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党首に離党勧告とは

前代未聞のことなのか、あるいは歴史的に政治の世界ではそうしたことがあるのかはわかりませんが、総理大臣を務めた方に参議院選挙で対立候補を応援したからということで、辞任勧告を党として出すということになるとのニュースに驚いている。 ほかに、もうひと方の総理大臣経験者についても検討するとかしないとか、誠にゆゆしき問題である。 それにしても、どうしてそうした行動に出るんでしょうか全く理解に苦しむ。 それだけ厳しい選挙であったんでしょうが、党として後輩が誰がまいたでもない政権の後始末に懸命になって対処し、戦っているときに、党の公認候補者を応援するのではなく、その公認から漏れた方を応援するといううのですから、これは党首経験者として党の執行部としては示しがつかないこと甚だしいことになりましょう。 この方は、選挙戦の真っ最中に、ブログで事実に反することを掲載したとして2年も前のブログを問題視して、現総理大臣に対し民事訴訟を起こしたことも、あらららこれは一体どうしたんでしょう、この時期に、やるならそのブログが公表された時点でするのが当然で、なにもこの時期にと思ったのですが、こうした一連の行動にはなんとなくここまで行ったのかと思ってしまう。 ブログは個人の想いを日記みたいに書き込むのであって、もしかして多少の違いはあるかもしれませんし、間違いに気づいたら訂正してもよいでしょうし、そんなに目くじらを立てる筋合いのもなんでしょうかねー、と思いたい。 もうひと方については、国内ばかりではなく外国に行っても、かなり問題発言を堂々と発言されており、これはもう、どうしようもなくらい外交上の問題発言としてとらえられておるようです。 これは全く困ったものです。 よりによって、一国の総理大臣経験者のお二人が次々にこうした政治の世界で発信し問題が出るくらいの政治の世界はどうなっているんでしょうか? TPP交渉も本格化してきた、少しづつ我々にも農業分野ばかりでなく、医療、保険、訴訟問題、自動車、繊維、等かなりの幅広い分野でのハードな交渉になるようであり、注目しつつ、特に農業分野での東南アジアの対応なども関心を持たなくてはならないように思う。 雨の日にはアジサイの花が似合う。 政治も「雨が降って地固まる」であることを願おう。

ミニライスセンター二つ

村内の農業法人化がこのところ随分と進んできている。 今年は岩井川と手倉に法人が組織化され農業法人としては滝ノ沢と合わせて、3つとなった。 手倉フアームは法人会員は5名で、農地の利用権設定面積は18.8ha、利用権設定者は23名、岩井川は法人会員5名、農地利用権設定面積は14.7ha、利用権設定者は11名となっている。 すでに、今年の春の田んぼの耕起作業から事業にそれぞれ計画的に入っており、これから具体的な法人運営に向けてそれぞれの活動をしていくことになる。 こうした動きは、高齢化しつつある農業後継者対策とそれに伴う、農地の集約化、耕作放棄地対策のためにもどうしても求められる対策の重要な行政施策の一つであると考えている。 農地の利活用、流動化は進みつつあり、この動きは次第に理解されていくのではないかとも思われる。 その意味からも、こうした法人が活動しやすいような施策を行政が先導し、中山間の農地を守り、農業をしっかりと支えていく体制は作っていかなければならないものと考えている。 そのための施策である、ミニライスセンターを設置し、作業を効率化し、受委託面積の拡大を図るような対策が必要であると考えていることから、このたび、滝ノ沢に続いて新たに2か所を建設することにしたものである。 その2か所の工事前の安全祈願が現地で行われた。 一日に2か所の安全祈願も珍しく、ご案内をいただいた方々も忙しくされたことでしょう。 無事に工事が進み、出来秋にはこうした施設がフル回転をし、農作業が安全にしかも計画的に進むよう願いたいと思います。  

理解できない論調

新聞報道などのマスコミ報道を我々は、確実な情報のもとにしっかりとした根拠のもとで我々国民に真実を知らせ教えてくれるものと思っている。 また、そうでなければならないと思っている。 その論調にもそれぞれの考えがあって記事になることであろうが、読む側に立って言えば必ずしもそうではないこともあるように感じることもある。 あれ!それってちょっとニュアンスが違うんじゃないの。どうしてそうしたことになるのと思われることもある。 例えば、公共事業の在り方一つをとっても、インフラが整備が進み、ほとんど公共交通機関によって日常生活を享受できている都市生活者と、今なお年間の約6か月間隣県との交流が全く途絶されている地域や、新幹線、空港とも縁のない地域、さらには河川であってもその流域の内、堤防が整備されている延長がごくわずかで、常に洪水の危険にさらされている河川が今なお残されている実態などをご存じなのだろうか?この夏、このところの雨で何とか一息ついたところであるが、穀倉地帯の水不足は深刻であったことなど、そうした農家や地方の国民の苦しみや悩みについてはほとんど触れられてはおらない現実もあるように思っている。 我々の地域は、そんな地域事情を抱えながらも懸命に努力をし協力し合いながら我慢し、地方の役割を担ってきているし、公共事業によるそうした地域格差是正、生活環境の整備を求めて来たところである。 やっと、東北中央自動車道の山形県境と秋田県境区間が調査事業に入る見込みとなったようで大喜びをしているところである。やっとです! ダム事業であっても、長年、それこそ半世紀以上にもわたって、流域の住民が治水、利水の両面からその必要性を強く訴えてきた結果として、約3年間の検証作業を終えて、継続事業として機関決定される方向となった。 この夏ばかりでなく、これまで流域の住民がどれほど水道水などを切望してきたことか。一方で常に雨が降るたびごとに洪水の危険性にさらされ、その都度対策をとってきた。 雨が降らなければ、水田や畑地の農作物被害が懸念され、争いにまでなったことがある現実、その結果としての成瀬ダム建設の必要性が求められてきたところです。 ダムなど河川事業の多くは流域全体の問題であり、氾濫から灌漑用水、水道水などその多くは下流域、中流域などでの強い要望と必要性があるわけで、そうした地域住民の声はより多く取り上げられるべきであるがどうしたわけか、そうした需要の多い流域住民の声が出ないのは不思議であってならない。 上、中、下下流域のすべてにかかわるこうした大きな課題は、全体的にとらえられるべきであり、そうした傾向にないのは残念でならない。 言ってみれば、真に必要な水需要の多い住民の声が報道などに出てこない不思議さがどうしたことだろうか? 我々は、中下流域の方々のためにも、我々の役割として、流域全体の均衡ある発展、安全な生活維持のために懸命に協力し合っているのです。 そのための水供給の役割を果たしているものと考えている。 従って、こうした事業は、そこに住む人間にとって必要だからその対策を国に求めてきたのです。 人口減少は、公共事業投資のためにそうなるのでしょうか?どんな関連性があるのでしょうか?人口が減少するから公共事業は必要ないとでも言えるのだろうか?理解できません。 教育予算については、国レベルでの教育予算については言及はしませんが、我々としてはよそ様から如何なものかとのご意見をいただくようなことはしておらないつもりですし、ご意見をいただきながらしっかりと対応していると考えています。 もちろん、批判をあびている公共事業と称される事業は、それこそ報道などで知る限りあるようで、大きな怒りを覚えることも事実ですが、そうしたことと、地方が真に求めている公共事業とをごっちゃまぜにはしてほしくないし、そうした論調には理解できないのが正直な気持ちであるし、複雑な思いでいっぱいであると同時に、何か悲しいものがるのも正直な気持ちである。 今朝の成瀬川は、昨夜来の雨で水嵩を増しながらも、流域の方々のための役割りを果たしているのだといった自負心でもあるかのように水しぶきを上げて流れていました。 人間たちよしっかりせよ!協力し合ってこそこの川はあるのだぞと言っているようでもありました。    

農林水産省に要望

image 秋田県町村会の集中要望活動が3班に別れて行われた。ここ数年私は農林水産省の担当で4名の町村長さんと一緒に精力的に要望活動行ってきた。 山村振興の支部長の役割もありそうした担当となっているのでしょう。ところで、農林水産省は誠に要望事項も多く、何を重点化するか迷うところです。 今回は3項目にした。 農業・農村対策の推進、森林保全・流通対策の推進、水産業・漁村対策の推進についてを更に詳しく説明を加えて要望したところです。 皆川農林水産省事務次官に直接面接でき30分に渡って親しく要望でき、法人化と建設業の連携の重要性、中山間地域における農地の集約化と農地の整備促進、未来活用農地の保有対策など新たな対策に具体的に取り組みたいとのお話もあり、非常に打ち解けた話し合いとなった。我が村の取り組みも一定の理解と方向性が一致するものがあり心強く感じた。 このほか、数人の局長、次長、審議官など、秋田県東京事務所の班長さんの案内で、21人の官僚に説明し、大臣、副大臣、大臣政務官は選挙などで不在であったのて秘書にお願いをしてきた。 それにしても、広い役所でとても案内なくしては回れないし、迷ってしまう役所てある。 午前9時30分からお願いを初めて終わった時は12時30分であった。 た。万歩計は5000歩になんなんとしていた。 正直くたびれる! 帰りはグッタリとなってしまうし、そのうえ35℃を超える気温にがっくりする。 それでも、効率的に要望活動が出来、満足感一杯であった

雨がほしい

雨がほしい、雨がほしいと朝夕の会話に出てくるこの頃、村の中でも一部に強い雨があったようだ。 それでも、畑などは全くぱさぱさの状態で、大した量の雨ではなかったようだ。 川の水も、全く変化がないくらいに水量は少なく、流れの状態も日増しに厳しさを増して来るようだ。 成瀬ダムの利水協議会と、建設促進同盟会の総会が開かれるが、この場でも今年の渇水状況についての説明もあるだろう。 テレビのニュースなどでも、明治30年代以降こうした渇水状態がなかったような報道もあり、梅雨入りとは言え、まさしく空梅雨であるようだ。 こんなときに求められるのが、利水対策であり、治水対策とともにこれから課題となってくる。 やはり、治水、利水は国を治める原点であることがこうした渇水時には際立ってくる。 通勤の際に必ず眺める肴沢橋から見える伊達堰の取水堰堤を水が超えているかどうかで渇水の状況、増水の状況もおおよそ見当がつくが、やっぱり少ない。 こんなときに一定の貯水施設があればとおのずと思い浮かんでくることになる。