回国民文化祭が皇太子殿下をお迎えして、賑やかにしかも盛大にオープニングセレモニーが県立武道館で行われた。 武道館でのこうした、セレモニーは私は初めてであるが、音響効果も良く会場設定はよかった。全体的に凄く洗練された演出で、随所に秋田の特色をちりばめつつ、若い世代をふんだんに登場させ、バレーやダンス、一輪車による素晴らしい演技と踊りまでも登場し観客を驚かせていた。その演技に技術は高いものであったと感じた。 秋田の伝統芸能はほとんど網羅していましたし、新しい音楽、バレーが融和し、しかも嫌みもなくテンポよく、スピーディーな演出はあっという間の2時間30分でした。 大いなる秋田の吹奏楽と管弦楽に合唱は見事にコラボレーションし感動的でした。 総勢800名からなる大合唱たと演奏は圧巻であり、感動で思わず涙がにじむようでさえあった。 「発見・創造 ・もうひとつの秋田」のテーマにばっちりであったし、「新しい発見を求め文化を巡る旅にでかけよう」と本当にそんな気にさせるオープニングであった。 当然のことながら、写真撮影禁止で載せられないのが残念! テレビで放映されましょうし、DVDも出されると思うので是非ご覧になってください。 わが村の「昔しっこの祭典」は、県内110の企画では唯一であり、キラリと光るような気がするなー! 昨年のプレイベントの参加からしてもそんな感じがする。 我が村は、そうした文化面、教育面などでじわりじわりと小さいながらも着実に特徴付けれるような取り組みを基本にしていきたいものであるし、それが海外とも連携出来るように出来たら最高だなー! 近くデンバーからお客さんも来るし、交流再開を打診したらどうだろうか? そんなことを考え帰路についたところでした。

村と秋田大学の連携協定締結

  グローバル化時代を踏まえた人づくり、健康・医療に関すること、防災・減災に関することなどの目的達成について秋田大学と東成瀬村が連携して相互に協力しあい地域発展に協力することの協定を結ぶ締結式が行われた。 秋田大学としては東成瀬村が13番目となるようです。 すでに、グローバル夢ミーテングなどで留学生との交流を実施しておるほか、自殺予防対策でもご協力をいただいており、この協定締結により、計画的な協力関係が強固になることになります。 早速、10月31日にはメデカル・サイエンス・オープンカフエと題して、健康寿命の延伸のための生活実態の明確化、高齢者の生活向上のための調査などを実施することにしています。 この機会に大学からのご協力を多いにお願いし、交流を深めて参りたいと考えている。小・中学校にはこの夏交流したペルーからの留学生が、教師としての研修にも来ており、こうした交流は盛んになるものと期待しているし、積極的に学生交流があるものと考えられるし、提案していきたい。 この後の記念講演は作家の西木正明氏から約1時間、10月4日から始まる、国民文化祭にの意義や文化に対する考え方などを中心に、村が平成の合併を単独立村の道を選んだ選択に対する考え方を評価する話など広範にわたった講演をいただいた。 中学生から3人が質問をし、夢を叶えるためにはどうすればよいか、文化に対する考え方、目的を実現するためにはどうすればよいか、などの質問があった。 これに対し、「とにかく本を読め、漫画でも何でもよい」「ほじ」なくなること、つまり恥ずかしがることなく積極性を持てと理解した。さらには多くの人と会うこと、こうしたことによって物事は解決していく、徹底してやり通すことの大切さを述べておられたようでした。  

地域興しを視察

  県町村会の理事会を八峰町で開いた。 毎年1回、町村を順番に持ち回りで移動して開催している。 12町村の内で海も山もある八峰町は白神の登山口ではあるが、直接白神があるわけではなく、僅かに稜線がかかっているだけであることを知った。 しかし、それを十分に活用し、しっかりと白神のある町として活用している。 産業振興対策として、閉校した校舎を活用した陸地でのアワビ養殖を見事に成功させ、年間30万個以上のアワビ生産と出荷、さらにアワビ粥、燻製など付加価値をつけた製品開発に意欲的に取り組んでいた。 その会社も、「日本白神水産株式会社」となっている、この他、海水と白神乳酸菌、白神こだま酵母、などを主原料にした白神はっぽ「塩もろみ」、「白神の塩」などふんだんに活用した物産販売に生産、販売に意欲的に取り組んでいた。 漁港も県北の有力な漁港として振興発展し、豊富な魚貝類は今後に期待できるようでしたし、農産物は、梨、ブドウなども特産品として出荷されている。 ただ、猿の被害には大変苦慮しているようです。 この他、この理事会では、県に対する要望事項の取り組みを協議し、米価対策、機構農地集積協力金などについてと、人口減少対策・働く婦人対策と雇用・子育て環境の充実などについて、観光対策の充実などの3事項を要望する事にした。 アワビや23㎏もあるマグロの解体刺身、ノドグロの焼きもの、アンコウ汁、梨、ブドウなどおいしかった。

地方創生の具体策

改造内閣が発足して10日が経過した。 首相からそれぞれの大臣に具体的な方針が示され、これに基づき具体的な政策がこれから打ち出されてくることになる。 概算要求はすでに財務省に提出され、それぞれの省庁ではその予算獲得にこれから12月の予算案確定までに熾烈な戦いをすることになります。 我々がその予算要求実現に向けて要望のために上京し、各省庁に出向くと、決まって「我々はその事業の必要性は十分承知している」次に「問題は財務省が厳しいんですよ」とほとんどそうした受け答えである。 逆に、先生方に財務省の方をよろしく、となる。 そんな状況の中、地方創生が改造内閣の目玉ともなっているし、人口減少対策の解決のために地方を創生させなければならないと、強い決意のようでもある。 ところが、全く新しい役所のため、スタッフがどうなるか、どの程度の規模になるのか、役割分担はどうなるのか、省庁との調整はどうなるのか、いろいろその方向がみえてこないのが現実であるように感じる。 もちろんそこいらはしっかりと調整をして、具体的に仕事をするであろうし、大臣が重みのある大臣が就任したわけですし、首相もしっかりとその重責を担う方を選任したものでしょう。 少しづつ報道されてくるところを見ますと、これまでの地方創生とはひと味違った方向が示されるように感じられる。 つまり、各省庁の縄張り、画一的な事業の排除、地方が考え実践しようとする事業を重視した対策をとるなど、かなり思い切った対策になるように感じている。 しかし、これまでもそうしたことがあったのですが、だんだんにどこかでしっかりチエックが入り、終わってみるとおんなじような事業のオンパレードになったように思える。 今回はそうしたことがないように大いに期待したいものです。 それだけに我々地方もここはふんどしの締め処で、何が我々にとって求められるのか施策なのか、人口減少対策、雇用の創出、経済対策につながるのかをしっかりと考え申請するのかどうなのか、具体的にはわかりませんが、そうしたきっかけになるように研究し、対策を立てることが求められることになるものと思う。 おそらく、いろいろ提案すると、その事業は既存の施策がどこそこの省庁にあるとか、難しいとかとなるのではないかと懸念もされるが、勉強し、恐れずまずは提案していかなければならないだろうと考えている。 ここは知恵のだしどころ、思案のしどころでありましょう。 サー大変だぞという思いも強いがやるしかない。皆さんよろしく! 決算委員会も終了し、今週末は敬老会があり、議会も月曜日には休会になる見込みである。 事業も本格的な追い込みに入り、農作業も最盛期を迎えることになる。 米も今年は「やや良」とのことですが、一方ではJAの米価格は60キログラム8、500円と発表され昨年を3,500円下回る状況に農家にとっては厳しい価格になるようです。 子供たちが撒いたキバナコスモスも咲き誇り、行き交う人々に安らぎを与え、村の自然を楽しんでもらっています。 朝夕の雲、空とも村をしっかりと見ていてくれます。