交通安全・防犯, 政策, 道路交通, 防災・消防 職員で雪おろし 2013年1月11日(金曜日) 爽風雲 今冬初めての役場庁舎などの雪下ろしを職員がやってくれた。 このところ、毎年こうした作業を行ってもらっているが、何せ建物が高いうえ面積もあり、特に車庫なんかは面積も広く屋根の上で運ぶ距離も結構長い、さらには入りこんだ場所は、吹きだまりになって作業も難渋している。 いつもよりは早い作業となったのではないかと思っているが、この調子だと今年はまだ頑張ってもらわなければならないのかなと思う。 2、3日落ち着いたかと思っていたらまたまた寒波襲来で降雪も多くなりそうだ。 昨日は各集落の代表者さん方に、雪害対策の留意点や、隣近所に対しての支援、お手伝いなど関係する方々との連携を密接にして、事故防止の呼びかけ方を徹底するようお願いしたところです。 村道の幹線部分についてはかなり徹底した除雪をし、さらに今年は例年よりも早く排雪している場所の確保のためのブルドーザーによる押し方を、地域によっては3回目の作業をするなど十分に対処をしているところである。 先日秋田市に出張したら、小路の除雪が全く駄目で、車の交差もできないような状況で、非常時の際にはどうするんだろうと他人ごとではないような気がした。 何も、これは今年に限ったことではないようですし、苦情件数も4,000件以上とのことで、その苦情にこたえるとすれば、除雪費がいくらあっても足りないとの除雪担当の談話が載っていたが、除雪延長も長いことでしょうし、小路は網目のようになっているでしょうから、それもその通りでしょうが、毎年のことでどちらも困ったことである。がしかし我々のところであればそうしたことは言っていられないのが現実で、とにかく幹線道路だけはいつどんな時でも緊急車両が通行できるような道路状態にしている。 他所からくるお客さんも一様に東成瀬村の除雪は徹底していると評価してくださっているのも事実である。 雪が降れば降るほど、除雪対策は徹底し、住民の方々に不安を与えないようにしていかなければならないと思っている。 村の重要な施策である。
政策, 雑感 ロケットスタートもいいが 2013年1月10日(木曜日) 爽風雲 次々と経済財政対策を打ち出している安倍政権。 聞いたことのある審議会の委員も選考されてめまぐるしいばかりの対策で、私なんかは何がなにやら分からないのが本音である。 言えることは、かって自民党政権時代に幅を利かせていた審議会が再び復活していることは確かなようである。 つまり、安倍総理が第1次内閣の途中で挫折した経済財政対策を復活したことであるのであろうか?復活というより、その当時と現在の経済財政状況は同じであるのだろうか?世界は間違いなく変わっていると思われるのであると思うのであるが、それとは関係なく、1次でできなかったことを、やり直しをしようとしているのだろうか? 次第に明らかにされることであろうが、どうも心配なことが出てきているというか、閣僚の発言などから、政権公約とされている「地方分権」がなんだか全く別の方向に進んでいくように感じられてならない。 昨日は、閣僚から自動車に関する地方税を減税する方向で検討するという担当大臣からの記者会見があった。 減税するといっても、地方の財源であるこの関連税を代替財源を検討しているのかどうなのかも示さないで、一方的に減税したい、それが自動車関連産業の活性化につながり、雇用も創設されるし、円安、株価対策、輸出産業にも好影響を与えるとのことであるが、片手落ちなような気がしてならない。 これまでの自民党政権は、どうも一方的に地方に問題点を押し付けて、中央政府の意のままな対策、政策が多かったように感じられていたが、どうもその再来なような気がしてならない。 まさか、あの忌まわしい小泉改革の再来ではないであろうとは思うが、各種委員の選任などを見ているとそうした影がちらちらと見え隠れするようであるがどうであろうか? 決まってしまってから、そんなはずではなかったなどと言ってもどうしようもないが、どうなるのだろうか、しっかりと注意深く関心を持っていく必要があるように思える。
ノンセクション 年の初め 2013年1月9日(水曜日) 爽風雲 あちこちで新年の行事が行われている。業界ごとにあるいは職場ごとに団体ごとに今年1年の始まりを祝い新たな気持ちで取り組むきっかけづくりにするためであり、同時にそれぞれのトップが1年の方針を示す機会でもある。 昨日は、湯沢商工会議所新年祝賀会が大勢の会員出席のもと、橋口副知事も出席して開催された。 始まりに、国歌斉唱はどこでもあるのであるが、この新年会では必ず「一月一日」がうたわれる。 この歌ってなんだっけと一瞬戸惑うが、全層が始まると、ああそうかといううことになる。 この歌は私にとっては、年に1回だけこの新年会に出席したとこだけの歌となる。 なかなか気持ちの良いものである。 子供のころ歌った覚えがあるが、いつのころからか歌うことがなくなり、それがこの湯沢商工会議所の新年会に出席するようになって歌うことができる、それも出席者全員で歌うものですからなかなかよろしい。 正に新年にふさわしい気持ちになる歌である。 「君が代」「一月一日」とそれぞれの思いがあることでしょうし、歌う歌わないは個人個人の考えでよいわけであるが、みんなで歌う意義もあることも確かである。 これからもまだまだこうした新年会は何回か続く、しかし、この歌だけはこの新年会だけである。 伝統なのか、会頭の発案なのかな?会頭は私の同級生で、特にこうした節目節目、日本人の心みたいな気持ちをしっかりと持っている方であり、そうした思いが組織運営にも関係しているようにも感じられる。 会頭の挨拶、来賓あいさつでは政権交代による景気浮揚、経済復興に大いなる期待が示されていた。
ノンセクション, 政策 地方分権に対する温度差 2013年1月8日(火曜日) 爽風雲 民主党が新政権を打ち立てて華々しくスタートして3年あまり、スタートに当たって地域主権(地方分権)改革こそが「改革の1丁目1番地」としてなんとなく理解しやすく大きな期待感があふれていた。 これと似たような地方分権が各政党において政策として提言されているが、どうも我々地方におり、多少なりとも政治にかかわっているものからするとどうも微妙な温度差があるように思えてならない。 それはなぜか? その一つにあるのは、「地方」をどのようにとらえているのかが判然としないばかりか、どちらかというと地方団体の意見としてとらえているのが、県単位あるいは県規模の団体をいくつかにまとめて、その固まり、団体、組織を「地方団体」としてとらえているのであるように感じられてならない。その組織に国の行政組織の権限を委譲させるとするものである。 つまり、まず大きな塊の中に現行制度上の市町村をどうするのかは全く見えてこないのはどうしたわけであろうか? とにかく、大きな組織にまとめ上げて、その枠組みの中にある市町村はおのずとその組織に組み込んでいこうとする、まず広域的な自治体、組織、一定規模の自治体ありきで議論されているのではないかと感じられる。 つまり、平成の市町村合併の検証もなされないまま、結論ありきで進行しているのではないだろうか。 こうした議論の背景には、全国知事会や政令市長会、首長連合などが分権を切り口に各政党の政策を相次いで採点し、地方の意見として要望を盛り込ませたことによるのであるのではないかと言われている。 その自治体の多くは、一定規模の人口規模であり、我々小規模自治体の意見としては全く反映されておらないことが、今回も話題として出されてもどうしてもすんなりと入っていけない原因であろうと考えられる。 ただ、これまでがんじがらめであった法令による義務付け・枠づけを大幅に緩和した効果はあったと思われる。しかし、その議論とても地方側が「権限・財源の拡充」路線になると、途端に分権改革の具体性がトーンダウンというか、議論があいまいになって、尻切れトンボみたいになっていく。 更に、ひどいことに、自民党政権当時には三位一体改革のもと、あろうことか地方交付税の大幅削減という仕打ちで圧力をかけ、市町村合併を推進した事実がある。 これはまさしく「だまし討ち」以外の何物でもなかったと思う。 この延長線上にあった、地方分権改革は少しは回復したものの、国の出先機関の地方移管も進んではおらない。 こうした進め方が果たして、民主主義の本筋であろうかはなはだ疑問である。 小さな自治体は「黙って飲み込まれろ」みたいな論理にはどうして承服できないし、地方自治体の運営の本質は「住民が見える行政」が原点であるとする考え方からする相当にかい離しているとしか言わざるを得ない。 政権交代後の現政権がどんな議論を進めるかを注視していかなければならないと思っている。
政策, 観光 温泉出てくれよ! 2013年1月7日(月曜日) 爽風雲 沼又地内の温泉の揚湯管が屈曲してくみ上げることができず、やむを得ずホテル・ブランの温泉も沸かしてご利用していただいているところです。 その後、温泉可能地点の調査をして、しかも利用施設に近い候補地として、スキー場の駐車場での掘削を計画し、村議会の議決を経てこのたび温泉の掘削を施工することとした。 宇宙科学の進歩発展は目覚ましく、月や火星などの調査が進むなどのほか、人工衛星による気象情報衛星の打ち上げなどで地球環境、気象などかなりの高い精度での解明が進み、気象予報もできるようになっている。 一方、地球科学、地質科学など地球の内部にかかわる研究はその調査研究の困難さから解明されていない分野があまりに多いようである。 その卑近な例としては、天気予報などはかなりの高い精度で予報できるが、地震の発生メカニズムなどは今なお多くの課題もあり、決定的な予測さえも困難な状況であるのが現実であるようだ。 そうした面からすると、今回の温泉掘削についても温泉が出るか出ないか、わずか地下1、000メートル地点の地質の一定程度の地質構造は予測することはできるものの、決定的な構造までは特定できない状況ではないかと思う。 温泉湧出については、一定の地温と水脈がないといわゆる温泉法で定義している温泉とはなりえない。 従って、その工事施行にあたっては悩ましいことが多いのも事実である。 今回、村としては、温泉施設の村民の方々の利用状況が極めて高く、また入湯税も村税収入としても高い位置づけであることから、新たな温泉掘削をすることとしました。 困難なこともありましょうが、施工者の方々の持てる技術を存分に発揮して、施工期間にぜひ温泉掘削に成功させてほしいと願っている。 お話を伺うと、1、000M程度での掘削ではほぼ90%以上で温泉を掘り当てているようであり、ぜひ今回もそうあってほしいと万感の思いを込めて期待しているところである。 約20年前、現在地で温泉が掘り当てられた時は秋のみぞれが降るような天候であったが、あまりうれしくて、ドラム缶に入ってくる温泉に寒さも忘れて入ったことを、安全祈願祭をしている途中に思い出していた。 今回もぜひとも、何とかそうしてドラム缶でもなんでもよいですから入ってみたいものです。