排雪の協力に感謝

このところお天気も落ち着いてゆっくりさせてもらっている。 公共施設、特に保育園、小学校の駐車場の排雪を村の建設業協会のご協力で計画的に進めてもらっている。 特に、保育園は保護者が送迎しており、その車の駐車スペース、回転などに相当苦労しておられたようですが、今回いろいろな国、県のご協力もあり広いスペースが確保でき大変有り難かった。 この後岩井川の交流施設ゆるるん、もしもしピットなど主要施設でも順次排雪が進めば、より安心した対策が取られることになります。 このあと何とか天気が落ち着いてくれればばと願わすにはおられません。 2月にはもう一度寒波の襲来があるようですが、穏やかであって欲しいものです。

国土強靭化対策

 (今朝の冬空の雲に孫が関心を示し、朝焼けの焼石連峰です) 続くときは続くもので「国土強靭化対策」の講演を2週連続してお聞きすることになった。 先週は全国町村会の会議での研修、今回は銀行の会員総会での講演で講師は、同じ藤井聡氏でした。 さすがに2回目とあって今回はかなり理解度が深まった。 前段は、経済学の問題、メデイアの国土強靭化に対する報道が単なるばらまきと政策いう批判に猛烈に反論しており、経済のトリクロ理論の危うさに鋭くメスを入れ、景気の悪い時、デフレ経済からの脱却には、公共事業の投資が絶対に必要である。 これは、好況時には民間資本が積極的に自社の投資を進めることからそんな対応策は必要ないが、不況時には国、地方公共団体などの公共機関が積極的に投資を押し進める施策が求められる。 その対象は、近くに予想される東海地震を中心にした、東海、首都圏の防災対策などは3・11を大幅にしのぐ投資が必要であり、道路交通、鉄道などその範囲は限りなく大きな投資が求められる。 同時に、その対策は国土全体に及ぶことになる、そのための施策がこれから具体的に安倍政権によって示されることになる。 そのための協議が政府機関において精力的に進められているようである。 昨日は、朝早くから、村の社旗福祉協議会の理事会、評議員会を開催し補正予算や要綱の改正など審議し決定、そのあとこの講演会に出て、懇親会後、村での農事組合法人の新年祝賀会での意見交換会と結構盛りだくさんの日程をこなした。 この法人は、若い世代の法人で、野菜、シイタケ、水耕栽培、ユリ栽培など新たな取り組みをする法人で、未経験ながらぜひ頑張ってほしい法人で我々も積極的に支援したい団体である。

日替わりの天気

(このポールは3mだとすればその頭だけがかろうじて見えるだけ、歩道の標識は何メーターだろうか?) このところ寒気が来たり緩んだり、更には雨模様となり猛烈な雨雪が襲来している。 当然のように、雨返しがつきもののようで、風あたりの強い地域ではその雪の処分には手こずっているようだ。 つまりは私などは、それをまともに受けている一人であるのです。 それでも、道路状況は舗装も見えたりして少しは気持ちも余裕があるのは幸いなことである。 そんな中で、憲法9条と集団的自衛権の講演があり、出席した。 こうした講演はなかなか出ることもなく、初めて出席した。 講師は阪田雅裕氏で内閣法制局長官の経験者で約1時間30分にわたる講演であった。 概念的には理解していたつもりでいたのであるが、内容は当然のように深く、いろいろと考えさせられたし、これまで考えていたような内容をさらに理解が深められたように感じた。 そうした視点での今後のいろいろな動きを注視していくことができたように感じている。 政府の憲法議論の解釈についての方針についても大きく係わってきた方でありましょうし、かなり慎重でありながらも、納得のいく講演であったように思われた。  

耕作放棄地対策

我々のような中山間地、特に山間地おける農地の耕作放棄地は年々増加の一途をたどっている。 その対策の大きな道筋となるものと考えていた施策である「農地中間管理機構」を含めた関連法案が年末に成立し、この4月1日から施行されることとなっている。 その法案が成立し、今後具体的な法令、要項などが付帯して公表されて初めて内容が明らかになることになっているが、関連予算が成立してもその実際の予算執行が、4月1日以降にならないと執行できないため、具体的の要項などはほとんど決定段階、つまり閣議決定などの手順を経ないと、具体的に我々には明示されないというのが現実である。 実際、先日の村の「田畑会」による「農業を語る集い」でも具体的な説明は何もできない状況であった。 ところが、昨日県で行われた農地法による農地の転用などを審議する会議には、国の機関ではないが関連する全国組織から担当職員が来て、一定のかなり具体的な内容に触れる説明がなされた。 そこで感じたのは、私が当初予測していたいわゆる、中山間地などにおける耕作放棄地対策の有力な手法として期待できるもん考えていたものとは全く違っていたことであった。 この機構は各県に一団体で公社を想定していること、さらにそこから市町村の農地事情に精通している農業委員会に事務手続きなどを委託する手法であるようだ。 更に、公社では、一定期間内に一定程度のまとまった農地管理意向の手を挙げたものについてのみ管理を引受けるというものであるようだ。 こうなると、当然のことに、管理機構としては経営に適する農地のみを管理することになり、山間地の耕作放棄地対策にはなりえないようではないかと感じた。 今後、要項などが交付され具体的になってくると明らかにされるであろうが、山間地の未整備水田などの整理なども当初対象になるようにも考えられていたとする意見話し合いの中であったが、そうした内容には触れられることはなかった。 つまりそうしたハード事業は全くこの事業では想定していないようである証でもあるようだ。 私はそのように理解した会議であった。 農業政策は、本当に複雑で難しくほとほと難儀である!  

農業を語る集い

今年の農業を語る集いは土曜日の25日に開かれた。 この集いは認定農業者の組織である「田畑会(でんぱたかい)」(会長・佐々木修)の主催で、毎年1回この時期に開催しているもので、多くの会員が参加する内容の濃い認定農業者の研修会である。 今回は、国の出先機関である大仙農業センターの課長、秋田県湯沢雄勝地域振興局農林水産部課長、JAこまち東成瀬支店係長などから、それぞれの課題についての説明あるいは報告などがあった。 特に、農政も大きな転換期を迎えることになりその対応についての国・県の考え方が注目を集められたが、いずれも国会が開会したばかりであり関連予算や法案などが提案もしくはこれからということもあり具体的には立場上言及することがなかったし、また県においても2月県議会に提案されることから具体的な説明はなされなかった。 しかし、ある程度は予測してはいたものの、取扱いなど数点については意見交換の場で確認されたり、懇親会の場で会員同士で率直な話し合いが行われていたようでした。 雪寄せ作業など、天候も落ち着いたところでの集いで皆さん多少はゆとりがあったようでしたが、それでも役場での積雪は少し押し詰まったとはいえ2.07cmとすごい積雪量であることには変わりはありません。 話しは、自然とパイプハウスや農業施設の維持管理の情報交換なども多かったようです。 特に、新しい施策となる「農地中間管理機構」の具体的な取扱いと、農家にどう反映されるのか、農家にどのような形で具体的に影響が出るのかかなり関心が高いものと思われる。 こうした、末端農家対策をしっかりと示すような対応策が必要であると考えるべきであると思っている。