カテゴリー別アーカイブ: 政策

森林セラピーで地域起こし

image image image 広島県境に近い島根県飯南町を視察した。 尾道・松江線の高速道開通による飯南町の発展性は厳しい環境下になることが予測されていたようで、このことは、高速交通体系の下ではどの地域でも大きな課題となっているように感じている。 その課題解決策としての小さな田舎(まち)からの「生命地域」宣言、〃いのち彩る里飯南町〃では、森林セラピーなどによる地域興しに取り組んでおられた。 石崎町長さんから町の概況をお聞きし、第3セクターのフロンテイア・あかぎ、の阿部社長(元特定郵便局長)から具体的な事業取り組みについての研修を受けた。 この話しで特筆すべきは町の総合振興計画に対して、第3セクターである「あかぎ」がどのように協力するかということと、何を成すべきかをしっかりと課題として、あるいは会社の方針として捉えていることであった。 町の91%が森林で、その資源を有効に活用し、通過型の観光客誘致から滞在型観光、健康、福祉、介護までも含めた森林セラピーを通した地域興しに取り組んでる行政運営はとても参考になった。 森林セラピーによる健康維持は大事であり、中長期的に渡る滞在を通して、収容能力は20人と少ないが、セラピストによる案 内とテレビなどはない清潔感一杯のホテル、地元の食材中心の食事などは、大変な好評で、広島県など都市部からの利用が倍増しているとのことであった。 この申し込みは、旅行業資格のある会社に一本化し、旅行プランから食事まで総てできる仕組みにしており、良い試みであると思った。 やまといもという特産品の生産取り組み、町の発展計画との整合性、協調性、高速交通体系からはずれた場合の考え方、次善対策等々大いに我々も参考にしなければならないと感じた視察研修であった。 スキー場とホテルプラン、栗駒山荘、焼石、栗駒、広大な森林資源、原生林、散策コースの設定、森林セラピーの育成、ガイドの養成とコース、案内の義務づけ、特産品としての、平良かぶ、トマトなどやれることはたくさんまだまだあると思った。 考えれば無尽にある資源を私達は持っていることを感じた視察でもあった。 セラピーは、人間の持っている五感のうち、70%は視覚を使っているそうで、目を閉じて、他の五感を活用し健康維持に活用することも、セラピーの一つであることをわずかな時間に感じた。 単純なのかな

椿川地区での座談会

村長と語ろう」村政座談会の3日目は10月12日に椿川地区で行われた。 この地区での村政に対する関心はいつも高いのであろうか、集落の戸数比較では圧倒的に多い方々が参加してくれる。 ありがたいことです。 そうした村政に関心があるためなのか当然のように、切実な課題についての質問や課題も多く、しかも簡単には対応できないような要望や相談も多い。 従って我々も難しいからと言って、「検討」するなどと言ってその場しのぎのことで後回しにはできないことは当然のことである。 とにかく、順序立てて問題を整理して、次にどんな対応策があるかを考えなければならないし、そのために考えられる対応策をあらゆる観点から対処することとした。 その結果をしっかりと説明して、お互いが納得できるようにしなければならないと考えている。 今回は、農業用水と生活用水に関わる課題であり、永年懸案としてきたことでありながらも、団体事業として取り組んできた事業についてであり、その後の社会情勢と高齢化や農業にかかわる最近的な問題を含んでおることから、極めて難しい課題ではあります。 このほかにも、取り組んできた事業が順調に進んでおることの報告とお礼などもあり、我々といたしましても着実に地域の要望が解決され、その地域の方々のお役にたてておることを実感できうれしくもありました。 このように地域要望が実現できれば、住民に密着した村政となって還元できるし、そうしたところから村民が参加する村政となるものと確信しているところです。 座談会の意義がこうしたところにあるものと思っているし、身近な村政となるものと考えている。

臨時議会と交流会

臨時議会を開き、先の台風被害の復旧工事やこの、村の温泉施設、給食施設、スキー場などの夏の渇水対策が今後も予測されることから、恒久的的に水源確保対策を取りたく、地下水掘削と給水に要した経費など審議していただき原案通り可決していただいた。 審議の過程では、今回の大雨被害が、10月1日未明であったことや1時間雨量が村にとっては、これまで経験のないような、時間雨量が57mmもあり、しかも県境付近での集中的な場所でのことであり、その対応、特に調査、初動対応、さらには、その後の調査対応の在り方、集落の代表との連携の在り方などが議論された。また、地下水対策とともに表流水の利活用なども議論された。 この臨時議会の前に、議会全員協議会が開催され、温泉のくみ上げパイプが屈折してしまい、くみ上げることができなくなり、今後の対応策として、別の温泉掘削を計画するための説明をし、ご理解をいただくものであった。 こちらのほうは、掘削計画地など意見があったようであるが、問題なく掘削を進めるようなご意見であったようにうかがっている。 今回、災害対応では、村としては適切に対応してきたものであると考えているものの、今後集落の代表との連携の在り方については十分にご協議申し上げなければならないと考える。 午後は、天気予報では大荒れの予想であったが、少しの雨があっただけで、予定していた交流パークゴルフで親睦を深めあった。 湯沢・雄勝の議員さん方がチームを組み和気藹々の会話などを通じ、プレーを楽しんだ。 この時期、外でのこうした催しものは天気との関係もあり大変である。  

座談会を始める

村の新たな発展計画を策定したことを含めて、全村4地域で、住民の方々にその発展計画をお示すするほか、それぞれの地域の抱える課題についての意見交換をし今後の村政運営の大いなる参考にさせていただくために今年も開催することにした。 今年は、農作業の進み具合と合わせて計画したところでしたが、農家の方々の都合がどうであったか多少心配していた。 一日目は、一番人口の多い田子内地区での座談会で14名の方々が集まってくれた。 これまで、この地域では他の地域よりは比較的集まってくれる方が少なっかったが、今回はこれまでよりは多く集まってくれたような気がした。 今後重点的に進めていく事業や、総合発展計画の概要などを説明し、さらに村として取り組んでいる事業について、それぞれの所管から説明と協力依頼をしたところでした。 その後、参加者から、地域での課題やら、説明についての質問が活発に行われ、しっかりとお答えしたところでした。 やはりこうした形で、住民の方々と直接村政課題について話し合うことは、理解をいただくことにもつながるし、村民の意見を聞いて村政運営をしていくための重要な対応策であると考えているし、議会での議論とともに、住民がどう考えているかを少なくとも参加された方々のご意見はうかがうことができることになると思う。 今後も、こうした企画は継続して続けていきたいと考えているところである。 質問事項も、10数項目に上った。 ありがとうございました。

六十路の会

毎年、村内で還暦を迎えられた方々を対象にした「六十路の会」を開催してきた、今年も対象者65名を対象に希望者を募ったところ25名が参加し、久しぶりの再会から、同じ年で、村内で生活しているにもかかわらず同じ年であったことを初めて知るきっかけづくりになり、その後は親しく会話をしたりする友達になったりして、とっても良い機会になっていたことであったという話を聞くことが多い。 「六十路の会」という名称を付けたのは10年ぐらい前であったが、それ以前は秋田県の先進的事業地を視察するという「秋田県の記念日事業・先進地視察事業」の一環で始められ、そうした施設の入館料や視察のためのバス借り上げ料を秋田県が負担して行われていたのである。 当時は、対象者も多くまた、参加者も多く、大型バス5台以上も連ねての大事業であった。 その後県の負担もなくなり、しばらくは、村が負担してその事業を継続してきたところでしたが、「先進的事業」が色あせてもきたことから、独自に視察先を決めたり、参加者と相談をして事業内容を決めて、村内の事業を視察する内容に変更してきた。 これが結構好評で、続けられており、村内であってもなかなか見ることがないこともあり、半日を視察にあて、午後から懇親の場にしてきている。 今年の会もすっかち盛り上がり、約3時間ばっちり懇親を深めあっていた。   ◆ 昨日は、すっかり秋の気配が濃厚となりやはり、彼岸を中心にして気候は間違いなく訪れてくることがはっきりとわかる日となった。 この日、近隣のスポーツ少年団3チームによる、横手警察署増田幹部交番管轄の青少年健全育成少年野球大会が村の球場で開かれた。 久しぶりに子供たちの元気なユニホーム姿をまじかに見て、わくわくしてきた。 私が、スポ少の野球指導(?)をしていたころとはその技術といい、体力といいそれはそれは雲泥の差があり、さすが現代っ子の吸収力と指導力のすごさに改めて感心してしまった。 少ないメンバーの中で、しっかりと練習をし、大規模校と一歩も引けを取らない試合に成瀬っ子のたくましさを感じたところでした。 午後からの「六十路の会」でも孫さんがそのスポ少で活躍している話を聞き、すっかり盛り上がりました。 頑張れ成瀬っこ!