農政課題で意見交換
国の農政が目まぐるしく変革する中で、数年前から農林水産省東北農政局長との直接意見交換する機会が設けられている。
これまでは、局長と直接話し合うなどの機会はほとんどなかったのであるが、複雑な農政問題、しかも課題も多くその理解の仕方にもかなりのかい離していることや、その理解度によっては、制度の活用も期待したような効果もなかったのではないかとも思われていたと感じている。
従って、そうした機会設けられても、市町村側でもそんなに期待もしなかった節がある。
しかし、回を重ねていくうちに、制度の充実、個別のケースなどについても直接意見交換ができ、しかも、その意見も本省にしっかりと伝えられことから、意義のある場となっている。
昨日も、2時間を超える時間みっちりと、新たな日本型農業の直接支払制度や農地の集積対策としての農地中間管理機構について話し合いが行われた。
私も、5項目にわたって意見を述べさせていただいたが、課題としては依然として残るのが、現在農政そのものが、どうしても平場対策を重視した施策は否めないように感じている。
この点についても、再質問の形で確認したが、なかなかその溝はうずまらないのが現実である。
政策としては、どうしてもそうならざるを得ないかもしれませんが、山間地の農地の保全、耕作放棄地対策としても重要であることはこれからも施策に反映されるようにめげずに求めていかなければならないと考えている。
この問題に対しては、あらゆる制度、多くの制度の中から「個別」に相談に応じてもらえるように道筋をつけておくことも今後は必要になってくるものと考えている。
新たな制度は、その制度の意図するところ、目的などをまず理解することが制度活用に重要であることも大事であり、まずそれから説明していくことも必要である。
小難しいい制度をいきなり読み上げ、説明してもなかなか理解は得られない、まずは、その制度が何のために作られているのかから入っていくことによって理解も得られやすいように感じた。
真剣な意見交換の場であった。