党首に離党勧告とは
前代未聞のことなのか、あるいは歴史的に政治の世界ではそうしたことがあるのかはわかりませんが、総理大臣を務めた方に参議院選挙で対立候補を応援したからということで、辞任勧告を党として出すということになるとのニュースに驚いている。
ほかに、もうひと方の総理大臣経験者についても検討するとかしないとか、誠にゆゆしき問題である。
それにしても、どうしてそうした行動に出るんでしょうか全く理解に苦しむ。
それだけ厳しい選挙であったんでしょうが、党として後輩が誰がまいたでもない政権の後始末に懸命になって対処し、戦っているときに、党の公認候補者を応援するのではなく、その公認から漏れた方を応援するといううのですから、これは党首経験者として党の執行部としては示しがつかないこと甚だしいことになりましょう。
この方は、選挙戦の真っ最中に、ブログで事実に反することを掲載したとして2年も前のブログを問題視して、現総理大臣に対し民事訴訟を起こしたことも、あらららこれは一体どうしたんでしょう、この時期に、やるならそのブログが公表された時点でするのが当然で、なにもこの時期にと思ったのですが、こうした一連の行動にはなんとなくここまで行ったのかと思ってしまう。
ブログは個人の想いを日記みたいに書き込むのであって、もしかして多少の違いはあるかもしれませんし、間違いに気づいたら訂正してもよいでしょうし、そんなに目くじらを立てる筋合いのもなんでしょうかねー、と思いたい。
もうひと方については、国内ばかりではなく外国に行っても、かなり問題発言を堂々と発言されており、これはもう、どうしようもなくらい外交上の問題発言としてとらえられておるようです。
これは全く困ったものです。
よりによって、一国の総理大臣経験者のお二人が次々にこうした政治の世界で発信し問題が出るくらいの政治の世界はどうなっているんでしょうか?
TPP交渉も本格化してきた、少しづつ我々にも農業分野ばかりでなく、医療、保険、訴訟問題、自動車、繊維、等かなりの幅広い分野でのハードな交渉になるようであり、注目しつつ、特に農業分野での東南アジアの対応なども関心を持たなくてはならないように思う。
雨の日にはアジサイの花が似合う。
政治も「雨が降って地固まる」であることを願おう。