カテゴリー別アーカイブ: 雑感

雪崩現る

例年この時期になると通勤途中の山の中腹がなだれてくるのがよく見えてくる。 これもまた春を感じる一つでもある。 もちろん、なだれる場所は当然のように急峻であり、ほとんど雑木も育たないようでありながら、夏には雑草で一面の緑となる。そんな場所がなだれ発生が早いことになる。 今年は豪雪でもあり雪崩も遅いのかと思っているが実はそうではなく、ほぼ同じ時期には発生しているから、自然はしっかりと四季の移ろいを反映していることになるのでしょう。 そんな思いで出勤して、日程通り社会福祉協議会の財政対策委員会でばっちり2時間をかけて新年度の事業を協議しあった。 当然のごとく、今冬の豪雪対策での雪下ろしサービス事業のあり方についての対応策で、つっこんだ議論をした。 サービスを提供する方々のボランテア登録と人員不足、それに対応しきれないことに対する利用者の不満があることの一方で、利用者の方々の雪下ろしサービスをしていただくことに対して、やってもらって当たり前!と言った姿勢に対するボランテアの方々の苦情が寄せられるようになってきているようで、これは良く利用者に対して理解していただかなければならないと同時に、地域ごとでの協力体制に課題もあることが図らずも露呈した格好になってきていることが話題となった。 やはり、地域のことは地域の協力があってこそ、円滑にコミニテーが促進され、地域の「和」や互助精神が作り上げられていくことの重要性もしっかりと理解してもらいたいものであるとのことになった。 実際、そうした考え方で地域運営をしておられる地域があるのも事実であり、そうした体制作りもこれからはますます求められてくると感じている。 一方で、村独自の施策としての、雪下ろしスタッフをそろえ、一定の対応ができるようなシステムも検討しなければならないかもしれないし、そうした時期が遅かれ早かれ到来することにもなろうかと考えられるが、まずは地域のことは地域で協力し合う体制造りが求められるように感じている。 こうした事案のように、雪のあるうちに、しかもまだ苦労した感覚がまだしっかりとある内に議論しあって、次の冬にあるいは豪雪対策に対応するようにすべきであると感じている。 「鉄は熱いうちに鍛えよ」でありましょうか。  

コミュニテー文化祭

37回になる岩井川地区コミュニテー文化祭が開かれた。 9時30分に開会され37回目の開催が40回に向かっての大いなる地域の活性化につながるものであることと、今冬に開催された豪雪を契機としての地域防災協議会の果たす役割の大きさを強調された推進委員長(部落長)のあいさつで始まった。 私からは、コミュニテー推進地区の活動が地元の熱意によってセンター建設に500万円の地元負担をして始まった地域の協働体制の意義を確認し合い、防災組織の強化、重要性、隣近所助け合い、つながりを深めあってますます活発な活動を展開されるよう期待したい旨のご挨拶をさせていただいた。 この後、4つの集落の親子会の工夫された演示物が紹介され、かわいい子供たちの元気な動きに会場はやんやの喝采であった。 もちろん、子供仙人太鼓も紹介されたが、もう完全に定番化され、その演奏も力強く、しかもなめらかで、練習の成果がしっかりと出されているように感じた。 練習もすごいことであるし、教える指導者の方々もやりがいがあるというものでしょう。 また、よさこい仙人郷の面々も、新たな幼児も加わり、底辺の拡大に向けてしっかりと活発に活動している様子がうかがえた。 このような形で、いろいろな活動が展開されていることは地域活動の活性化につながることになるものと思う。 このほか、歌謡踊り、カラオケグループ、三味線、写真展、防災センターに備えられている収蔵品の紹介、さらには御殿マリ、習字の展示、青年会の活動など各界各層の総参加によるコミュニテー文化祭は、しっかりと地域に根差した活動として展開されていることに力強さを感じたし、頼もしくもあった。 願わくは、こうした活動が地に足の付いた活動として、非常時にも展開されように協力をしてもらいたいものです。 1月19日に、この地域の避難訓練で安否確認された際の数値は次のようなものでした。 総戸数169戸、537人、避難できない高齢者8人、避難できない幼児18人でした。内容をよく確認して今後の対策に役立てたいと考えている。

ホタルの研究会顕彰

  昨日、秋田県雄勝地域振興局長から村の「東成瀬村ホタルの会」(会長・佐々木克郎)がその活動内容が地域の元気づくりに貢献しているとして顕彰された。 村では数団体がすでに平成19年度から顕彰されており、この団体も地味ながらも環境保全や自然保護、昆虫生物の生態をまじかに見ながら知る機会を提供し学習の一環にもしつつ定期的な学習機会を与えてくださっていることはありがたいことである。 保護活動と子供たちに自然の大切さを教えてもらえる素晴らしいい活動であると思っている。 最近は、ホタルの生息する環境はその餌となる「カワニナ」の生息環境が、水路改修などで側溝が3面コンクリートtぽなり生息にはふさわしくなく、意見を申し入れて改善をしてはもらっているが、なかなか良い生息環境にはなりえないようである。 一方、ホタルの幼虫も餌であるカワニナとの関係と同じく、なかなか安定的に生息するには難しい環境となっており、これまでも水路改修にあたっては、そうしたきめ細かな対応をするように求めてきたのであるが、何せ人為的な構造物ではかなわない無念さがある。 水路の改修も必要であるが、ホタルなど水生昆虫の生息できる環境はどうあるべきか、難しいい問題であるが、思い切って、そうした自然環境整備と農業用水路を同時並行的に整備する、思い切った対応も必要かもしれませんなー。 そうした、自然環境と農業問題を同時に考えさせられた顕彰受賞であった。  

雨の空港

image 東京は朝から雨、雨模様でありながら寒い、まだまだ冬である。 空港での待ち時間、国会の予算委員会、比例東北選出の我々もよく知っている衆議院議員が質問していた。 TPP問題に絞った質問であるが、凄い内容のある質問であった。 総理も担当大臣、農水相も外交交渉中と言うことで、歯切れの悪い答弁に終始した。 質問者もこの答弁では何のための予算委員会なのかと不満いっぱいの気持ちでったようであった。 新しい党であるにしても、新人でありながら、堂々とした質問であり、党の中でもそれだけの重要な人材なんでしょう。

森林レク協会理事会

この会の会長は三浦雄一郎さんで、ご本人が出席はできなかったが、私は理事就任後初めての通知でもあり出席した。 21名の理事のうち、森林利活用されている自治体、スキー場開設企業、などの方々が、林野庁との連携を密にして、森林の有効活用をはかるための協会であった。 従って会員は、かねてから知っている自治体も多く、また、初めての首長さんもおり、ご挨拶をさせて頂き知り合いになれた。また、林野庁の幹部さん方にもじっくり話すことが出来る良い機会でもあった。 制度活用など有効活用も今後具体的に検討してみたい事案もあるように感じたところでした。 ところで、初めての会とあって 早めに会場に着きすぎ、近くに小石川後楽園があったので、参観した。 違えば違うもので、水戸の偕楽園の開設にあたり、梅などの苗をこの公園から分けてやったと言う後楽園は、東京ドームも近くにありながら、静かな水戸藩ゆかりの特別史跡、特別名勝であった。 既に、たくさんの梅が咲き誇り、入園して間もなく、ほんのりと香しい薫りが漂い、絵も言われない感じで散策した。 そうですよねー、豪雪の真っ只中からそうした公園に入ったのですから、つい、アーアッ!我々のところはまだしばらく後だなと感じざるをえなかった。 公園は、水戸藩の第二代藩主水戸光圀公の時代に完成した庭園で様式は、池を中心にした回遊式築山泉水庭園とのことでしたが、改修工事中で十分な鑑賞は無理であったが、改修後には是非ゆっくりと見てみたいと感じた。 image image