ノンセクション, 雑感 100万都市広島 2013年10月11日(金曜日) 爽風雲 西日本の中心都市のひとつ広島はやはり観光や会議などに訪れているのでしょうかやはり多くのお客さんが多かった。 原爆記念碑や平和記念公園でのバスも相変わらず多い、戦争当時の産業奨励館は無残な姿で後世に残すために保存しているが、その維持にも多くの苦労があるようだ。正面からはよく見ているが、今回は別の方角からもみることができた。 いろんな思いがめぐらされた。 宿泊されたホテルのロビーには色紙が準備されていた、なんだろうと思ったら千羽鶴を折り平和記念公園にあげるものであった。 すべての市民や訪れるお客さんにも戦争の悲惨さをこうした形でしっかりと認識しつつ、語り継ごうとしている姿勢がうかがわれた。 近くには、頼山陽史跡資料館があり見学した。 江戸時代の歴史家、画家、詩人などとして、あるいは学問にも秀でて広島藩の学者として迎えられた人の資料館である。 特に書家としてはその筋の方々はたぐいまれな書家として崇拝されていたようであるし、詩人としても若くして名をはせたようでした。 旅好き、酒好き、女好きの一面もあり、一言でいえば、「自由人」という言葉がぴったりの人であったようです。 一方では思想家でもあったのではないのでしょうか。 実は、頼山陽の掛け軸を私の亡き父が持っており、生存中に何回か聞かせられたことがあり、頼山陽の名前だけは知っていた。 しかし、どのような人物であったかは調べもしなかったし、掛け軸もうろ覚えに記憶していただけである。 今回、そのゆかりの地に行き、書画を見、概要に触れたことになる。 いつも持ち歩いている私の両親の小さな写真とともに訪れているうちに、頼山陽はそうした自由人でありながら、親孝行で旅に連れて歩いたことを知った。 私は、両親の元気なうちには旅行にも連れて行くことができなかった。 写真で連れて歩いてもどうしようもないとつくづく思ったところでした。
ノンセクション 呉市と広島を視察 2013年10月10日(木曜日) 爽風雲 台風24号の影響をあまり受けないで瀬戸内海をフェリーで渡り、呉市で戦艦「大和」関連のミュージアムをしっかりと見学した。 戦艦は戦艦として、あの製造技術と、発想力、頭脳の凄さに驚くと同時に、その船舶技術、海洋技術などの工業技術、科学技術があらゆる面で、今に脈々と引き継がれ活きていることに、驚嘆した。 昨日発表された、ノーベル物理学賞の受賞においても、日本の科学技術の粋が活かされて実証実験によって証明されたとのこと、それに関わった科学者は100名を越えているとのことに、誇らしさを感じたところでしたが、それが今日また日本人の素晴らしさを改めて感じることとなった。 この後、広島市郊外の自動車のマツダ工場を視察した。 会社設立と歴史などと共に、昔懐かしい三輪車などから、ル・マンレースで総合優勝した車、次世代の車、水素自動車などを見ることができた。 自動車の組み立て工程では、昨年トヨタ自動車工場でも見学した折に感じた、作業員の方々に対してどこか空しいようなかんじが禁じえなかった。 大変失礼ながら、機械化された中での人間がする事の単純化作業と機械に追われているようで 何かはかないような気がしてならなかった。 やむを得ないと言えばやむを得ないし、それが、現代企業の宿命であり当然のことでありましょうが そうした機会にふれることのない私にとっては、大変な作業なんだなーとつくづく感じたところでした。 大企業はそれをとことん追求していくことであることの現実を垣間見たことにもなった。
ノンセクション, 道路交通 交通災害共済研修 2013年10月9日(水曜日) 爽風雲 秋田県総合事務組合が行っている交通災害共済事業の研修視察地に、全国でも順調に事業が運営されている愛媛県組合を選び審査委員の方々と共に研修した。 加入者の減少、災害認定に当たっての複雑化、加入団体の脱退、民間保険会社の進出など抱える課題は互いに大きかったものの、大いに参考になった。 これからの事業に役立つものと考えている。 台風24号の影響をもろに受けて、移動には事務局もかなり苦労したようであった。 今朝の台風予報では、進路の真っ只中に秋田県地方があり、そちらのほうも心配でならない。 何とか進路がずれるかしてほしいと願うばかりである。 瀬戸内海も台風予報の影響で曇っており、フェリーもゆれている。
雑感 打ち合わせの連続 2013年10月8日(火曜日) 爽風雲 休日明けには多くの打ち合わせが待っている。 朝一番から河川整備計画の打ち合わせなどが行われた。 この数年間河川の総合的な整備計画の早急な必要性が求められてきたが、政治状況などから遅れに遅れてきたところでした。 このたびやっと、その計画のための検討が再開されることになったようである。 この後すぐに秋田に走り、市町村職員の退職手当問題、特に酒気を帯びての運転による懲戒免職処分が行われた事案で、退職手当の支給事務、事業を行う組合として不支給とした決定に対し、訴訟があり、この裁判において第一審で敗訴した。 この事案に対し、高裁に組合として訴訟を提起し、そのために今後こうした事案に対し審査会を立ち上げ、対応するための打ち合わせが行われた。 法律的問題でもありかなり専門的なことから判断していかなければならないし、今後大きな問題、課題として対応しなければならないだろうと考えている。 公務員に対する世論の厳しい見方とともに、労働者としての権利、退職手当の趣旨など相当広い範囲からの判断が求められることになりそうである。 難しい局面もあるだろうし、難しい判断も予想されるところである。 終わって、町村事務の共同電算化事務事業組合の臨時議会に引き続き管理者会が開かれた。この後、事業委託したコンピューターセンターを視察した。 セキュリテーも極めてしっかりしており、その規模、地震対策のための免震構造も三振構造で秋田県では最先端ではないかと思ったところでした。 このあと、森林の外国資本による買い占め防止のための県条例制定にあったの審議会委員としての説明をしていただいた。 実際問題として、そうした事実があるのか、懸念されることがあるのかと同時に、個人所有の財産についてそうした規制を求めることができるのか、慎重にすべき課題ではないのかと思ったところでした。 とにかく広い分野の打ち合わせ会議で一日が終わったところであった。 次々とあらたな課題は出てくるものです。 帰り際に見た空では今日もまた、いろんな形をして雲が遊んでいた。
地域興し, 雑感 中国山脈もみえて 2013年10月7日(月曜日) 爽風雲 隠岐からの帰りは、台風の影響が少しあってか、多少波が高かった。 境港まで約3時間あまりの海路の旅、隠岐には約40年ぶりであった。 離島振興法がかなり充実し整備も進んでいるとはいえ、苦労も多いだろうと感じた。 離島なるが故に漁業の価格が輸送手段の高騰から成り立たず、仕方なく養殖漁業に転換しても、採算性が厳しい、更にこれに関わる販売店、土産屋も経営出来ず、次第に閉店することとなっているようでした。 過疎地の陸路輸送、離島の海上輸送の課題はますます大きなポイントとなってきている。 そういった観点からすると、我々過疎地はまだまだ頑張れる要素があるように感じられる。 海をジッと見ながらそんなことを考えながら隠岐を後にしました。