カテゴリー別アーカイブ: 農業

梅と桜と桃も咲く

孫たちの誕生などを記念して植樹した、梅、桜、桃に花が一緒に咲いた。 息子夫婦の結婚記念の桜も咲いている。 それぞれ花の咲く時期は違うのであろうが、私たちのところではほとんど同じである。 特に今年は、ほぼ全く同じころに咲きそろったようである。 狭い場所に植樹するしかないので、折角の畑も次第に狭められ野菜もわずかな場所に限られてしまう。 そんな畑を掘り起こした。 ここ数年全く化学肥料や除草剤などを使わずにわずかな野菜つくりを楽しんでいる。 今年も、生ごみを使ったEMペレット肥料を使っての栽培にこだわっている。 防虫対策としては野菜の間に忌避用の花を植えておいている。 これが結構有効であり、多少虫がついてもあまり気にせずに食べることができる。 生ごみたい肥は村の中では結構重宝がられており、使っている家庭も多い。 最近はいろんなところで売られており、これからも次第に注目されるのではないかと思っている。 JAや直場所のほか十文字の道の駅でも売ってくれているようですし、その肥料の分析結果では結構良質の肥料であることが分かっている。 私のような家庭菜園愛好者にとっては手軽な肥料であり、化学肥料をあまり使いたくない方にとってはお勧めの肥料であると思っている。 そんな場所に、植樹しているものですから、植樹した木も成長が早いような気がする。 それがよいのかどうなのかは別にしての話しですが。 村の直売所などで売られている野菜は結構この肥料を使っているし、出荷されるトマトなどの野菜にも使われている。 ここいら辺りがわが村の農産物の特徴でもあり「うり」の一つではないだろうかと考えているし、今後はこうしたことも強調していく必要があるように感じている。  

変貌する農業

村内の担い手農家の団体「田畑会(でんぱたかい)」の総会が日曜日に開かれた。 この会が結成されてから20年以上にもなるようである。 村の農業も時代とともに大きく変わろうとしており、しかもTPP参加などと言う得体の知れないような海外との貿易交渉がもろに農業にも関わってきているし、その行方など我々にはどのような方向に行くのか皆目見当もつかないような状況の中で、国民の食生活も大きく様変わりをしようとしている。 毎日の食事でも、このまま安心しておいしくいただけるのか大きな不安もあるように思えてくる。 そんな中にあって、耕作面積が少なく極めて弱い立場のわが村の農業はどのような方向に向かうべきか大変重要な局面に立たされてもいると考えている。 これまでもとり続けてきた村の農業の特性を伸ばす施策、それは手間暇かけて丁寧に丹精込めて作り続けてきた農作物の特徴、自然条件をフルに活用した農業作物の生産拡大などは、当面取り組むべき農業施策の中心であろうと考えているところである。 冷涼な気候と新鮮な農業用水、生活雑排水であっても高度処理型の合併処理浄化槽の全村設置は、厚生労働省の基準をはるかに超える厳しい条件で整備しており、安心して農業灌漑用水としても使用できるように配慮している。 加えて、農地も有機質土壌としての対策として堆肥の投入なども積極的に推進して、根本から安全で安心な農作物の生産に取り組んでいるところである。生産量は少ないが、安全で安心なしかもおいしい農作物であることが次第に定着してきており、静かなブームとなりつつあるように感じているし、確かな手ごたえも感じるようになってきた。 それは、米の食味値でも村の評価は高く、まとまった取引の引き合いが出てくるようになってきておるようで、今後この方向に大きな注目をしたいし、安定した出荷ができるように大いに期待したいと考えているところである。 村でも、独自の農業施策を平成23年度から積極的に導入し、次第にこうした独自施策に対する関心も高まり、活用、利用が確実に増加してきていることはうれしいことである。 また新たな農業に参入する世代も出てきており、こうした意欲ある青年たちにも大いに期待したいし、支援も必要であると考えているところです。 そんな状況の中での、田畑会の総会では役員改選があり、若手の会長が選出され、この会のけん引をしていくことになった。 大いに期待したい。 あまりプレッシャーをかけずに、長い目でこうした組織が有効に機能するように応援していかなければならないとも考えるところです。

転作方針を決める

平成25年産米の転作率の配分方針について協議をし決定する「東成瀬村農業再生協議会」を開いた。 25年産米については、昨年に引き続き、秋田県産米の需要が伸びたことに伴い、秋田県への配分が若干増加し、ほかの市町村に比較して大きい規模での転作が割り当てられていた本村に対しては、比較的手厚い規模での配分がされました。 その結果、2.95haの増加作付が認められました。 ただし、全国的には米が過剰傾向にあることには変わりがなく、今後の動向には注意していかなければなりません。 今回の協議会では、農家の集落組合長さんからお集まりいただき、そうした作付の具体的な内容について協議をしていただき、原案通り決定していただいたところでしたし、各農家の方々に対してもその内容についてご協力をお願いしていただくことといたしました。 また、この転作に伴い、各種交付金の対象作付品目や「とも補償制度」についても前年並みにすることでご理解をいただきました。 農業を取り巻く環境は多くの課題を抱えており、新政権においては、新たな農業政策についての具体的な取り組みについての指針を出すことになるようですが、まだまだ具体的な内容にまでは踏み込んでおらないようであり、今後の具体的な対策についてはかなり思い切った対策が示されるのではないと思われるところである。 何せ、予算原案が閣議を決定はされたものの、その具体については全く明らかにされておらず、今後の動向に留意していく必要がると考えている。

過疎と山村の理事会

image image 昨日に引き続き全国山村振興連盟の理事会が開催された。 会長は代々自民党の農林族の有力者がなっており、秋田県の二田元代議士が会長期間もあった。 現在は中谷元防衛大臣がなっている。 山村振興は文字通り全省庁に関わっており、関係省庁から全て来賓として来てくれる、そこでは、それぞれの所管事項を説明して制度の利活 用を期待する挨拶をする。 会長からは、二酸化炭素の吸収源対策としての森林税については、昨年やっと100億円がついたが、経産省と環境省のそれぞれの意向もあって、吸収源対策にはならなかった、今年も、その課題は解決されず、来年度以降に延びてしまった。引き続き努力する旨のあいさつがあった。 代議士は自民党のそれぞれの部会長さんなど3名が出席された。 予算的にもかなり大幅に伸びたようである。 午後には、全国過疎連盟の理事会があった。 この連盟は代々知事が会長になっており、佐々木喜久治秋田県知事がなっていたこともあった。 現在の会長は溝口島根県知事が当たっておる。 理事会の後、どうなる日本経済の行方と題しての講演があった。 総務省からは関地域力創造審議官と山口過疎対策室長が出席してくれた。 審議官からは、地域の活性化なくして日本の発展はないものと考えている、そのため、総務省に「地域の元気創造本部」を立ち上げた。 多様で柔軟な対応、しかも、継続性が重要である。 新たな施策として「自ら考え自ら取り組む」地域の創造力対策に応募が沢山あるそうで、この話は初めて聞いた話であった。 昨日の会議でも情報がタイムリーに届かないのか、あるいはその情報を把握出来ないのか、どこかに課題がありそうだ。 いずれ、山村振興事業であれ過疎対策事業であれ関心をもって常に留意するようにする必要があることを改めて感じた。 こうした、政権交代や政治に変化のある時は特に気を配らなければならないと思う。 講演では、なかなか歯切れのよい景気動向についての話しで、今年の夏頃には景気は上昇するであろうし、世界的にも全体的に大きな変化の兆しが望めるとの話であるものの、物価1%上昇には最低2年は掛かるだろうとのことであった。 消費税も国民全体が負担するための消費に関わって行かなければならないのではないかと感じた。 若いエコノミストで、嶌森さんという新聞などでは盛んと寄稿している方で、大胆な予測をし、しかもそれが当たっておられるようで、今人気のエコノミストであるようでした。 image

山村振興役員研修

image image image 全国山村振興振興連盟の役員研修会が全国町村会会館を会場にして開かれた。 講師は総務省財政局調整課長と農林水産省農村振興局中山間地域振興課長のお二人であった。 政権交代によって予算も大幅に見直され、その概要について大ざっぱな説明があった。 しかし、短時間ではとても理解する事はできず、今後担当課長や県単位での説明によって具体的に示される事になるようだ。 当然現段階では、まだ施策の具体策などを示されることは無理なようであった。 しかし、各県の支部長から活発な質問があり、私も防災行政無線整備についての、補正予算と新年度予算の事業における財政対策に矛盾があることをお聞きしたら、補正予算がどうしても予算枠が少なく、申し訳ないとのことであった。 やはり、これまでもそうであったが、補正予算は活用すべきであるし、情報は早い方がよいことがはっきりした。 しかし、補正予算が提示される頃には、各県では既に提出してしまっており、どうしたわけか我々のところにその情報が来たときには、既に遅くなってしまうことが多いようで、県段階での情報に課題があるのかな?と感じた。 今回は、職員の給与削減問題でも、いろいろ考えさせられることもあった。 農林水産省の予算でも、かなり活用できる項目もあるのではないかと思われ、今後具体的には直接本省に照会できるよう担当の方々にお願いしてきた。 こうした形のつながりは大事であるように思っておる。 image