安倍政権と日本の将来

今月の魁新報の政経懇談会は、フリージャーナリストの斉藤貴男氏を講師にお迎えして横手で開催された。 米国との関係が安倍政権は密接であり、属国、侵出、侵略になりはしないか、三本の矢の金融、財政の対策がとられ、最後の成長戦略では、雇用と人口減少対策、インフラ支出など課題は多い。岸信介元総理大臣の夢復活になりはしないかと言った懸念が示された。 特に格差社会問題には多くの時間を割いて講演されておりました。   この中心が、教育制度改革につながる、ゆとり教育、とそれの見直し問題などにさかのぼりながら、日本の教育の中枢の基本的な考え方に対する強烈な批判を展開していた。 また、日本の現状認識に対する考え方を根本的に見直すべき時期ではないか、特に経済成長には目的と手段がある。 目的には犠牲や公害があり別の視点で考える必要があること。 手段についてはやっていいことと、いけないことがある。 すでに日本は世界の大国になるのは難しい、したがって尊敬される日本を目指すべきである。 現在の日本は、格差社会が蔓延しており、その根本は教育制度や経済、マスコミなどにも起因しているとの論調ととらえた。 このほかにも、NHKのテレビ放送も坂の上の雲などにみられる外国との戦いに勝利した番組がなぜか視聴率が低い、これは、マスコミ、新聞などが先に述べたようなその筋の意見などを参酌する傾向にあるとの、やはりここでも報道に対する強烈な批判を伴っていた。 先般のTVレギュラー出演の元官僚とキャスターとのバトルにも触れていた。 そうしたことから、日本の将来は、米国追随ばかりではなく、こうした視点で方向を定めるべきであると理解した。