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スキー客戻るか?

確たる証拠や要因分析をする資料もないのですが、このところのスキー場のお客さんの動きをたまに出かけて感じていることの一つに「お客さんが戻ってきている」と感じられることである。 このことは、他のスキー場でもいえるようであり、スキー場関係者とたまにお会いして話をしていると、自然とそうした話になることが多い。 要因の一つには、小中学校、高校のころに盛んとスキーを楽しんだ世代が、今子育ての真最中で、子供と一緒にスキーでもやろうかといった雰囲気が家庭の中でも出てきている世代になってきていることがあげられるようである。 そのことは、実際スキー場で親子ずれで見かけることが間違いなく多くなってきている。つい、「やー来ていだがー、久しぶりだなー」と声をかけると、返す言葉が「うん、やっと来たー、これがいぎであーて言うから来たー」、思わず、「うんうん、えがった、えがった」となる。 子供のころはかなりの運動神経で、元気いっぱい滑りまくっていたことが思い起こされ懐かしい。 そう言った人たちは、大抵は奥さんになられた方もスキーをやっておられたし、奥さんの名前を言うと、 「あっちあっち」とレストランを指さす、そちらに2番目3番目の子供といるとのことである。 こうした方々が徐々にスキー場に足を向けだしたことは間違いないようである。 子育てに家庭にと大変な生活であろうが、この世代がどんどんスキー場に出向けるような対策を考えていきたいものである。 なんとかこうした世代が雪国の生活を楽しみながら、しっかりと地域に根ざした活動をしていけるような環境を作っていくことも我々世代の大事な役割でもあろうと思う。 スキー場での感想でした。 来シーズンは、休止していた第4リフトを是非運行したいと思っている、その準備のためスキー場のリフト責任者たちが山頂駅に徒歩で出かけ、帰るところですれ違った。 3度の地震で架線、リフトのセンターのずれなど微妙なずれもあるのではないかと確認する必要もあり、お客さんを運ぶ安全運航をするためには、かなり神経の使う仕事でもあります。 目に見えないところでのこうした安全対策を常に心がけているのです。 ご苦労さんと言いたい。

冬のツアー

首都圏の生活協同組合・パル・システムと湯沢、雄勝、横手のJAと農業生産団体で組織している「パル南部圏」が主催する冬のツアー「産地へ行こう」の参加者15名が、昨日と今日東成瀬村と湯沢市を訪れている。 東京と神奈川のパルシステムの募集に応じた5家族15名でした。 今年は首都圏でも雪が降って散々な思いがあったことでしょうが、やはり本場の雪にはことのほか期待感があったようで、それぞれの思い入れがあったようです。 こうしたツアーはどちらかというと、動きのない見学が多い中で、村に来ていただいた方々に対しては、思いっきり体験型のツアーで大きな強い印象を受けたようです。 特に、小学生もおり、感激も多かったように感じられました。 きりたんぽづくりの体験、雪合戦、雪遊び(そりのり、しり(けつ)ぞりのり、ミニかまくらづくりなど盛りだくさんの企画で、どれも実際にお体験であり、その作ったきりたんぽを夕食のきりたんぽにしたり、作ったミニかまくらに夜にはローソクを点灯したりと、内容の濃いものであったようです。 子供たちは、すっかり雪にはまってしまい、あすも思いっきり遊ぶぞ!と意欲満々でした。 夕食も、地元の食材を使った料理であり、郷土色あふれる料理に私も満足で、自慢して接待して歩いた。 参加者の多くは、3世代家族が2世帯もあり、格好の家族旅行となったようでありましたし、中には吹雪を体験したかった!とか、雪が東京都は比べ物にならないような軽い雪で、吹き上がってくる様子を見たかったなど、我々が日常体験していることが期待として出てきていました。なかには、また来てみたいという家族もありぜひおいで願いたいと思う。 何か特典を考えなきゃならないかな?とふと感じたところでした。 昨日の夕食のメニューを参考まで。 先付(豆つびし煮、こごみ梅紫蘇和え、蕗のとう豆腐)懐かしい料理で満足!、煮物(山菜の田舎煮)この煮物に凍み大根が入っておりこの説明をお客さん方にはしっかりと説明したところでした、これは良かった!、造り(鯉洗い、うるい、妻一色)、焼物(サーモン白桃焼き、鶏利休焼き)、揚物(ヒロッコかき揚げ、こしあぶら薄揚げ、納豆いそべ揚げ)、塩味でこれがよかった!鍋物(きりたんぽ鍋)体験で作ったキリタンポでとてもよかった!、食事(五目おこわ朴葉蒸し)ねばりのあるあきたこまちであろうか大好評!、香の物(いぶり大根、いぶり人参、ばしょう菜、花ナス)以上でありました。 こういった料理は、かなりの評価を受けると感じている。 ただし、お客さんの好みもあることから、十分な配慮が必要であるし、そこいらあたりは具体的に考えたり体験していくことは当然のこととして、なにか光明が見えてきたように感じた。

道州制の考え方

image あまり一般的には話題になってはいないが「道州制」についての課題が、今後中央では議論として出て来るものと私は考えている。 何故ならば、先の総選挙で地方分権改革の必要性について、おおくの政党が公約として明記しており、政権交代後の与党では、5年以内の法案化を目指しており、更に野党の一部には「大阪都」構想や政令指定市では税財源が豊かなことから、そうした制度に極めて積極的であることと、有力中央省庁にも国会財政難からか積極的ではないかと考えられる節があるように思えているからである。 地方分権については、議論が出るようになって約20年になるようであるが、具体的には、三位一体改革による地方交付税の3兆円の削減策と市町村合併の強行による、国会財政に対する貢献であったとする評価があるのみであるとするジャーナリストの意見もある。 そんなご意見のジャーナリストである、松本克夫氏の講演わお聞きした。 秋田県過疎・山村振興協議会でお招きしての講演会で、私は二度目のお会いでしたが、実に淡々とした話し方ながら、分かりやすく 我々が懸念していることも含めて解説し、ご自身の考え方も披瀝してくださいました。 「豊さ」にはお金の豊さと命の豊さがあり、それを追求していく中で、地方分権も考えていくと、道州制には無理がある。 道州制による大きな自治体が牽引役となって日本をリードするという発想が果たして可能なのか? そこには、町村は全く存在せず、無いものとしての考え方である。 あるのは、30万以上の市であり政令指定市である。 つまり、最初から、基礎自治体とは政令指定市を想定していることである。 経済成長も無限ではなく、ある一定の成長したのであることから、今後は、高齢者を活用した地域対策を充実した行財政運営を心掛ける必要性を述べておりました。 5年以内の法案化にはいくつかの関門があるものの、私達は、ある日突然、国会で法案が成立してしまったなどと言うことのないようしっかりと訴えて行かなければならないと強く感じている。 そんな講演会であった。

ゆきみらい2013

image image 2月7日8日の2日間秋田市を会場に国道交通省主催の「ゆきみらい2013in秋田」が開催された。 午前中から二つの会議があり、これに出席したあと、ゆきみらいのシンポジウムから参加した。 シンポジュウムは、正直なところ秋田に住んで10年の大学関係者とNPO活動代表、教育委員、建設業代表をパネラーにした活動内容の紹介で、あまり参考にならないように感じた。 と言うより、現実味に乏しく、我々のような日々雪対策にどっぷり浸かっている者からすると、どうも波長が合わない感じで、そりゃ違うよな、そんな甘いものではないよ!と言いたくなる場面や考えがあった。 仕方のないことであろう。 例えば秋田市内の幹線道路は良く除雪されているし、交通渋滞も良くなっている。とか、小中学生徒の除雪ボランティア活動は秋田の県北方面では活発であるが、豪雪地帯の県南部では活動がほとんど無いように感じている。とか、海外での雪に強い街づくりに関わった経験の紹介などと、アトリオンの命名は自分であるとか、あまり関係のない意見が多かった用に感じた。 ただ、建設業代表は湯沢市での活動内容、流雪溝の利用法の課題など極めて具体的に意見を述べており、会場からも大きな拍手があった。 まとめも、どちらかと言うと、散漫であったように感じてしまったのは残念であった。 本省からは、ナンバー3の技監、東北地整局長、などもおいでになり結構力が入っていたと思うのでが、それに比べて折角の企画なのに、県内の市町村長の参加は5、6人でした。 豪雪対策の要望などでは大きな声を上げるのに、いざこうした集いとなると忙しいんでしょう。 来年は釧路市であるとのことで、釧路市の副市長も見えられていた。 懇親会では、いろいろな方々と意見交換が出来ておおいに盛り上がり意義があった。

来年度に向けて

本年度も後1か月余り、残っている事業も計画的に進めているところです。 そんな中で、自然条件である雪や風、雨などとの戦いともなるし、あるいはお客さんが集中する時期との微妙な空間、空き時間などをどのようにその間隙をぬって「栗駒山荘」の改修工事の打ち合わせを設計事務所と行った。 栗駒山荘、相次ぐ地震の影響からここ数年厳しい経営を強いられていたが、このところやっとお客さんも戻ってきてくれているようであり、浴槽などの改修工事を無事終えて、元の盛況になってくれるよう環境整備に頑張りたいと思っている。 昨日は、そうした打ち合わせの合間に、農業施設の視察に来てくれてくれた方もありました。水耕栽培の取り組み状況などであったが、何もわが村でなくとも思ったら、温泉施設を使った水耕栽培はあるが、それも温泉の成分によっては配管のつまりなどもあって、必ずしも参考にならず、純粋に水のみの水耕栽培を視察したいとのことであった。 もう一つは、公共施設を次第に民間に運営委託する方向であり、その施設を引き受けてはみたものの、いろいろと課題もあるとの口説きみたいなお話であった。 いろいろな悩みがあるものです。 今朝は、久しぶりに除雪車も出動なし!で穏やかである。これもいつまで続くやら、、、。 何とか、落ちついた今後であることを願いたいものである。