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やはり過ごしやすい
台湾の歴史を知る
台湾の農業視察
午前中は、台中の傑農合作農場(農家142戸が参加している農業経営体)で、農協とは是々非々の立場で主に、輸出を促進する団体であり、施設の整備は、国から約1/3の補助と農家の出資、借り入れは農協ではなく、市中銀行からの資金で整備し、運営している。
今後もこの方向でいく。
輸出は伸びている。
作物は果樹(マンゴー、ブドウ、梨)で、農家所得の向上のために設立され、順調であり、代表は秋田には7回以上も来ておられ、竿燈も経験されているとのこと。
日本向けの検査検疫は厳重で安心して買い、食べることが出来る事が確認できたし、その設立趣旨についても、何か複雑な思いがした。
午後からは、高雄市に移動し、高雄農業改良場を視察。
ここは、日本の農業試験場と考えられる施設で、丁寧な説明と具体的な施設の研究成果、目的などを研修させていただいた。
印象的なことは、「農業栽培技術の差先端の研究成果をいち早く、農民に、安全で健康な農作物栽培技術を提供し指導する役割」と断言していることであった。
また、日本人が好んでいる、枝豆の40%は台湾から日本に輸出されていることには参加者も一様に驚いていた。
今回の研修は、台湾の日本に対する考え方、国民意識の友好的で好意的であることに深い感銘を覚えた研修であり、とても意義のある交流研修であった。
先端産業を研修
台湾は日本と同様、資源に乏しい技術立国、貿易の国である。
それだけに、国をあげて先端産業の育成、誘致、技術者の育成、研究、教育に集中的に取り組んでいることは、既に知っていた。
こうした状況を実際に今回視察研修ができた。
ほんの一部分であろうが、説明を受け、写真もとることができた。
新竹サイエンスパーク(科学生活館)がそれで、約30年前に面積630ヘクタールを国が整備し、企業が立地、一大先端産業地域になった。
これ以前から精華大や交通大学があり、これらから優秀な学生、研究者が勤め、全体の地域には約15万人が住み、土地の貸付やモデル工場を建て、企業に優先権を与える。小中高校を配置、病院を立地、好影響、ゴルフ場を配置、浄水場の整備、発電所の整備、水道の整備、など徹底的な集中整備し、更に、法人税を17%限度、輸入、事業税などの優遇制度導入、更には、企業に補助、奨励金の交付などそれはそれは徹底的な内容であった。
加えて、行政施策として、ワンストップサービスにより国が関わっていた。
こうした中途半端な施策ではなく、 徹底的な施策が現在ある姿であるようだ。
悩みは、給与が10年前とほとんど変わらず、決して優遇はされていないといったことに起因するのか、ヘッドハンティングが激しく、技術者がごっそり100人近くも引き抜かれるといったこともあったとか。
悩みはあるようですし、先端産業は日進月歩に世界であり、厳しい現状でもあるように感じた。
新しい商品開発も見せてもらい、凄いものだなーと感じ入ったしだいでした。