痛ましい事故
このたびの雪により痛ましい事故が発生してしまった。
73歳になる主婦の方が、自宅の周囲を見周りながら、水路の確認にでも行ったのであろうと思われる状況の中で、突然後ろから滑り落ちた屋根の雪の下敷きになり、発見されたときには既に亡くなってしまっていた。
午前6時30分頃に、隣のお母さんと立ち話しをしていたのが最後であったようで、夕方になって電気もつかないと言うことで近所の方々が探していて、発見してくれたとのこと。
屋根勾配をつけて、雪を滑らせる住宅が最近増えてきている、私自身も住宅改修に当たって、そうした屋根構造にしているが、一長一短があり課題はあるにはあるが、豪雪地帯の我が村にとっては一つの手法ではあると考えている。
確かに、雪を滑らせるものですから、敷地の関係、周囲の住宅の関係、落ちた雪の処理の問題、屋根構造が痛みやすく住宅維持には課題があるなどと言われているが、私自身は、冬期間に何回も何回も年によっては、10回以上も屋根の雪下ろしに苦労した思いからすると、滑らせる構造にして良かったと思ってはいるが、将来的にはどうなのか判断の仕方に違いはあるでしょう。
それに、今回みたいな事故になると、相当気をつけなければならないと思う。
当然、そうした気象、温度、屋根の雪の状況などを常に確認する必要があるし、子供、孫、家族を含めて、滑り落ちる場所には絶対に入らないように徹底させなければならないと思っている。
そうした事故もあり、昨日の10時に豪雪警戒部を立ち上げ、注意点を確認し、パトロールの徹底、公共施設での安全対策などを確認してもらうことにした。
それにしてもこんなにも早い警戒部の立ち上げも珍しいことである。
17日現在の積雪量はかなり押し詰まって70cm、朝方は雨模様でだいぶ落ち着いてきたようだ。前日は110cmであった。
そんな状況を、午前中に開かれた来年の国民文化祭の実行委員会の冒頭の挨拶で申し上げたところでした。
実行委員会では、主に企画委員会での実施計画をおおむね了解し、実施に向けて、今後具体的に進めていくことにしていくわけですが、昔語りと、方言の紹介をどのような形でしていくかという大きな課題が少しずつ解決していけるようになった来たので安心しているところである。
この課題は、結構奥が深いような取り組みであると思っているし、新たな文化という視点からも捉えていいのではないかとも考えているところである。
楽しみであるし、東北はもとより、全国からの出演もあり、日本でもっとも美しい村連合会員町村からの参加も見込めることから、大勢の参加でなくとも、300名ぐらいの参加を予定しての企画ではあるが、内容の濃い国文祭行事の一つになるものと思っている。