ミニライスセンター二つ

村内の農業法人化がこのところ随分と進んできている。 今年は岩井川と手倉に法人が組織化され農業法人としては滝ノ沢と合わせて、3つとなった。 手倉フアームは法人会員は5名で、農地の利用権設定面積は18.8ha、利用権設定者は23名、岩井川は法人会員5名、農地利用権設定面積は14.7ha、利用権設定者は11名となっている。 すでに、今年の春の田んぼの耕起作業から事業にそれぞれ計画的に入っており、これから具体的な法人運営に向けてそれぞれの活動をしていくことになる。 こうした動きは、高齢化しつつある農業後継者対策とそれに伴う、農地の集約化、耕作放棄地対策のためにもどうしても求められる対策の重要な行政施策の一つであると考えている。 農地の利活用、流動化は進みつつあり、この動きは次第に理解されていくのではないかとも思われる。 その意味からも、こうした法人が活動しやすいような施策を行政が先導し、中山間の農地を守り、農業をしっかりと支えていく体制は作っていかなければならないものと考えている。 そのための施策である、ミニライスセンターを設置し、作業を効率化し、受委託面積の拡大を図るような対策が必要であると考えていることから、このたび、滝ノ沢に続いて新たに2か所を建設することにしたものである。 その2か所の工事前の安全祈願が現地で行われた。 一日に2か所の安全祈願も珍しく、ご案内をいただいた方々も忙しくされたことでしょう。 無事に工事が進み、出来秋にはこうした施設がフル回転をし、農作業が安全にしかも計画的に進むよう願いたいと思います。