カテゴリー別アーカイブ: 政策

交流の大切さ

image (総会と戦略会議) image image (島根県海士町の山内町長) image (民間サポーターの市原理事と京都府・掘和束町長) 慌ただしかった日程での福岡県八女市星野村での「日本で最も美しい村連合」の総会と戦略会議は、主催しているNPO法人の同連合事務局でも認めているように、きわめてタイトな日程で、参加している町村長も半ば諦めながらも、最後まで参加し、議論、討論、交流と熱心なのには驚いてしまう。 それだけに、それぞれの地域が抱えている課題にたいして、或いはこの運動の本旨を深め合うためにその方向性についてこの10年間を懸命に模索してきたことであり、その熱意には敬意を表したい。 起業サポーターの方々の熱心な参加と意見交換は我々自治体にとっても連合の発展に大きく貢献してくれたものと思っている。 全くの手弁当で参加していますし、日本の将来、人口減少、地方経済の発展に対する民間サイドからの提言はこれから益々重要になってくることは間違いありません。 ありがたいことですし、農業の重要性、食料自給率に等もかかわってくることであり、あらためてそうした視点での考え方を深めるためにも大事な総会と戦略会議であった。 飛行機事故によって一日遅れの出張帰りとなったが、そうしたことをじっくりと考える時間ともなった。 最後は、「人」であり「交流」であり、「視点」を「海外」にも向けて研修し取り込むための努力を怠ってはならないし、アメリカとは違ったヨーロッパ特に、世界連合加盟のフランス、イタリー、ドイツ、ベルギー、来年から参加のスペイン等も日本の目指すべき小さな地域が、村があり参考になる国々との交流研修は必要になってくるものと感じた。 多少疲れましたが、内容のあるものとなった。

森林交付税制本格化

image (野田毅与党税調最高顧問に要望) image image (衛藤征士郎税調副会長に要望) 全国の森林資源を多く抱える地方自治体と議会が中心になって推進してきた仮称「森林交付税制」が昨年の年末、税制改革で地方の森林整備と二酸化炭素吸収源対策としての国税を地方住民税と上乗せ負担して頂こうとする制度で画期的な税制を検討していただこうとする内容で、実施時期については適切に判断するとしている。 いよいよ今年の年末の税制改革で本格的に検討していただく方向であるようだ。 新たな税制改革であり、県税との整合性、数省庁にわたる税制であり、まだまだ難問が山積しているものの、一定の方向だけは確実に進展している。 この制度創設に向けて粘り強く運動を続けてきた成果が実現する方向であることだけは確かである。 昨日はその税制の最高顧問や与党税調の大幹部に直接お会いし、要望をしてその感じを強くしたところでした。 本県二区選出の金田勝年衆院議員(自民党専門検討pt座長代理)ちも要望した。

政策協働会議

image image 秋田県知事が、二期目の重要政策として提案実行している「県と市町村の協働政策会議」が今年も今日実施された。 始めた当初は、どんな形になるのか多少の戸惑いがあったのであるが、秋田県全体が振興発展するために、お互いに政策提言しながら進めていこうとする秋田市長も経験した知事の、市町村の意見を秋田県として積極的に取り込もうとする意欲であると理解している。 会議では予め提案内容を提案された内容ばかりでなく「その他」の意見交換の場で、広範な内容で直接知事と意見交換ができ、内容のあるものとなって在るように感じている。 特に観光振興の分野での道路整備の重要性について東北地方全体の課題として積極的に知事の役割を期待することを提案したところでした。

28年度部落長、行政協力員会議

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(説明する職員)
 
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(会議に参加した部落長さんたち)
年に2回開催されている部落長、自治会長、行政協力員会議を開催した。 案内したほとんどの方々が出席して下さいまして、それぞれの地域の課題や解決すべき要望などを率直に話し合い、これからの行政運営に役立てていくことにした。 事前に要望事項を提出していただき、その要望に基づき具体的な対応を担当課長が説明するとともに、現地を実際に調査すべき事項については、日程を調整して合同で調査をすることにした。 また、新年度に入って村の新たな施策、事業などをそれぞれぞれの所管課長が説明し、地域の方々に対して指導連絡をしていただくようにもお願い申し上げたところでした。 かなり細やかな事業や要望事項もあり、すぐにでも解決できるような内容もあり、迅速に対応するように職員にも徹底してもらうようにしたいと思っているところです。 そんな中で、集落の思いとは別に、より現実的な課題も見えてきているのも事実であるように感じた。 そこいら辺をどう具体化するか?女性が活躍する時代、女性が集落の中で当然のことながら重要な役割を担っている現実、しかもその女性が活動するに当たって必要な施設整備、などとともに、地域の伝統行事で、継承すべき必要不可欠な技術の伝承をどのようにして後継者を育てていくのか、もう計画的にその対応が求められておりながら手つかずにいるのも課題であると感じている。 例えば、トイレの課題、祭典における一定程度長さも太さも求められる鳥居につるされるしめ縄作りなども考えられる。 なんとも思っていないこうした伝統行事におけるしきたり作法などをしっかりと伝えていく必要性も行政とは別に集落でも考えなければならないだろうと感じた。 もちろん、公共で整備できないにしても手伝うことができないのか、今後の課題として検討したいものである。

熊本地震

image (日本大学経済学部沼尾教授の交付税制の講演) image (荒木熊本県町村会長の挨拶) 東京で全国町村会の政務調査会が開催され出席した。 私の所属は財政員会で当面の調査検討課題として、地方交付税制度の充実と段階補正が今後大きな課題としてなっていくものと考えられることが取り上げられた。 昨年度実施された国勢調査の結果に基づく人口減少と段階補正の在り方についてが町村にとってはその中心になっていくものと思われる。 引き続きこの地方交付税制度についての研修が、大学教授によっておこなわれ、この地方交付税制度がいつまで存続するのか心配しているとの内容で考え方が述べられた。 直ちにその制度がどうなるかということよりも、今後その制度内容をどう充実していくかといった視点での方向でもあった様に感じられた。 この後、政府側からの災害時の危機対応、林地台帳整備、すっかりかすみがちになっている地方分権制度の活用などについての協力要請の説明がなされた。 終わって、熊本県町村会の荒木会長さんから特に発言があり、熊本地震の現状とこれに対する全国町村会と全国の町村会からの支援、激励、お見舞いに対しての謝意と今後の支援などについての発言があった。 実際現地での震度は大変なものであったでしょうし、今なお続く地震は、復興復旧に当たって何から手をつけていかなければならないか、その方向さえもおぼうかないのではないかとも思われた。 本当にその心中をお察ししますと、言葉もないような感じでした。 一日も早く地震の収束の方向をご期待するしかありません。