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9月議会終了

4日に開会した村議会は、途中決算審査などをはさみ昨日14日まで開かれ、提案したすべての議案を可決承認していただき閉会した。 この議会は、昨年度の決算を審議していただき、認定していただく大変大事な議会であった。 それだけに、すべての議案を承認・可決していただくと、正直ほっとする。 この後は、計画している事業などを計画的に進め、降雪前には多くの事業の目鼻をつけることができるよう担当者ともども努力しなければならない。 今議会でも、いろいろと反省点もあり、ご指摘事項については真摯に受け止めて、改善を図っていかなければ成らないと考えている。 閉会の挨拶では、温泉施設の源泉ポンプが故障しその対応策、応急対策などを検討してきたところでしたが、抜本的な対策、つまり別の源泉確保が必要ではないかとの方向で検討させていただきたいことを申し上げたところでした。 温泉掘削以降ほぼ20年も経過し、かなり老朽化していたこともありこれまで何とか持ちこたえてきたところでしたが、今回のポンプ故障はもはやどうにもならないような状況であることが、専門家からなの意見として出されており、やむをえ得ないのではないかと思っているところである。 つぎに、ブナ枯れ対策については、虫がついたことによるものと、ブナの木の植生から来る自然的な葉の枯れではないかとの見方があり、これは、ブナ自身が、生命維持のためのため、葉を落とす植生ではないか、紅葉もそうであるように、その見方が強いようでもある。 もう1点は、村内に企業立地を予定している企業が、村内企業として地元会社設立に向けて検討していることと、創業は来年5月から6月ころになる予定であることを予定していることを申し上げた。  

ブナ枯れを憂えて

  昨年あたりから少しづつ見られていたようである「ブナの葉の枯れ」が今年は拡大している。 調べてみたら、山形の月山あたりで3年前ぐらいから現出していたようである。 昨年は湯沢市秋ノ宮あたりでも確認され、村の中でもそうした現象が散見されていた。 今年は私が毎日見慣れている「合居川」方面の山並みが異常なくらいに赤い、農作業をしている大先輩から「あれはなんだと!」と言われ、その前に気づき担当から聞いたところ、ブナ虫が葉っぱを食べているのだとのこと。 昨日は別の知人から「いや、虫ではないとおもう」との話しで、実際枝を切り取ってきてくれたが、虫が食べた跡は見えない。 そこで「合居川」の方に言ってみたら、道路沿いにそのような樹がありよく見てみたら、黒い虫がついている。 ウエツキブナハムシと言うそうで、体長は6.5mmほどのむしであるようだ。その下には赤茶けた糞であろうと思われるおびただしい量が落ちていた。 どうもこれが原因らしい。 今のところ。葉っぱが食われているだけで、樹幹には影響がないと言うことで、関係機関でもそんなに大きな問題意識は持っておらないようである。 昨年あたりからそうした傾向が見られてはいるものの、今年もしっかりと葉が茂っており、大丈夫であろうとの考えのようだ。 山菜採りに入っている人たちもそんなに心配はしていないようであるが、大丈夫なんだろうか? しかし、これが長年続くとどうなるんだろうか心配である。 対策は今のところ全くないようである。 極端な話し、自然生態系の根幹であるブナ林が消滅したらどうなるだろうと心配でならない。 学者の一部では、激減するというシュミレーションをしている方もおられるようだ。

秋色濃厚の山に異常

    昨日は、決算委員会二日目、集中的に審議が進み午前中ですべての審議が終了した。 数年前から決算にかかわる主要事業など説明資料を丁寧に揃え、資料として提出してきており、さらに毎年度資料の内容についても決算審議の過程で求められている内容を充実させて工夫してきたことから、事前に資料を見て、検討していただくことができ、審議進行に役立っているものと思った。 決算審議の合間に望む周囲の山々の風景は、すっかり秋色が日増しに濃くなってきている。 気になるのが、ところどころに「ナラ枯れ」と思われる赤みがかった樹木が散見されることである。 さらに、今年はもっとすごい現象が現れているのです。 それは、原因が何なのかはわかりませんが、「ブナ林」が周囲の青々とした光景とは全く異常なくらいに茶色がかった景色となっていることである。 その面積が異常に広く、次第に広がりを見せていることである。 ブナ林帯は標高が200mから1,000mぐらいで地域によっては1,400mまでも生育し、地球温暖化とも密接に関わっているようである。 日本の代表的な天然林であり、自然生態系の主要樹木である。 その天然林で確実にこうした現象が見られ広がりを見せているのに手の打ちようがない。 しかし、この現象がわが村だけではないと思うのであるが、その原因は何にあるのだろうか? 写真ではなかなかうまく取れないが、このブログで「まさか紅葉でもあるまいに」で、パークゴルフ場の向かいの山が赤くなっているのに気づき紹介したが、その後どんどん広がりを見せているのである。 担当者に聞いてみると、「ブナ虫」が葉を食べているのであるとのことであり、樹木本体には影響がないとのことであった。 しかし、どうも、虫であるとすればブナの木の下に、虫の「ふん」が落ちているはずであるが、その確認はできていないようである。 関係機関に照会することと同時に、県内の状況、原因、問題点などを調査する必要があるように感じている。 どうも、このところの高温と雨不足などが重なったせいもあるのではないかとも言われている。 あるいは気象変動なのか気になるところである。 それと、もっと別な要因があるのか。 数年前にもこうした現象があったともいわれておるもの、このようにひどい状況ではなかったようである。 そんな山の様子の中で、移りゆく雲は確実に秋の気配。 わずかなにわか雨の後に虹を久しぶりに見た。      

決算委員会初日

23年度の村の決算がまとまり、議会から認定を受けるべく9月定例議会に提案した。 各会計とも黒字決算で終わることができまずはほっとしているところである。 なんと言っても膨大な予算を、村民福祉にどう役立てていくかという重大な使命を帯びているわけであり、予算策定から決算を経て一定の評価を下されるところから、予算審議の議会と決算審議の議会はしっかりと議論して、次の施策に向かっていかなければならない最も重要な議論の場となる。 村議会でも十分に決算内容を精査の上決算議会に臨むわけであり、我々もその内容については常に答えることができるような準備を怠ってはならないことになるのは当然である。 ところが、勉強不足か、研究不足なのか、答弁がしどろもどろであったり、自信のない説明が目立ち残念でならない。 所管することをしかりと研究したり、昨年とほぼ同じような質問であるようである内容について、研究していないのか確認していないのかどうか、どうも説明できていないことがあるようで、しっかりしなければ成らないと思った。 その場を終えればよいと思っているのではないであろうが、曖昧にしていることは決して良いことではない。 調べたら直ちに報告する姿勢が求められることになる。 後刻調べて報告するとしたならばその報告も、質問した議員だけにではなく、全体に報告することが必要であるはずである。 ここいらあたりが徹底していないきらいがあって、今年もまた反省からスタートした次第である。 決算は終わったことからと言っていてはいけません。 その内容をしっかりと反省し、次にはどんな施策を講じようかと言った議論であって欲しいし、我々もまた、そうした姿勢でこの決算審査に臨まなければならないと肝に銘じるべきである。 これは自分自身からそうした姿勢で、何かやるべき事がないか、改善するには何があるのか、何が求められているのかと言った思いで望みたいと思っている。 予算と決算が終わって始めてその成果が見えてくることを改めて確認したいものである。

敬老会始まる

今年の敬老会が9日の田子内地区を皮切りに始まった。 今年もまた、ご案内をした方々がたくさん来てくれた。 人生の先輩方であり、村の発展とともに歩んでこられた方々で、多くのことをご指導いただいた方も元気に参加してくださっていた。 敬老会の開催には、それぞれの地域の世話人が協力してくださっており、今年は若い青年層から、中年層までそれぞれの地域の中心になっておられる世話人が献身的な世話役をかってくださっていた。ありがたいことです。 こうしたつながりは、滅多にないことであり、素晴らしい試みであると感じた。 今年の挨拶は、村政運営が皆さん方のご協力とご理解によって順調であることと、基金も積み増しすることができて、健全財政であることを先日講演会でお聞きしたことを参考に、「家庭の財布」と「国の財政」「外国の財政」などを比較した講演内容に沿って説明させていただいた。 また、健康の秘訣「かきくけこ」から今年は「快老術/かきくけこ」としてあるお医者さんの本から引用させていただいて披露申し上げた。 健康の秘訣「かきくけこ」では、皆さんところどころ覚えておいてくれた方も多く、そうしたことを話題にして会場を回って、親しく懇談させていただいた。 毎年のことながら、150人近くの方々すべてにご挨拶することは、結構時間もかかるし、ハードである。 これまで続けてきたし、皆さん待っていてくださるから失礼のないようしっかりと回らせていただいている。 その際には、いろんなことをお聞きすることもできるし、今年は、昨年体調を崩したものですから、そのことを心配してくださる方々も多く「飲んでるのか」「無理するなよ」「腹八分が大事だぞ」「冷たいものより温かいものが良いぞ」などと随分ご心配をかけたものであると心から思ったところでした。 自分だけの体でないことを、改めて心して管理していかなければと感じたところでした。 再来週の連休には二日間が、連ちゃんでの敬老会である。   ● 議会が再開され、一般質問が二人の議員により行われた。 しっかりと誠意をもって答弁したつもりであり、改善すべき内容については具体的に直ちに実行に移すべく質問終了後、職員と打ち合わせをし、指示をしたところである。 こうした姿勢で常に村政運営を心掛けていきたいと思っている。 質問内容が広範でしかもかなりの多項目になると、すべて書き留めておくこともできず、次の質問になってしまうと、ついメモることができずに答弁漏れになったりする。ここいら辺りを何とか改善することができないものかと常々感じていたところでもある。 今日からは、決算特別委員会が二日間にわたって行われる。 自分たちが行った事業内容を、しっかりと見直ししつつ、次の施策の参考にしたいと考える、良い機会でもある。