カテゴリー別アーカイブ: 政策

一般質問二人

3月村議会の二日目は一般質問のある日である。 議会におけるこの一般質問は、おもに私に対する村政の行財政運営に関しての政治姿勢などその考え方を質す内容である。 今回は、お二人の議員さんから私と教育長に対する質問内容の概要が事前に議長に対してあり、その質問要旨に基づき私たちがお答えした。 この質問は、村政全般にわたるものであり、我々も十分にその質問要旨に検討を加え、できるだけ具体的に詳しくお答えし、村政運営がより住民の方々のためになるように努力をする大変重要な質問であり、村政運営の基本姿勢を示すことにもなるもので、お互いに議論し合い、よりよい村政運営とするための絶好の議論の場でもあるわけです。 それだけに、十分な研究と検討の上答弁することになるわけで、最も緊張する時間でもある。 今回は、比較的検討する時間もあり、十分な準備もでき、自分としてはできるだけ丁寧に答弁させていただいたし、質問のお二人からもご理解していただけたものと考えているところである。 この後、本定例会では、25年度予算の審議もあり、この審議に当たっては、特別委員会での審議となり、これには実際に予算策定にあたった職員も出席して、議員さんがたの質問に答える形になり、職員も相当緊迫感を持ってこの場に臨むことになります。 議員さんがたも職員の対応をしっかりと見ておられることでしょうから、しっかりと答えていただきたいと思っている。 職員にとってもとても良い勉強になることであると考えている。 こうした機会はこれからもできるだけ作っていけたらよいのではないかと考えている。 自分自身に何が欠けているか、どう答えるのか、あるいは自分自身が考えた施策がどのように見られているのか、理解されているのか、議会つまり村民の皆さんがどう考えているのかもある程度分かってくる絶好の機会でもあると思う。 そのようなとらえ方で、議会審議に臨んでほしいと思っている。

アベノミクス

第2次安倍内閣になって2か月余り、「三本の矢」政策、つまり「アベノミクス」という今年の新造語に決定みたいな状況である。 自民・公明の連立内閣で打ち出される政策は、ことごとく国内外で一定の評価を受けて順調な船出をし、外交でも失点もなくこれまた柔軟なたいおうで外交摩擦も多く抱えている割合には、安心してみていられるようである。 その政治姿勢は、柔軟な経験豊かな、ある意味老練でもあるのかなといった感じである。 TPP問題にも一定の手順を経て交渉参加に突入する勢いである。果たして大丈夫なのだろうか?私にはまだ交渉参加するための国内議論は尽くされているとは思われないし、アメリカ大統領との会談で話し合われたという「聖域」内容が明らかにされているのだろうか、よく分からないし、当然理解もできない。 日銀総裁、副総裁を含めたほとんどの国会同意人事も順調に得られそうで、何よりである。 その上、一番重要視していたデフレ脱却対策が市場での高い評価を受けて極めて順調に回復傾向にあるようである。 しかし、我々は考えなければいけないことがある。 それは物価がじわりじわりと上がってきていることの現実である。 これは、デフレ脱却のためには、当然の成り行きであるとのことであるが、そのための賃金上昇の動きは一部にみられるものの全体的には全く見られないのではないか。 経済が動くためには、一般市民の消費動向が大きく影響してくるものと思うし、それが国民の幸せにもつながってくるものと思う。 なのに、そうした動きが見られない。 株価が上がり、円安になっても、輸出産業は好景気でも、国内企業、中小企業はどうだろうか。 我々の周囲に影響が出てくるまでは相当な時間と期間が必要であろう。 あまりぬか喜びをしていて良いのだろうか? それよりも何よりも、そうした浮かれた気分でいるところで、国内問題の重要課題がきずかないところでじわりじわりと都市部中心に政策が練られ、気が付いた時には「すでに遅し」となることでは困る。 その一つに「道州制」がある。 どうも気になってしようがないのである。 そんな視点で国の動きを注目していなければならないと思っている。    

25年度予算案を内示

村の平成25年度予算案の概要を村議会に対して内示した。 この予算案の内示は3月村議会定例議会でご審議いただく前に、その概要をお示ししておくもので、詳しい資料や、事業の内容については、この後資料を準備して、審議の参考になるようにしていきたいと考えている。 25年度の一般会計予算案の総額は31億1千4百万円の予定で、前年度よりも1億6千9百万円の増としています。 また、国保事業会計では医療費の支払いに充てる予算で3億2千2百850万円、診療所運営費である国保施設会計では常勤医師が確保できて大変ありがたいと思っていますが、この予算案が8千4百35万5千円、後期高齢者医療会計では2千4百84万3千円、介護サービス事業は幸寿苑の運営予算で3億1千2百58万円、簡易水道予算では今年から始まる、岩井川以南の東成瀬村簡易水道統合計画整備に2億7千8百13万円、下水道事業特別会計に1億い1千1百2万円の予算を計画しています。 総額で、45億2百万円あまりの予算になる予定であります。 今回は概要の説明であり、質疑応答は3月定例議会でしっかりと議論をいたしまして、成案を得たいと思っています。 それにしてもよく雪が降り続きます。 今日現在で、役場の観測地点ではついに積雪震度が2メートル19cmになってしまいました。 例年、2メートルを超えた時点で、豪雪対策本部にして雪対策の徹底をしているところですが、今冬については、すでに警戒部を立ち上げ十分な対策をとってきていることから、これを強化しつつ、もう少し状況を見て判断しようとしています。 いずれ、事故が起きないように万全の対策をとるように各集落の代表者さんがたにもお願いしているところであり、消防団を始め関係機関と連携を密にして、今冬を乗り切りたいものであると考えているところであります。

過疎と山村の理事会

image image 昨日に引き続き全国山村振興連盟の理事会が開催された。 会長は代々自民党の農林族の有力者がなっており、秋田県の二田元代議士が会長期間もあった。 現在は中谷元防衛大臣がなっている。 山村振興は文字通り全省庁に関わっており、関係省庁から全て来賓として来てくれる、そこでは、それぞれの所管事項を説明して制度の利活 用を期待する挨拶をする。 会長からは、二酸化炭素の吸収源対策としての森林税については、昨年やっと100億円がついたが、経産省と環境省のそれぞれの意向もあって、吸収源対策にはならなかった、今年も、その課題は解決されず、来年度以降に延びてしまった。引き続き努力する旨のあいさつがあった。 代議士は自民党のそれぞれの部会長さんなど3名が出席された。 予算的にもかなり大幅に伸びたようである。 午後には、全国過疎連盟の理事会があった。 この連盟は代々知事が会長になっており、佐々木喜久治秋田県知事がなっていたこともあった。 現在の会長は溝口島根県知事が当たっておる。 理事会の後、どうなる日本経済の行方と題しての講演があった。 総務省からは関地域力創造審議官と山口過疎対策室長が出席してくれた。 審議官からは、地域の活性化なくして日本の発展はないものと考えている、そのため、総務省に「地域の元気創造本部」を立ち上げた。 多様で柔軟な対応、しかも、継続性が重要である。 新たな施策として「自ら考え自ら取り組む」地域の創造力対策に応募が沢山あるそうで、この話は初めて聞いた話であった。 昨日の会議でも情報がタイムリーに届かないのか、あるいはその情報を把握出来ないのか、どこかに課題がありそうだ。 いずれ、山村振興事業であれ過疎対策事業であれ関心をもって常に留意するようにする必要があることを改めて感じた。 こうした、政権交代や政治に変化のある時は特に気を配らなければならないと思う。 講演では、なかなか歯切れのよい景気動向についての話しで、今年の夏頃には景気は上昇するであろうし、世界的にも全体的に大きな変化の兆しが望めるとの話であるものの、物価1%上昇には最低2年は掛かるだろうとのことであった。 消費税も国民全体が負担するための消費に関わって行かなければならないのではないかと感じた。 若いエコノミストで、嶌森さんという新聞などでは盛んと寄稿している方で、大胆な予測をし、しかもそれが当たっておられるようで、今人気のエコノミストであるようでした。 image

山村振興役員研修

image image image 全国山村振興振興連盟の役員研修会が全国町村会会館を会場にして開かれた。 講師は総務省財政局調整課長と農林水産省農村振興局中山間地域振興課長のお二人であった。 政権交代によって予算も大幅に見直され、その概要について大ざっぱな説明があった。 しかし、短時間ではとても理解する事はできず、今後担当課長や県単位での説明によって具体的に示される事になるようだ。 当然現段階では、まだ施策の具体策などを示されることは無理なようであった。 しかし、各県の支部長から活発な質問があり、私も防災行政無線整備についての、補正予算と新年度予算の事業における財政対策に矛盾があることをお聞きしたら、補正予算がどうしても予算枠が少なく、申し訳ないとのことであった。 やはり、これまでもそうであったが、補正予算は活用すべきであるし、情報は早い方がよいことがはっきりした。 しかし、補正予算が提示される頃には、各県では既に提出してしまっており、どうしたわけか我々のところにその情報が来たときには、既に遅くなってしまうことが多いようで、県段階での情報に課題があるのかな?と感じた。 今回は、職員の給与削減問題でも、いろいろ考えさせられることもあった。 農林水産省の予算でも、かなり活用できる項目もあるのではないかと思われ、今後具体的には直接本省に照会できるよう担当の方々にお願いしてきた。 こうした形のつながりは大事であるように思っておる。 image