安倍政権と日本の将来

今月の魁新報の政経懇談会は、フリージャーナリストの斉藤貴男氏を講師にお迎えして横手で開催された。 米国との関係が安倍政権は密接であり、属国、侵出、侵略になりはしないか、三本の矢の金融、財政の対策がとられ、最後の成長戦略では、雇用と人口減少対策、インフラ支出など課題は多い。岸信介元総理大臣の夢復活になりはしないかと言った懸念が示された。 特に格差社会問題には多くの時間を割いて講演されておりました。   この中心が、教育制度改革につながる、ゆとり教育、とそれの見直し問題などにさかのぼりながら、日本の教育の中枢の基本的な考え方に対する強烈な批判を展開していた。 また、日本の現状認識に対する考え方を根本的に見直すべき時期ではないか、特に経済成長には目的と手段がある。 目的には犠牲や公害があり別の視点で考える必要があること。 手段についてはやっていいことと、いけないことがある。 すでに日本は世界の大国になるのは難しい、したがって尊敬される日本を目指すべきである。 現在の日本は、格差社会が蔓延しており、その根本は教育制度や経済、マスコミなどにも起因しているとの論調ととらえた。 このほかにも、NHKのテレビ放送も坂の上の雲などにみられる外国との戦いに勝利した番組がなぜか視聴率が低い、これは、マスコミ、新聞などが先に述べたようなその筋の意見などを参酌する傾向にあるとの、やはりここでも報道に対する強烈な批判を伴っていた。 先般のTVレギュラー出演の元官僚とキャスターとのバトルにも触れていた。 そうしたことから、日本の将来は、米国追随ばかりではなく、こうした視点で方向を定めるべきであると理解した。

久しぶりの楽しみ

image 約5か月 ぶりのゴルフに誘われ行ってきた。 フェアウェイの芝生は所々芽吹き出しているがまだまだでしたが、グリーンはしっかりと管理されていた。 遠くに見える山々は残雪が多く、吹き下ろしてくる風は冷たかった。 傍らの椿はきれいに咲いている。 この時期は毎年比較的スコアは良いのだが、今回はまったくだめでした。 まあそんなもんだろう! それにしても気温が低いと体が冷えてプレーが終わったあとの温泉が最高でした! 次回はいつになることやら。     

わらび座劇場「為三さん」

image image image image 仙北市田沢湖のワラビ劇場で浜辺の歌など多くの名曲を世に出した作曲家成田為三 さんの生涯を紹介する、ミュージカル「為三さん」の初日公演が始まった。 毎年、ご招待を受けているので、昨年は選挙もあり出掛けることができなかったが、今年は楽しみにしてでかけて。 ところが、孫の一人を連れていってくれとのことで、ちょっと気になったが、連れていったところ、子供連れのかたは、別の部屋で観劇をしてくれるようにとのこと。 やっぱりか。そうだよな。考えが甘かったと反省。 その部屋は、子供と保護者が一緒に観劇できる特別の部屋で、ベットなどもあり、一緒に赤ちゃんもおることが出来る特別室でした。 劇場ではそんな配慮をしてくれるものです。 ありがたいが、特別室とは言え、やはり臨場感や迫力は全く感じられないのは当然のことである。 残念であった。 ところで、成田為三さんは終戦の年に51歳の短い人生でありながらも、海外留学、多くの童謡や県民歌など秋田にも限りない思いを込めての作曲をなさり、戦後いよいよその才能を発揮して活躍する時に、脳出血で倒れた。 その人生は夢多き積極人生であったようです。 曲の数々には総てに「夢」があったと奥さまが回顧なさっていたのが印象的でした。

マイナンバー制度

毎日のように「マイナンバー制度」が報道されている。 実施期日が平成28年1月から始まりますので市町村でもその対応に懸命である。 マイナンバーは、行政を効率化し、国民の利便性を高め、公平・公正な社会を実現する社会基盤です、と説明されているが、具体的にはどうなのか、住民の皆さんにとっては具体的にどんな効果があるのか、なかなかわかりにくいのが正直なところではないだろうか。 そこで、村ではこの対策のために詳しい勉強会を職員のために開いた。講師は法律、条例などに詳しい出版社の職員にお願いをしたところでした。 まずは、住民の全てに番号がつけられ、一元的に管理し、行政上の手続きを一本化することになります。 最初は、社会保障(年金、労働、医療、福祉)、税、災害対策の行政手続きでマイナンバーが必要になります。 これらの手続きのうち、国民年金保険料の免除、児童扶養手当の支給、高額療養費の決定などの所得証明の添付が省略されるほか、雇用保険未支給給付などの申請に添付する住民票の省略や、異なる制度間のいろいろな年金などの給付調整の確認などにも省略ができるようです。 また、所得情報をより正確に、効率的に把握できるようになり、課税などに当って不公平感がなくなるようでもあります。 これから具体的になってくるものと思われrますが、慣れるまでは大変な作業になるのではないかと思われる。 住民の方々にはご迷惑のかからないように丁寧な説明が必要になるものと考えているところです。 ところが、国民つまり住民の皆さんからすると「住民基本台帳制度があるのになぜそのような国民に番号をつけるという面倒な制度が必要なのか」言った素朴な疑問があるのではないだろうか。 実際、国民にとってはすぐには理解できないのではないかと思う。 しかし、冒頭で述べたようなことにあるように、国の借金が膨らむ中できめ細やかな社会保障サービスを提供できるようにする、また、行政を効率化するとともにサービスを充実する、さらに東日本大震災の経験を生かし「避難所や避難先自治体(安否確認や支援物資の判断に重要な)被災者名簿の作成、罹災証明の発行などが大変な作業であったことや、本人確認にも効果が発揮できることなどガあるようです。 これが、マイナンバー制度の大きな目的であり、ご理解願いたいものです。

今年のトマト部会

image image (トマト部会総会の模様) image (堅雪の上を散歩) 高品質の夏秋トマトを生産しているJAこまちトマト部会東成瀬支部第17回通常総会が開かれた。 生産者が高齢化して昨年よりも3名が減少して、このあとの部会維持、村のトマト生産が危惧されていると、小田原部会長から率直な挨拶があった。 実際、地域の特殊性から高い品質のトマトが生産され、最盛期は30以上の生産農家によって生産された生産額は1億円を越えることもあった。 昨年は3200万円と最盛期の3分の1 まで落ち込んでしまった。 しかし、その需要は多く、トマトピューレや二次加工品も研究されており、生産量の絶対量が不足気味で苦慮している。 村としてもその対策に懸命に努力しているがこの生産者の減少には決定的な対策がなかなか見当たらず、困惑しきっているところである。 いずれ、新規参入を含めてあらゆる手立てを模索しつつ、生産技術の継承、生出荷から二次加工品への重点化など、農家経営の安定化などを具体的に考えていかなければならないのではなかろうか。 市場価格も弱小農家にとっては厳しい現実があり、そうした対策も今後の課題であると考えられる。 昨日は農家の方々との懇談の場でじっくり話し込んだところでした。 此れまでの対策を更に深めていくことも当面一つのたいさくとはなるものと考えている。