地方創生の具体策

改造内閣が発足して10日が経過した。 首相からそれぞれの大臣に具体的な方針が示され、これに基づき具体的な政策がこれから打ち出されてくることになる。 概算要求はすでに財務省に提出され、それぞれの省庁ではその予算獲得にこれから12月の予算案確定までに熾烈な戦いをすることになります。 我々がその予算要求実現に向けて要望のために上京し、各省庁に出向くと、決まって「我々はその事業の必要性は十分承知している」次に「問題は財務省が厳しいんですよ」とほとんどそうした受け答えである。 逆に、先生方に財務省の方をよろしく、となる。 そんな状況の中、地方創生が改造内閣の目玉ともなっているし、人口減少対策の解決のために地方を創生させなければならないと、強い決意のようでもある。 ところが、全く新しい役所のため、スタッフがどうなるか、どの程度の規模になるのか、役割分担はどうなるのか、省庁との調整はどうなるのか、いろいろその方向がみえてこないのが現実であるように感じる。 もちろんそこいらはしっかりと調整をして、具体的に仕事をするであろうし、大臣が重みのある大臣が就任したわけですし、首相もしっかりとその重責を担う方を選任したものでしょう。 少しづつ報道されてくるところを見ますと、これまでの地方創生とはひと味違った方向が示されるように感じられる。 つまり、各省庁の縄張り、画一的な事業の排除、地方が考え実践しようとする事業を重視した対策をとるなど、かなり思い切った対策になるように感じている。 しかし、これまでもそうしたことがあったのですが、だんだんにどこかでしっかりチエックが入り、終わってみるとおんなじような事業のオンパレードになったように思える。 今回はそうしたことがないように大いに期待したいものです。 それだけに我々地方もここはふんどしの締め処で、何が我々にとって求められるのか施策なのか、人口減少対策、雇用の創出、経済対策につながるのかをしっかりと考え申請するのかどうなのか、具体的にはわかりませんが、そうしたきっかけになるように研究し、対策を立てることが求められることになるものと思う。 おそらく、いろいろ提案すると、その事業は既存の施策がどこそこの省庁にあるとか、難しいとかとなるのではないかと懸念もされるが、勉強し、恐れずまずは提案していかなければならないだろうと考えている。 ここは知恵のだしどころ、思案のしどころでありましょう。 サー大変だぞという思いも強いがやるしかない。皆さんよろしく! 決算委員会も終了し、今週末は敬老会があり、議会も月曜日には休会になる見込みである。 事業も本格的な追い込みに入り、農作業も最盛期を迎えることになる。 米も今年は「やや良」とのことですが、一方ではJAの米価格は60キログラム8、500円と発表され昨年を3,500円下回る状況に農家にとっては厳しい価格になるようです。 子供たちが撒いたキバナコスモスも咲き誇り、行き交う人々に安らぎを与え、村の自然を楽しんでもらっています。 朝夕の雲、空とも村をしっかりと見ていてくれます。