議会で一般質問

3月定例会議が開催されている10日、議事日程通り二人の議員による一般質問が行われた。 質問と答弁をふくめてびっしり2時間、緊張の連続であった。 質問の通告内容はおおよそ次のような内容であった。 ● 4期目の感想と5期目に関連して(執行した感想、4期目の基本政策の達成度と自己評価、5期目を目指す目標、意気込みなど) ● 新年度予算について(26年度の重点事業、村長優先枠の設定、特に農業強化政策の事業展開) ● 草地畜産基盤整備事業等について(事業費の増減、工事発注の遅れの要因と事業進捗状況、完成時期、施設地のなだれ対策懸念、事業内容、地域との協定と組織、現有施設の関わり)   ● 国の米政策等の見直しに関連して(新たな政策について住民説明会を早期に開催すべき、農家を取り込んだプロジエクトチームの編成の考え方) についてかなりの長時間にわたる質問を受けた。 通告2番目の議員からは次のような趣旨の質問があった。 ● 村長選について(任期満了の村長選について、激動の農業問題、少子高齢化、防災・減災対策などの課題がある中、5選を目指す考えと体調面) ● 豪雪対策について(村道除雪のオペレーター確保対策と現状、雪下ろし作業員の確保対策、夜間における役場職員の不在時の連絡体制) ● 東成瀬村景観写真コンクールについて(多くの応募があったようであるし関心も高かったが、今後の計画と写真の活用法について) 以上の内容での質問に対し、できるだけ具体的に真摯にお答えしました。 この一般質問の答弁はしっかりと実施しなければならないし、その事業などの内容を確認する意味合いからももっとも重要視している時間であり準備でもあります。 今日からは、新たに導入された予算特別委員会が議会に設置され、その場で職員も出席して集中的に予算の審議をしていただくことになりました。内容の濃い審議になるものと期待しているところである。 それにしても3月の中旬にもなってこの雪です。 3月9日で田子内での積雪量が236cmはやはり48年に次ぐ数値であり異常な状況である。 そろそろと思っていましたが先が思いやられます。

好天のスキー場

一昨日の卒業式は真冬でも珍しいくらいの猛吹雪であったが、昨日の日曜日は一転して好天気に恵まれスキー場もにぎわっていた。 スキー場経営をする者にとっては土日祝日の天候は死活問題である。 それによってお客さんの入込もまったく違ってきますものですから「たのみますよ!」と祈る気持ちでいっぱいです。 中でも今冬は豪雪といったことでスキー人口の減少に加えてのダブルパンチ、トリプルパンチの影響で泣きたくなるような状況ではありますが、昨日のような天気になると、お客さんもたくさん来ていただきありがたいやら、そんな苦しい思いも一時ではあるが忘れさせてくれるものです。 議会の真最中ではありますし、その準備にもあれこれしなければなりませんし、心配ごともあるものの、ある程度段取りをして、気になって出かけてみたら駐車場も埋まっており多くのお客さんでレストランも混んでいた。 ありがたいことです。 何とかあともう少しで今シーズンの最終営業日23日となるので職員ともども事故なく終わるように頑張らなければなりません。 営業最終日以後の土日である29、30日は雪の状況を見ながら臨時営業をする予定となっている。 雪さえあって、天候であればお客さん方には存分に雪シーズンを楽しんでもらいたいと思っているし、お客さんには来シーズンもお出でいただけるようにサービス営業も考えているようである。 首都圏からのスキーツアー企画を秋田県で主催していただけるようですし、マスターズの公認大会も2連戦で計画していますし、地区のスキー大会なども残り少ないこの時期に計画しており、また、スノーシューを履いてのスキー場裏側一帯の「裏山探索」を15名限定で募集するなど、春山対策も怠りなく企画しております。 詳しくは、スキーセンターまでお問い合わせいただきたいと存じます。  

たくましく巣立つ

東成瀬中学校の卒業式が行われた。 33名の生徒が義務教育の課程を修了し、元気にたくましく巣立っていった。 人間の人格形成過程の中で最も感受性の強い年代であるというこの年代を無事に乗り越え、未知の時代に向かうこの子供達に大いなる飛躍を期待したい。 中学校生活では多くの経験をし友達を作り、学習にクラブ活動にと一段と大きく成長したことの現実をこの卒業式で一番強く感じているのは、両親であることでしょう。 我が子のこれまでを思う時、その思いはいろんな意味で一瞬ではあるがものすごい速さで駆け巡ったものと思われる。 33名の卒業生は最近では珍しいくらい多いクラスで、しばらく30名を超える卒業生は無いようであるが、仲の良い元気なクラスであったようです。

農政課題で意見交換

国の農政が目まぐるしく変革する中で、数年前から農林水産省東北農政局長との直接意見交換する機会が設けられている。 これまでは、局長と直接話し合うなどの機会はほとんどなかったのであるが、複雑な農政問題、しかも課題も多くその理解の仕方にもかなりのかい離していることや、その理解度によっては、制度の活用も期待したような効果もなかったのではないかとも思われていたと感じている。 従って、そうした機会設けられても、市町村側でもそんなに期待もしなかった節がある。 しかし、回を重ねていくうちに、制度の充実、個別のケースなどについても直接意見交換ができ、しかも、その意見も本省にしっかりと伝えられことから、意義のある場となっている。 昨日も、2時間を超える時間みっちりと、新たな日本型農業の直接支払制度や農地の集積対策としての農地中間管理機構について話し合いが行われた。 私も、5項目にわたって意見を述べさせていただいたが、課題としては依然として残るのが、現在農政そのものが、どうしても平場対策を重視した施策は否めないように感じている。 この点についても、再質問の形で確認したが、なかなかその溝はうずまらないのが現実である。 政策としては、どうしてもそうならざるを得ないかもしれませんが、山間地の農地の保全、耕作放棄地対策としても重要であることはこれからも施策に反映されるようにめげずに求めていかなければならないと考えている。 この問題に対しては、あらゆる制度、多くの制度の中から「個別」に相談に応じてもらえるように道筋をつけておくことも今後は必要になってくるものと考えている。 新たな制度は、その制度の意図するところ、目的などをまず理解することが制度活用に重要であることも大事であり、まずそれから説明していくことも必要である。 小難しいい制度をいきなり読み上げ、説明してもなかなか理解は得られない、まずは、その制度が何のために作られているのかから入っていくことによって理解も得られやすいように感じた。 真剣な意見交換の場であった。

雑草でも恋しくて

この時期になると緑が恋しくなるようだ。 我が家の居間にもいろいろな植物が雑多にある。 そんな中に、ハイビスカスのつぼみが出てきた、息子が那覇にいるので、孫の誕生の機会に家族旅行の際に買って来たものであっただろうか、そんなことを思い出しながら温かい居間でほこらんできたようだ。 その隣にある鉢に見たことのない青々とした草が育っていることに気付いた孫が、一生懸命に水やりをしていたらすごい勢いで育っている。 それを大事にしているものですから、何の花なんだと言ったら、妻が笑いながら雑草だよ! それでも孫は、相変わらず水やりを続けている。 雑草であっても、冬場の緑はいいものです、それを大事にしている孫の姿は微笑ましい。 緑が恋しいのはいいことである。