防災活動車寄贈

日本消防協会から防災活動車の寄贈を受けた。 計画的に全国の自治体に防災の用務に役立ててほしいとして寄贈しているもので、そうした活動のためにはなかなか単独で配置するには財源的にも厳しいものがあり、その順番を待っているのが現状である。 このたび念願が叶って、緊急車両として赤色灯もついたワゴンタイプの車で、消防業務、災害業務、山岳遭難者救助、豪雨、豪雪時などのパトロール活動の際には、十分な機動力としての車両確保にも難儀していたところであり、このたびの寄贈によって、活動もかなり素早く対応できることになるものと思う。 ちょうど昨日、それと合わせたわけではありませんが、東成瀬村防災会議を開催し、地域防災計画の方針案をお示し、年度内に、東成瀬村地域防災計画を策定する大事な会議も開いたところでした。 この会議では、いかに地域の特殊性、事情を考慮した、地域の実態に即した計画にするかと言った観点から、積極的なご意見をいただき、今後の具体的な地域防災計画の策定にあたって、大いに参考になるご意見があった。 たとえば、昭和45年10月16日の秋田県南東部地震の震源地に最も近い我が村の被害状況、その対策、あるべき災害対応などをしっかりと検証し、記録をひもどき、今回の計画に参考にすべきであることや、冬期における屋根の積雪状況における被害想定、水路にさしかかった雪庇が滑落し、沢などが止められて水害発生する予想、テックホースの活用、原発被害想定などは必要なのかなどかなり具体的な議論がなされた。 大いに参考にすべきである。 肝心なのは、我が村の特殊性を十分に加味した、現実に即した計画であるべきであることであると感じた。 どこにでもある、画一的な計画ではなく、素早い対応ができる現実的な計画であるべきと言うことであるものと思っている。

霧氷

昨日の出勤途中樹木に霧氷が目にとまった。前日の夜秋田市内で会議の後会食があった。 珍しい「千寿百年」という特製の瓶に入った日本酒をしっかりと冷やしておいて持ち込んでくれた方があり、蔵元に注文してくれたそうで、防腐剤の入っておらない正真証明書の封印つきの吟醸酒で、おいしかった。 このお酒を飲むと、百年はめでたく生きられるというコマーシャルで有名だそうです。 相当な値段がするだろうと思ったら、いやいやそんなに高いお酒ではないし、手軽に買うことのできる値段だと言うことでした。ただし注文販売とかと言っていました。そんな会話で実に賑やかな内容豊富な会食であった。 いつものように、中座する失礼をお許しいただいて皆さんよりは早めに帰らせてもらったが、途中とにかくすごい霧で見通しがつかないくらいに厳しい状態の道路状態であった。 そうした気象状態であったのでしょう、昨日の朝は、樹木の霧氷状態を見ることができた。 私たちの村の場合こんなことはあまりない現象のように思っている。  

ゆっくりした朝

image 懇親会があった翌日は雪でもない限りゆっくり休める。 でも年齢の所為か早く目覚める。 西の空にはまん丸のお月様。 かすかに空いているカーテン越しに月明かりが差し込んで、つい見とれてしまった。 この時期、夜明けは遅い。 行動開始は6時過ぎとなる。 先ずは東の空を眺め、次にぐるっと見回す。 今日はいい天気となりそうだ。 飛行機雲も見える。 こんな朝はどことなく清々しい。

痛ましい事故

このたびの雪により痛ましい事故が発生してしまった。 73歳になる主婦の方が、自宅の周囲を見周りながら、水路の確認にでも行ったのであろうと思われる状況の中で、突然後ろから滑り落ちた屋根の雪の下敷きになり、発見されたときには既に亡くなってしまっていた。 午前6時30分頃に、隣のお母さんと立ち話しをしていたのが最後であったようで、夕方になって電気もつかないと言うことで近所の方々が探していて、発見してくれたとのこと。 屋根勾配をつけて、雪を滑らせる住宅が最近増えてきている、私自身も住宅改修に当たって、そうした屋根構造にしているが、一長一短があり課題はあるにはあるが、豪雪地帯の我が村にとっては一つの手法ではあると考えている。 確かに、雪を滑らせるものですから、敷地の関係、周囲の住宅の関係、落ちた雪の処理の問題、屋根構造が痛みやすく住宅維持には課題があるなどと言われているが、私自身は、冬期間に何回も何回も年によっては、10回以上も屋根の雪下ろしに苦労した思いからすると、滑らせる構造にして良かったと思ってはいるが、将来的にはどうなのか判断の仕方に違いはあるでしょう。 それに、今回みたいな事故になると、相当気をつけなければならないと思う。 当然、そうした気象、温度、屋根の雪の状況などを常に確認する必要があるし、子供、孫、家族を含めて、滑り落ちる場所には絶対に入らないように徹底させなければならないと思っている。 そうした事故もあり、昨日の10時に豪雪警戒部を立ち上げ、注意点を確認し、パトロールの徹底、公共施設での安全対策などを確認してもらうことにした。 それにしてもこんなにも早い警戒部の立ち上げも珍しいことである。 17日現在の積雪量はかなり押し詰まって70cm、朝方は雨模様でだいぶ落ち着いてきたようだ。前日は110cmであった。 そんな状況を、午前中に開かれた来年の国民文化祭の実行委員会の冒頭の挨拶で申し上げたところでした。 実行委員会では、主に企画委員会での実施計画をおおむね了解し、実施に向けて、今後具体的に進めていくことにしていくわけですが、昔語りと、方言の紹介をどのような形でしていくかという大きな課題が少しずつ解決していけるようになった来たので安心しているところである。 この課題は、結構奥が深いような取り組みであると思っているし、新たな文化という視点からも捉えていいのではないかとも考えているところである。 楽しみであるし、東北はもとより、全国からの出演もあり、日本でもっとも美しい村連合会員町村からの参加も見込めることから、大勢の参加でなくとも、300名ぐらいの参加を予定しての企画ではあるが、内容の濃い国文祭行事の一つになるものと思っている。

疲れの残る月曜日

13日からの雪で朝夕の雪寄せで結構疲れた方がたも多かったのではないだろうか。 昨日現在の積雪は110cmとのことで、ここ10数年の記録ではなかったようである。 少なくとも年末に雪下ろしをしたことはあるが、15日で屋根の雪下ろしをした記録はないようだ。 役場での積雪量が110cmで大柳では140cmを越しているようである。 その雪も湿り気があって、道路沿いの樹木がその重さに耐えかねて倒れてしまい、水路を越え、歩道を乗り越えて車道までも出てしまい、その倒木に車が衝突しフロントガラスを壊してしまった事故も出たり、森林もあちこちで倒れるなどの被害も出ているようで、その降雪被害は来春には相当出るのではないかとさえ思われる。 それだけ凄い降雪量となっているようだ。 すでに除雪による死亡事故も出たり、けが人も出ているようだし、村の中でもそうした人身事故寸前の状況もあるようだ。 今年の雪は思いやられる。 しっかりとその対策を検討しなければならないと思うし、連絡体制の確認などもしっかりと取る必要がある。 そんな状況の中で、昨日は国道342号の整備要望を要望に会長である一関市長代理の副市長と雄勝建設部に要望した。 道路が排雪作業で渋滞し、約束の時間に遅れてしまう失礼をしてしまった。冬道はかなり余裕を持った移動をしなければならないとつくづく感じたところでした。