カテゴリー別アーカイブ: 政策

森林環境税が新たな展開

image (森林環境税の正副会長会議) image (自民党税調インナーとの要望、会談) 二酸化炭素排出対策としての森林環境税の新設に、全国の市町村と議会による運動が積極的に取り組んできて、三年前からやっとこさ、石炭、石油税の一部200億円が地方の森林整備対策として措置されてから、三年になり、昨年の税制改正で、本年度には具体的にその、抜本的な制度として税制改正の対象となる予定であったが、通商産業省や環境省、林野庁、総務省、財務省などとの難しい調整があり、一筋縄ではいかなくなったようです。 そこで、昨日その善後策を協議する正副会長会議が開催され、林野庁と総務省の担当課長においで願い、その税制改正の進捗状況を確認の上、税制担当議員に対し、集中的に要望を申し上げた。 内容的には、課題の整理はほとんどついており、後は、新税にするのか、既存税制の内から地方に制度設計の上森林整備或いは、地方税財源としてどう確保するかになっているとのことで、新たな展開をすることになるように感じた。 いずれ、地方は森林を守り育てている現状を国にある程度しっかりとかくにしてもらったわけで、成果としてよさそうだ。 夕方遅くまで議員会館を回り、先生方からは大変丁寧な対応をしていただけた。 ことほど左様に税制はいろいろと複雑に入り込んでおり、難しい問題であることがあらためて認識をあらたにしたところでした。 等税調には「インナー」と呼ばれる重要な税制の専門家がおり、集中的に審議しておられるようで、そのかたたちともお話しをし、聞くことができた。 びっしりの日程で、多少疲れました。

成瀬ダム研修会

image (講演する小松所長) image (挨拶される高橋横手市長) wpid-wp-1445984312594.jpeg (研修会参加者) wpid-wp-1445983060389.jpeg (田子内地区座談会) image (図面を広げての説明がある) 本格的なダム本体工事を目前にしての「成瀬ダム事業促進同盟会(会長・横手市長高橋大)」 と利水協議会(同じ)共催のダム事業で研修会と現地研修会がひらかれた。 講演は、小松成瀬ダム事務所長からダム事業概要を説明していただいた。 来年度の予算要求は、今年の22億円よりは大幅に伸びたようですが、いろいろ事情もあるようにしても、本体工事の契約に向けて本格的になっていくようである。 工事事務所も東成瀬に配置する計画で、現在設計作業に入っているとのことである。 研修会では、完成はいつになるのか?と言った質問もあり、予定としては、平成36年度の完成を目指しているとのことであった。 昨日は、このほか田子内地区で「村長と語ろう、地区座談会」も開かれ、ここでも活発な意見交換が行われた。 この場では、要望のみならず、地域からの雪下ろしボランテア登録が少なく、対象の方々が困惑しているので登録協力依頼なども話し合われた。

全国町村会長理事会

image (挨拶される遠藤オリンピック・パラリンピック担当大臣) image (総務省税務局長の説明) wpid-wp-1445640290993.jpeg (TPPの大筋合意についての説明をする内閣官房審議官と農水省国際交渉官) 昨日は終日東京で全国町村会の理事会、政務調査会が断続的に行われ、夜遅くの帰村となった。 理事会には、毎回、時々の大臣が出席して、懸案事項の説明をしてくれている。 今回は、山形出身の遠藤利彦オリンピック・パラリンピック担当大臣が出席してくださった。 就任2か月、とかくすると所管が曖昧で問題も多かったオリンピック担当であるが、この度は、総理から直接、関係大臣、官庁の事務がたの責任者もおるなかで、「担当は遠藤大臣あなただから」と明言されたと、笑いながら話しておられた。 当然、エンブレムの問題も担当するとのことで、並々ならぬ意気込みを感じた。 また、2020年は大震災からの復興オリンピックとしての位置付けも明確にされていたのが印象的でした。 一体これまでのオリンピックなどの主体はどうなっていたのだろうか?不思議でならない。こんなことが罷り通っていたんですから驚きでもあります。 我々がこんなことをしていたら、事の大小は別にして、とんでもない批判を受けてしまう、現実に今回の件にしても、大変な時間と経費を無駄にしてしまう羽目となった。 ある意味、日本は幸せな国ですよね! 今度はそんなことがなく、成功に向けて順調に進むことになるんでしょう。 復興オリンピックと言っても、仙台だとか、石巻だとかと言った一部の問題ばかりではないとしても、我々のような山間農山村地域では恩恵にはなかなか預かりにくいが何かあるだろうか? 会議全体で熱く語られながらも、実体は必ずしも全体の話題にはなりにくい側面もあった。 理事会では、全国大会での要望、特別決議、決議などを、政務調査会での審議を経て決定した。 このほか、地方創生に関する最新の動きについて、内閣官房まち、ひと、しごと創成本部事務局次長の末宗氏、地方税制の課題について、総務省自治税務局長青木氏、個人番号カードの円滑化な交付の推進について、総務省大臣官房審議官宮地氏からのそれぞれの概要説明があった。

庄内から上京

wpid-wp-1445550661743.jpeg (山村振興連盟の理事会) wpid-wp-1445550700171.jpeg ) (昨日の昼食はナメタガレイの焼き物と酢豚の小鉢などの「さいかち」日替わり定食860円) wpid-wp-1445550858235.jpeg (夕食はサーモンのマリネー、ビクルス、ホタルイカの沖漬け) 夕焼けの綺麗だった湯野浜海岸、みるみる沈んで行く夕陽の荘厳さにはあらためて感動させられた。 町村会長さんたちはそれぞれ強烈な個性をお持ちの方々ばかりで、しかもバイタリテーが溢れており、参考になることばかりです。 私は、ちょっと熱っぽく、早めに切り上げ、早朝の飛行機で上京。 10時30分からの会議に出席した。 山村振興連盟の理事会で11月に行われる大会での役割分担、国に対する要望等を審議し決定した。 私も、事例発表の役割、要望班の農林水産省と国会議員班を割り当てられた。 早速事例発表の準備に入らないといけないことになる。

東北・北海道ブロック町村会長会議

wpid-wp-1445419189365.jpeg (瀧野欣弥理事長 image (会議の模様) 山形県湯野浜でブロック会長会議が開催された。 ダムの会議研修を終えて、そのまま最上町から湯野浜に直行、少し早かったが秋晴れのなか移動も気持ちがよかった。 会議の講師には総務事務次官や内閣官房副長官を歴任し、現在は地方公共団体金融機構理事長の瀧野欣弥氏でした。 北海道の出身でブロック会長の北海道白糠町の棚野町長とは昵懇の間柄なようで、講師として、「ちほうそうせいの課題」について大変示唆にとんだお話しを聞くことができた。 田中内閣の日本列島改造計画、武下内閣の1億創成、安倍内閣の地方創生は、戦後日本の3大政策と言われてよい。 人口減少社会や高齢化対策については余りに神経過敏になるべきではなく、その内容について深く読みとく必要性を考えるべきであること。 総合戦略についても、内容をよく検討して計画すべきであり、今後の計画についても機敏に対応すべきであること。 一方で、国や地方の財政状況にも十分に配慮しなければならないことも力説しておられた。 国においては、財政制度全体の議論のなかで厳しい抑制貴重にあることもまた事実であるとが、地方を考えての立場から強い意見として述べられていた。