月別アーカイブ: 2014年8月
空気も水も澄み切って
豪雪の影響
私の住んでいる地域にも庚申塔が数カ所ある。その多くは370年も前の建立であろうと思われる。
その当時は多くの疫病が蔓延したのでしょうか、集落の安全祈願と疫病の霊を祓おうと、こうした庚申塚、庚申塔を集落の住民が協力しあって建てたものでしょう。
こんなに大きな重たい岩石を運び、石工が刻んだ努力には驚きでもある。
その貴重な塔の傍らには、「見ざる、言わざる聞かざる」の三猿の像の彫刻がある。
この像が、このたびの豪雪で、無惨にも二つに割れてしまい、何とか補修できないものかとあれこれ一人で悩んでいたのですが、先日そこを散歩の途中立ち寄ったら、御幣があって、修理でもするのかその拝んだ形跡があり、内心ほっとしているところである。
その庚申塚には、定かではないが、我が家の祖先ではないかと思われる「屋号」の先祖の名前と推定されるなめが刻まれており、関心があった。
当時は、建立に当たっては、建立に関係する住民や寄付者などの氏名が刻まれるのが一般的であったことは予想されることであり、こうした名前を発見することはとてもうれしいものです。
関係者のひとりにご先祖様が関わっていたとすればやはり誇らしい思いがするものです。
地方の創生
「地方創生」は今や政権あるいは中央では喫緊の課題とされているし、我々にとっても最も関心のある行政施策である。
ところがこの言葉が具体的に言われ出したのはかなり前からであるように思える。
端的な例としては、竹下内閣の1億円創生基金として全国の市町村に一律1億円を交付し、自治体の自由裁量によって活用することが出切るというあっと驚くような施策を行った、その後、小泉内閣では「三位一体改革」として国から地方への税源移譲を実施しようとしたが、現実は全く違って地方自治体がの多くが疲弊し困窮する事態になった。
一方、第一次安倍内閣は「頑張る地方応援プログラム」をうたいあげたがなんであったかよく思い起こせない、それだけインパクトが小さかったのかな?
このたびは、「まち・ひと・しごと」を基本に地方創生を計るという施策が展開されるようだし、担当閣僚も配置する意向であるようだが、懸念されるのが、お互いの各省庁の業務が錯綜し、業務の振り分け、事業の進行に支障を来さないかと心配するところである。
趣旨にそった、有効な施策が今度こそ力強く展開されることを期待したいし、我々も考えなければならないことになります。
それやこれやと思いつくものを揚げただけでも、結構な数の政策提案が行われてきたが、簡単には地方創生は進んでいないのが現状ではなかろうか。
村にとっては、そうした施策をできるだけ活用し、これまでも努力をしてきたことが今も何とか村を維持し今後も安定的に運営するように頑張らなければならないだろうと考えているところです。
つまりは、「地方創生」は長期的に考え粘り強くしっかりした政策の元に、地方自治体の運営の本旨である「住民福祉の向上」に勤めることであると考えているし、日々努力しなければならないことと考えている。
政策も、時によっては時代の流れ、周囲の状況などで変更しつつ、柔軟に対応しなければならないこともあることでしょう。
国の施策や県の施策も変化して参りますことから、しっかりと情報を集めて対応しなければならないことになります。
我が家の「サギソウ」も今朝一輪咲いていました。
人口減少の要因
人口減少対策が我々のところで何かと話題になっているし、その対策には苦慮しながらも真剣いとりくんでいる。
減少要因は簡単には確定できるものではないことは理解できるし、ましてや、「こうすれば解決できる」ということなどとてもできないと考えている。
ではどうするか?
まずは考えられことを実行することではないだろうか。
先日、そうしたことの要因の大きなものとして、結婚しない若者、あるいは結婚しないままで過ごしている年齢層が多いことが大きな人口減少の一つであるということが述べられていた。
確かにそうであるが、それではその要因は何かというと、所得が少ない、雇用状況が悪い、などがある一方で、企業が都市に集中し地方の人口減少の要因となっているとする意見がある。
政治における、企業の地方展開は、まさしくインフラ整備とともに最重要課題であり、今求められている最重要政治課題でもあると思う。
雇用状況は解消しつつあるとは言え、気になるのは、外国人労働者の増大対策をこの雇用対策に当てようとする政策はどんなものでしょうか?
とにかく、私たちは、出来ることから着実に実行することがあるのみである。