雪崩現る
例年この時期になると通勤途中の山の中腹がなだれてくるのがよく見えてくる。
これもまた春を感じる一つでもある。
もちろん、なだれる場所は当然のように急峻であり、ほとんど雑木も育たないようでありながら、夏には雑草で一面の緑となる。そんな場所がなだれ発生が早いことになる。
今年は豪雪でもあり雪崩も遅いのかと思っているが実はそうではなく、ほぼ同じ時期には発生しているから、自然はしっかりと四季の移ろいを反映していることになるのでしょう。
そんな思いで出勤して、日程通り社会福祉協議会の財政対策委員会でばっちり2時間をかけて新年度の事業を協議しあった。
当然のごとく、今冬の豪雪対策での雪下ろしサービス事業のあり方についての対応策で、つっこんだ議論をした。
サービスを提供する方々のボランテア登録と人員不足、それに対応しきれないことに対する利用者の不満があることの一方で、利用者の方々の雪下ろしサービスをしていただくことに対して、やってもらって当たり前!と言った姿勢に対するボランテアの方々の苦情が寄せられるようになってきているようで、これは良く利用者に対して理解していただかなければならないと同時に、地域ごとでの協力体制に課題もあることが図らずも露呈した格好になってきていることが話題となった。
やはり、地域のことは地域の協力があってこそ、円滑にコミニテーが促進され、地域の「和」や互助精神が作り上げられていくことの重要性もしっかりと理解してもらいたいものであるとのことになった。
実際、そうした考え方で地域運営をしておられる地域があるのも事実であり、そうした体制作りもこれからはますます求められてくると感じている。
一方で、村独自の施策としての、雪下ろしスタッフをそろえ、一定の対応ができるようなシステムも検討しなければならないかもしれないし、そうした時期が遅かれ早かれ到来することにもなろうかと考えられるが、まずは地域のことは地域で協力し合う体制造りが求められるように感じている。
こうした事案のように、雪のあるうちに、しかもまだ苦労した感覚がまだしっかりとある内に議論しあって、次の冬にあるいは豪雪対策に対応するようにすべきであると感じている。
「鉄は熱いうちに鍛えよ」でありましょうか。