カテゴリー別アーカイブ: 教育

人騒がせな大臣

この1週間近く、国会と文部科学省はてんやわんやの大騒ぎとなった。 もちろん大学の設置に向けて準備を計画的に進めてきた秋田市をはじめとして岡崎市、札幌市などの地元でも青天の霹靂のような驚きと予想だにしなかった大学設置の「不認可」とする田中文部科学大臣の記者発表で一体全体どうなっているのだ、暴挙以外の何物でもないという厳しい意見が噴出した。 それが、秋田県内はもちろん全国的な話題となり、マスコミでも大きく取り上げられるに及んで国家の問題となった。 国会でも取り上げられ、政府与党もその対応には四苦八苦したようである。 大臣が任命した委員による設置認可審議会が設置を認める方向を、不認可とすることはいかに大臣の専権事項としても到底許されることではないように感じた。 文部科学省の担当である高等教育局長はB局長で、秋田県の副知事もなさっておられたかたであり、何ともめぐりあわせの悪い時期に担当大臣であったものです。お気の毒にと申し上げるしかない。 報道でしか知ることができないが、大臣の説得に懸命に当られたようですが、何せ、これまでの行動、発言などから推測しても分かるように一筋縄ではいかないことであっただろうと思う。どれほど苦しんで難儀したことであろうか。物事の道理や理論的で通じることではなっかたのではないかと思うと、いかに切れ者の優秀な局長であっても大変であっただろうと思う。 そのご苦労には心から敬意を表した。 今回の問題は、いろいろな課題を投げかけたことでありましょうが、問題の大臣については何かやらかしそうだとは任命した当初から言われており、ついにやったかといった感じでありましょう。 国会が開催されやっと、国債法案が審議入りされようとしている矢先にこれですから、全くもって国家国民にとってもはなはだ迷惑千万な話しである。 官邸と与党、野党の強硬姿勢で政府国会を挙げての収拾策が功を奏して、認可の方向に道筋が見えたことは良かった。 教育と勉強しようとする子供たちの気持ちをしっかりととらえていることを政治が示すことができたように思っている。

最高の出品でにぎわう

  今年が45回目になる平成24年度東成瀬村産業祭が好天の中で、村民体育館を主会場にして多くの農産物や農産加工食品、民芸品などの出品で大いににぎわった。 今年からは、玄米の部も設けられどれだけ出品されるか気にしていたが、結構出品していただきうれしかった。 素人目の私にはその出来具合は判断はできなかったが、農家の方々にはよくわかるようで、いろいろと参考になったようでした。 この夏の猛暑は農作物にどのような影響を与えたか大変心配していたが、これだけ多くの出品があるということは、農家の方がたの技術と努力によって克服したものと思われうれしい限りである。 また試験的に栽培している、育苗センターなどでの葉物野菜も紹介されていたが、やわらかくおいしかったし、大いに期待されるのではないだろうか。 今年からは、日本で最も美しいい村連合主催の写真コンクール作品のすべてが会場に展示され、その素晴らしい作品は写真フアンにとっては全国レベルの作品であり、一見に値するものであると感じた。 また、村内の観光写真なども飾られていたし、小学生の習字なども協力していただいておるようであった。 3・11大震災の被災地である、岩手県大槌町の被災者のお菓子なども売られていたし、宮城県名取市閖上地区の海産物の即売会も人気を博し、昨年に引き続き大賑わいであった。 この出店のきっかけつくりになった名取市のO県議会議員さんからは、ふるさと納税としてご協力をいただきました。ありがとうございました。 東成瀬中学校には、閖上中学校の野球部とバスケットボール部が一泊二日で来校し、親善試合を行っていました。 いろいろな工夫を凝らして、内容の豊かな産業祭となりつつあるようで関係者の皆さんに心から感謝申し上げたい。 また、防災センターでは、自主防災組織結成に向けての防災講習が部落長、自治会長さん方を対象に開かれましたし、村独自の防災支援員2名を委嘱し、これから具体的に自主防災組織立ち上げに向けてご協力をいただくことにしました。 恒例の健康相談も行われ、私も骨密度測定を行ったもらったところ、十分な密度であるとの判定で少しその分では自信を持ってもよいのかな。

輝け137の光

楽しみにしていた東成瀬小学校の学習発表会が行われた。 孫が1年生で、毎日のように家族の中でその学習発表会の話を聞くものですから、どんなことをするのだろうと楽しみにしていた。 校長先生のあいさつで、昔は学芸会と言って、今よりは華やかな飾り付けなどをしていたように思うが、今の子供たちは、国の学習要領などによって、教科書での勉強も多くなり、とにかく忙しい。 そんな中で、学習発表会といった表現で、ふるさとを見つめなおし、勉強したり、調査をしたりした成果を発表する機会が、この学習発表会である、とのことであった。 そう言われればなるほどと思った。 そんな挨拶がある前に感じたのが、よくこの子どたちが発表演題のすべてが約15分であることに気付いた。 その時間を、うまく充実した内容でまとめているものだと感心していた。 しかもその内容が「ふるさとを大事にし見つめなおす心をしっかりと持つようにする」指導が我々にもしっかりと伝わってきていた。 何よりも、子供たちの目が輝いているし、いつも言っている目を見て挨拶をしてくれる、これはうれしい限りであるし、気持ちがよい! 最後のふるさと讃歌の元気のよいこと良いこと、それこそ「137の光」が一段と輝きを増した学習発表会でした。 みなさんありがとう、いっぱい遊ぼうね。

六十路の会

毎年、村内で還暦を迎えられた方々を対象にした「六十路の会」を開催してきた、今年も対象者65名を対象に希望者を募ったところ25名が参加し、久しぶりの再会から、同じ年で、村内で生活しているにもかかわらず同じ年であったことを初めて知るきっかけづくりになり、その後は親しく会話をしたりする友達になったりして、とっても良い機会になっていたことであったという話を聞くことが多い。 「六十路の会」という名称を付けたのは10年ぐらい前であったが、それ以前は秋田県の先進的事業地を視察するという「秋田県の記念日事業・先進地視察事業」の一環で始められ、そうした施設の入館料や視察のためのバス借り上げ料を秋田県が負担して行われていたのである。 当時は、対象者も多くまた、参加者も多く、大型バス5台以上も連ねての大事業であった。 その後県の負担もなくなり、しばらくは、村が負担してその事業を継続してきたところでしたが、「先進的事業」が色あせてもきたことから、独自に視察先を決めたり、参加者と相談をして事業内容を決めて、村内の事業を視察する内容に変更してきた。 これが結構好評で、続けられており、村内であってもなかなか見ることがないこともあり、半日を視察にあて、午後から懇親の場にしてきている。 今年の会もすっかち盛り上がり、約3時間ばっちり懇親を深めあっていた。   ◆ 昨日は、すっかり秋の気配が濃厚となりやはり、彼岸を中心にして気候は間違いなく訪れてくることがはっきりとわかる日となった。 この日、近隣のスポーツ少年団3チームによる、横手警察署増田幹部交番管轄の青少年健全育成少年野球大会が村の球場で開かれた。 久しぶりに子供たちの元気なユニホーム姿をまじかに見て、わくわくしてきた。 私が、スポ少の野球指導(?)をしていたころとはその技術といい、体力といいそれはそれは雲泥の差があり、さすが現代っ子の吸収力と指導力のすごさに改めて感心してしまった。 少ないメンバーの中で、しっかりと練習をし、大規模校と一歩も引けを取らない試合に成瀬っ子のたくましさを感じたところでした。 午後からの「六十路の会」でも孫さんがそのスポ少で活躍している話を聞き、すっかり盛り上がりました。 頑張れ成瀬っこ!

貴重なご意見

  村の方々とご一緒するといろいろなお話をお聞きすることができて、とっても充実した時間となる。 その機会が1年に一度の敬老会などとなると、お互いに「久しぶり!」といった挨拶から始まり、「まめだったが!」「病気したそうだったけれども、元気そうだな。」「俺も手術して1年になる」「誰それも同じ病院んで手術した」、全く知らなかったこと、初めて知ることも多い。そうした会話から始まり、世の中の話し、集落での出来事、人様の考え方などなどそれはそれは多種多様、それを聞いているうちに、ハッとさせられることも多いのです。あるいは、なるほどなるほどと教えられることも多い。 昨日も、椿川地区と大柳地区の合同の敬老会で久しぶりの皆さんとゆっくりとお話ができた。 80歳になられても毎日山菜取りに山に入っておるというDさんは「今年の山は異常だ、沢という沢は全く水が流れておらないばかりか、「白い」という、ジョリッコ履いて歩ける状態だ」「白いのは、水がなく地下からのわずかな噴気に温泉成分がありそれが白くしているのではないかと」という。 こうした現象は初めてである、おそらく、今年のキノコは「一回雪が降ってからでないか」という。それだけ山の水、山全体が水分不足であるといううのである。 こうした時に心配なのが、一気に雨が降ると、たまるところがなく、表面を雨が走ってしまい、しみこまずに災害が起きないか心配だという、そうした自然状況については我々も心配しているし、対応策も考えておかなければならないと感じた。 一方では、山菜である「サク」のすべてがクマによって根こそぎ食べられてしまっている、こんなことはこれまでなかったことであるという。ブナ栗やドングリも葉が枯れたり、楢枯れて十分ではないし、クマも里に下りてきている。 これから、熊の対応策も考えていかなければならないし、檻の設置場所についてのご意見もあった。 また、全く我々の配慮が不足していたこともあった。 それは、小学校統合と同時に考えなければいけなかったことに、バス停留所の課題があったことを気づかずにこれまで児童生徒たちに雨の中、雪の中、風の中、バスの停車場所付近でそのままにして、待たせてきたことに今更ながら申し訳ない気持ちでいっぱいであった。 実は、敬老会でその話をお聞きする前に、地区の代表が、林業関係の仕事をしていることから自分で木材を使って作ってやろうかとさえ思った、孫たちのためにそんな思いでいたが、息子から相談を受け、議員に話をしたら、早速村で作ってくれるとのことでありがたかったと言ってくれた。 そのご意見をいただいて、直ちに予算措置をしてすぐにかかることにしたが、来年度の部落からの要望事項に入れてからにしたらどうかとか、担当はどこだとかやり取りがあったようだが、「そんな問題ではないと!」きつく申し渡した。 極端な話し、これから間もなく冷たい雨、雪、風の季節、どんな思いで児童・生徒がバスを待っているのか、それを思ったら、予算がどうのこうの言った問題ではないとさえ思える。一刻の猶予もない、すぐに「やれ!」と言いたいぐらであるが、それはそれ、手続きが必要でしょう。いかに迅速に実行するかを考えたいと思った次第でした。 全く私の配慮不足から、卒業した子供たちもおることでしょう、そうした児童・生徒たちに不便な思いをさせて申し訳ない気持ちでいっぱいである。 やっぱり、地域の方々の会話、集まりには欠かさずに出かけて生の声をお聞きしなければと思うし、それをよく判断して実現していく必要性を改めて感じた機会でもあった。