カテゴリー別アーカイブ: 産業

4番目のミニライスセンター

村の中では最も耕作面積の多い地区である田子内に「仙人アグリード」の農業法人が立ち上がり、すでに今年の春から活動を開始し、春の水田作業に取り組んでいる。 ある意味では満を持しての登場と言ったところでありましょうか、すでに農業後継者の確保を目標にしつつ、農地の受委託など積極的に取り組んでおり、すでに先発の3カ所の農業法人とともに、村の農業の方向性を示す重要な天気になりつつあると思っているし、今後の積極的な事業展開に期待したいと思っている。 このミニライスセンターの建設は、今後いろんな意味での事業展開の考えられる地域でもあり、集中的にこの地域での事業展開によって、ある意味では先駆的な方向にもなるようにしたいものである。 あらゆる制度を活用しつつ、産業振興、観光、物産、雪の利用、活用も検討していく必要があるように感じられる。 そうした観点からすると、この施設の重要性は増してくるものと考えられる。 安全な工事を願って地鎮祭を行ったところでした。

元気な挨拶

秋田市で水源造林協議会の役員会があって出席した。 森林の果たす役割の中で水源林は最も重要な位置付けにもなるものと思っている。 ところが、森林農地整備センターの所長さんの挨拶の中での話だと、なかなかこの事業が先細りのような感じで事業量が進んでおらないようであるとのことであった。 森林整備は何であってもそうであるが、百年単位で考えないとその効果は現れない事業であり、今の遅れが先々この国の環境や自然が、我々の後世の世代にはどんなことになっているのかと考えると空恐ろしいような気がしてならない。 戦後、伐採に伐採を続け、荒れ果てた山がどれだけあったのだろうか、農地であってもそうである。 現在の一時米あまりだと言っておるのは確かかもしれませんが、環境が変わった時を考えるとどうなるのか、しっかりとそうした見通しの元に考えてもらいたいものである。 森林もまたしかりであり、計画的に我々だけでもしっかりとした信念の元に、整備に取り組んでいかなければならないものと考えている。 そうした会議の後に、夕方には広域の議会がありその合間に、庁舎によったら、子供たちの帰りの時間、元気な挨拶が帰ってきた。 雨も降らないのに傘をさしているやんちゃな坊主たち。 この子供たちのためにも山を大事にしなければならない、残しておいておかなければならないという思いである。

農業の6次産業化

最近の農業における活路としての方向性は常に「6次産業化」が声高に提唱されて久しい。 このこと自体はよく理解できるが、具体的にどのような方向に進むべきか、何を主体にし、どのような手法で市場を開拓していくのか課題はたくさんあるように思える。 考えてみると、6次産業化はすでに多くの方々がすでに相当前から取り組んできていることであり、ことさら強調しなくてもよさそうなもののようにも思っていたが、系統だててそれを主張したり、提案しなかったりしていなかったことぐらいではなかったかと考えられなくもない。 私たちの村のJA加工グループの方々なんかは、かなり以前からこれに取り組んでいたし、その商品もトマトや山菜、野菜などを中心に付加価値をつけて販売してきたし、今なおその商品開発には、飽くことなく意欲的に取り組んでいるし、実績も着々と積んできている。 ただ、そのロット数が農産物の生産量にもより大量には無理があるのもまた事実である。 これが、これまでの首都圏のデパートなんかからの引き合いがあっても、応じられない悔しい思いもあったようである。 そうしたほかにない悩み、課題もあって、この6次産業化についても大きな進展がないことの悩みも大きい。 そうしたことに対する結論ではないが、昨日行われた、山村振興連盟秋田県支部の研修会で秋田県立大学の津田渉教授による「地域づくりを巡る課題と農業農村ビジネスの方向を考える」と題する講演は時間は短かったが大変参考になるものであったし、学生と一緒になっての現地に入って活動する中から、学生の全く違った視点からの意見を取り入れての活動は大変意欲的であると感じた。 羽後町での教授は自らおっしゃっていましたが「押しかけ体験、作業、提案」は意味があるようだし、個々ばらばらのそうした6次産業化の商品を、連携し合って、現在の販売数から2倍3倍にすることは可能ではないかといったお話おもしておられた。 全国各地での成功例は、出荷するばかりではなく、お客さんから来ていただき、買ってもらう手法が成功している例も多いことから大いに学ぶべき方向であると感じた。 なにもロット数ばかりで勝負することなく、観光客や交流人口多くすることによって、その活路を開くことも、地域限定商品としての商売もありとみた! 今朝は久しぶりの好天で青空ものぞく、今日はこれから秋田新聞社のオープンスペースのお披露目会に出席することにしている。

ドッグ後の精密検査

人間ドッグを受けた後で、その結果が届くまでが結構気になるものです。 特に、宿泊ドッグを受けて最後に医師による総合判定と受診があるが、あれこれ指摘されその内容について、簡単な説明はあるものの、お医者さんにもよるのでしょうが、検査結果の数値のみで、専門医の受診を勧められるのが通例である。 その検査数値によって正常範囲を少しでも外れると、専門医受診となるわけで、私の場合昨日でそのすべてを終えた。 その結果一年に一回の定期検査でよいとのことでホッとしたところでした。 駆出手術をした食道についても、特に治療というよりも、逆流予防や胃潰瘍予防の服薬であり、食事には多少具合が悪いかもしれないが改善していくし、その部位だけであったことは非常にラッキーだったとのことであった。 しかし、たばこはやめた方が良いし、酒は相当控えめが良いように感じた。 やっぱり健常だったころからすると、食事が細いのは悔しいいし、お酒の量も格段に少ない。 これはこれでよいことだと思っている。 とにかく食事の量は控えめに控えめが肝要であることだけははっきりしている。 それだけに、体重が増加しないのにやきもきしていたが、体力の維持には特に問題がないので、これでじっくりと付き合っていくことが良いのだろう。 食欲の秋であるが、少しづつ食事を楽しむことにしたい。 今年は、栗が豊作で、妻が作ってくれる栗の「渋皮煮」は栄養価も高く本当に美味しい。 今朝は気温も上がらず小雨模様で、今日から始まる産業祭も気にかかるし、名取市閖上からの海産物の直売もどうなるか、その出足が気にかかる。 出来秋を祝うこのイベントは明日には天気が回復することを願うとしよう。

はさがけの田んぼ

天候が良いと農作業も一気に加速する。 コンバインで刈り取る作業は、ものすごい勢いであり、朝の風景が一変する。 そんな中にあって、はさがけがあちこちで見られる。 はさがけで乾燥させた米は、おいしさが一段と違うといわれている。 村では、このはさがけ米に補助を出す制度を作って奨励しているし、さらにはさがけによる藁の活用は、畜産農家にも牛の粗飼料として貴重であり、これからも大いに奨励して行きたいと思っている。 このはさがけの農村風景は、次第に薄れていってしまうかもしれないが、何とか残したい農村風景ではあります。