カテゴリー別アーカイブ: 医療
叙勲祝賀会で
(横倉日本医師会会長の祝辞) (御法川自民党財務金融委員長は子供の頃からの主治医)
小山田前秋田県医師会長が、旭日小綬章並びに秋田県文化功労賞受章祝賀会があり出席した。 小山田先生は、わが村が一昨年保健文化賞を授賞したさい推薦していただいた会長であり、村にとっても名誉なことで感謝しているところです。 今回の叙勲を心から御祝い申し上げます。 この祝賀会には、日本医師会長始め多くの著名な方々が出席されており、いろいろな方々とお話しする機会があってとても充実した時間でした。 村の特産品、学力、栗駒山荘、スキー場、自然環境、物産、短角牛の肉質や六次産業の取組、更には日本で最も美しい村連合の紹介もできるなどと共に、子供達の肥満度、歯科口腔等の取組みに関心をもっておられることも知りましたし、秋田大学との地域連携等の幅広い分野でお話しをすることができました。 これからも地域連携に協力したいとの提案もあり心強く感じたところでした。
美幌町立国保病院視察
秋田県町村会の行政視察を、今年は北海道の道東地方を訪問して研修している。 昨日は、網走市近くの美幌町立国保病院での医師確保対策を中心に実態研修をした。ベット数99床、10科、常勤医10名、非常勤医師3名であった。 ところが、ここまで来るには医師の変遷は激しく、現在の体制になるには、院長を含め、北海道からの赴任者は少なく、ほとんどが道外からで、院長は大分からの赴任でした。 その内容は、インターネットによる募集サイトだけで確保しているとのこと。 これには驚いた。 人口2万人余りの町ですが、大学の医学部との連携は全くなく、無理であるとのことであった。 募集に当たっては、町を暗いイメージではなく、空港が近く、スキー場や温泉がある、自然が豊かで、観光地もおおい、冬でも暖房がしっかりとしているとか、明るいイメージで募集した方がよいとのことであった。 何かあったら直ぐに帰れることも条件のひとつになるようであった。 そのためか、本州からの赴任者が多いとのことであった。 経営は赤字であるが、その額も少なくなってきているとのこと。 MRI等の最新医療機械を揃えるなど、意欲的であった。
医療・福祉の現場から
県内の国保診療診療施設協議会の医師・看護師、保健師、介護職員、検査技師が一堂に会して研究した成果を発表し研修し合う第9回目のミニ学会が行われた。 とても内容の濃い発表で、10月に山形県で行われる全国大会でも堂々と発表してくれるものと期待したい。 村の保健師二人と看護師も専門的な分野から研究成果を発表してくれた。 緊急時の対応などについての発表では、単にマニュアルだけでなく、簡易なイラストをいれるなど誰でも直ぐに対応出来るようにするなどの工夫が必要であり、これはAEDなどの取り扱いの際などでも可能ではないだろうか?と思った。 緊急時などには、AEDがあっても、慌てて取り扱うことが出来ない 場合もあるような気がするがどうだろうか? とにかく、こうした研修では多くの方々の意見を聞いて出来ることは直ぐに実践することが大事であると常に感じており、できるだけ私もそうした提案をしている。
秋田県の医療・介護総合確保事業
(示された秋田県計画)
(台風一過の青空)
全国的には「地域包括ケアシステム」が提唱されて久しいが、秋田県でも最近は法律に基づく「地域における医療及び介護の総合的な確保の促進に関する法律」が平成26年に制定され、これに基づく「秋田県医療介護総合確保事業」が策定されることになり、その審議のための計画策定委員会が開催され出席した。
一昨日は、地方創生対策の委員会が開催されたし、昨日はこの委員会と矢継ぎ早に開催されている。
まもなく県議会も開催されることからこれに提案する必要性もあり、こうした会議が開催されているのでしょう。
地域の福祉・医療の確保対策は喫緊の課題であり、その必要性は必然性があり、それぞれが独自の対策であっては成らないわけで、全国的にはすでに広島県をはじめ多くの自治体が積極的に取り組んでおるところです。
国民の健康の保持及び福祉の増進に係わる多様なサービスへの需要が増大している。従って、地域の創意工夫を生かしつつ質の高い医療提供体制と介護の総合的な確保を目指す地域包括ケアシステムを構築することを目的としているものです。
しかしながら秋田県においては、まだまだこの地域包括ケアシステムの認知度は低く、しかも医師の偏在が秋田市に集中する顕著もあり、看護、介護人材の確保も厳しい現状に秋田県としてもこの計画策定にはかなりの厳しさがうかがえた。
台風10号については随分と心配したが、大きな被害もなく今朝は台風一過の青空ものぞく天気となりほっとしているが、9・11に続く今回の台風被害のあった岩手県、さらには先般の豪雨被害のあった北海道の各自治体の被災地には心からお見舞いを申し上げたい。
当事者としてどれだけ頑張っても防ぎきれない災害のあることを目の当たりにした思いでした。