カテゴリー別アーカイブ: 政策

慌ただしい一日

昨日は朝から慌ただしい一日であった。 まずは、チャレンジデーということで、家族全員の7名が午前5時過ぎには張り切って起床! それに、犬のココアまでが張り切って吠えたてていた。 チャレンジデーに合わせて、全地域で避難訓練も午前5時30分のサイレンの合図でそれぞれの地域で定めた指定避難場所に集まり安否確認をする訓練をあらかじめ実施する事であったのが、どうしたわけかサイレンが鳴らないのだ! 後で聞いたら操作ミス出会ったとのこと。訓練だからいいものの、普段からこうした訓練はしっかりと行えなければと、心配になってしまった。 その後、我が地域では!親子会の花植え作業と、地域の人達は数年前から計画的に「キバナコスモス」の種子を撒き道路沿線を、花で彩ってきたが、我が地域だけはちょっと遅れていたが、やっと今年から始めることができて良かった。 その後、皆でラジオ体操の第一、第二を皆さん年に一回の方が多いでしょうが楽しくやっていた。 チャレンジデーの開会行事では、中学校の体育祭もあり、小学生も参加して楽しそうにストレッチ体操をやっていた。 ストレッチ体操をやっている子供たちの表情の豊かなこと!笑顔がきれいで明るく本当に楽しそうにやっていたのが印象的でした。 朝からとても気分のよい雰囲気を作ってくれてありがとう。 終わってから、北部簡易水道事業の竣工式をおこなった。 水源のご協力を頂き、大きな懸案事項であったこの地域の水道が完成しホッとしている。ありがとうこざいました。 水道事業は、住民生活の原点であり本当に良かった。 この簡易水道事業については、水に対する地域のこだわりがあり、自分の地域の水をよその地域に利用させることのこだわりが強く、ほとほと困惑してきた経過がある。 これまでも何度も何度も、こだわりをなくして、水道水として困っている地域があるのだから協力をしてほしいと願ってきたのであるが、やっとまとまりこうした統合簡易水道につながったことは、うれしい限りである。 一方で、25年度から始まる最後の統合簡易水道事業も、一部にまだそうしたこだわりがあったのであるが、やっと関係者のご協力で着工できる運びとなった。 一日も早い段階で完成に向けて一層の努力をしていきたいものと思っている。 祝賀会も簡素に、昼食会で御勘弁いただいたところでした。 午後からは、LL財団の会議に出かけた。 チャレンジデーも雨が多少降って、参加率が気になるところでした。

大事な政策

昨日は森林環境税創設連盟の理事会があり出席した。 会長のあいさつでは我々の運動が約20年にもなり、やっと昨年末の政府税調などの審議を経て、100億円の二酸化炭素排出対策に充当されることになった。 しかし我々の連盟からすると、森林の及ぼす環境対策に充てるようにするための連盟創設であり、それぞれの目的が関係省庁によって大きく方向が違っておることは承知していたが、現実に二酸化炭素排出規制に関する京都議定書に基づく国際条約批准実現にはかなりの困難があるようだ。 税を納めるのは産業界であり、それを活用するのが国においては、通商産業省、財務省であり、総務省、林野庁、環境省となる。 そうなると、税の利用する目的が違ってくることになり、思惑もあることになる。 そうした現実対策が今年の12月の政府税制調査会などで決まることになりそうであるが、これから2年後ぐらいにはほぼその方向が決定することになりそうである。 やはり、税制は難しいとは思っていたが、こんなにも複雑であるとは思っていなかった。 各省庁の力関係と議員の影響力も大いきように感じられるし、知恵の出しどころでもあるようだ。 終わって、秋田に戻り、町村会の正副会長会議に出て、すぐに、岩手県副知事と野田村の村長さんが、がれき処理が一段落したことにより、秋田県内で協力した8市町村長にお礼のご挨拶に見えられた。 大変なご苦労をされたようですし、今なお震災後の対策に追われる日々で、大変なことであると思った。 とにかく、海岸線には住宅建設は認めず、高台移転と津波の際には逃げることが絶対必要であることが強調されていた。いかなる施設を作って完璧はなく、コンクリートも30年も経過するともろくなり、ほとんど返し波でやられてしまう現実がある。 その点、盛り土は30年もする非常に強度が出て強いことが強調されていた。7初めてそうしたものかと改めて感じたところでした。 そのあと、秋田県と市町村の政策協働会議があった。 市町村からの提案事項、県からの提案事項などを協議しあい活発な議論が行われた。 提案事項の中には、かみ合わない部分もあったし、その意図するところの根本的な理念の違いみたいなものあったように感じられた。 案件の中には、まだまだ詰めなければならないものが多く、検討会、勉強会、協議会などで当面協議していくことになりそうである。 どこか、半煮えの議論のように感じられた。 私からは、災害時におけるラジオ放送の重要性と秋田県内での不感地帯の確認と対策についての提案をしたところでした。 これは、情報対策の共同運用が県から提案されたことと合わせて、災害時の情報収集にはラジオ放送がやはりより重視すべきであるとの立場からの提案したところでした。 やはり、秋田県としては、不感地帯はないとの認識であったがそうではないことを理解していただきたい点からの提案でもある。

未来プロジェクトを提案

今年も何回かワラビをごちそうになった。 どこから収穫したのかは聞いていないが、村のワラビはまだ本格的ではないようである。 ワラビなどの山菜が一番早く出回るのが隣町の「増田の朝市」で大体の生育状況がわかるようであるが、そのためにはわざわざ出かけるか、あるいは知り合いの方々に聞くことになる。 いずれ、少し遅れがちではあるようである。 ワラビに先立ちゼンマイ採りがプロの間では始まったようで、朝の散歩の途中むしろなどにいっぱいに広げて天日干しをしているのが目についた。 これを見ると、ははー今日は一日天気がよいのだろうと思う。雨模様になるようだと決してこうした干し方はしないから、これは一つの生活の知恵でもあることになる。 それを見て、昨日の朝我が家のワラビ畑で今年初めてのワラビを収穫した。 やはり伸びが悪く、本格的ではなかったが食べ頃であった。 これからどんどん収穫ができることであろう。 今はまだ連れて行けないが、最盛期になったら孫たちにもワラビ採りをさせたいと思っている。 楽しみである。 そんな朝を過ごしてから、県庁で知事に対して、雪に特化した、秋田県との協働プログラムである「あきた未来づくりプロジェクト」のプレゼンテーションを行ってきた。 プロジェクトの名称は、「雪と共生する東成瀬”仙人郷”創造プロジェクト」であり、親雪・利雪・克雪の3点からしっかりと雪と向き合い、雪に親しみ、利用し、打ち克っていこうとするものです。 この雪に対する考え方は、どんなことがあろうとも我が村にとっては雪としっかりと向き合っていかなければならないわけであり、ならば、それをどう活用し、利用するか、親しんでいくかと言うことが非常に大きな課題であり、宿命みたいなものがある。 そんな悲壮感ではなく、明るくしっかりと取り組んでいく姿勢が必要であるように感じている。 県のご協力もいただきながら、具体化していきたいと考えているところである。総事業費は約4億円ぐらいになる見込みである。 おおよそご理解いただけたようで、今後具体的には25年度から約4カ年間の事業がスタートできる運びとなり、ほっとしているところである。  

政治の力

秋田市での会合で立ち話ではありましたが「政治家の力」のすごさを感じたことがあった。 25年度の予算が成立し、具体的な事業箇所の箇所付けが次第に明らかになってきている。 そんな中にあって、我が村に関係する「成瀬ダム」予算も35億を超える予算が計上されたようである。具体的な事業はまだ明らかにされてはいないが、本体着工に向けて着実に今度は進むことであろうと思う。 長かった3年あまりであった。 これから調査事業を中心にかなりの急ピッチで作業が進められることでしょうが、何せ、冬期間もあることからその作業もかなり厳しい日程の中で取り組まなければならないことになることでしょう。 とにかく、具体的にダム事業が推進され流域の安全と確実な用水確保に道が開け大きく前進することができるようで関係機関に感謝申し上げたいと思います。 そんなダム事業とは別に、県南、特に湯沢雄勝地域での強い要望にもかかわらず、遅遅として進まなかった国道整備、特に秋田・山形の県境部分の未開通となっている、いわゆるミッシングリンクの道路予算が今回の予算でつけられたことは地域の運動を展開してきた地域として大きな喜びである。 一体どうなるんだろうとやきもきしていたのですが、ふたを開けてみると、ずばりと予算が付いた!これは驚きでした。 その内情を知る方から、秋田市での会合でお聞きすると、間違いなく有力政治家の一進言があってほぼ間違いなくその方向に行ったようであるとのことであった。 そうか、やはり政治の力はすごいものだなーとつくづく強い思いに駆られたところでした。 これまでもそうした場面があったことでしょうが、私どもはついぞそうした場面があまりなかったように感じており、現実にそうしたお話を聞くといろんな手法があるんだなーと感じた次第でした。 朝夕は暑かったり寒かったりと体調管理には気を遣う。 庭木につく朝露のみずみずしさもまたこの時期の心を和ませてくれる一つではあります。 政治にも、こうした気遣いがあるのでしょう。

林地残材活用

化石燃料の枯渇が懸念され、さらには原発のチエルノブイり事故以降その安全度と使用済み核燃料の処理対策の遅れ、投資効果などが大きくクローズアップされる中で、新たなエネルギー対策の必要性が望まれている。 太陽光、風力、木質バイオマスがその主要なエネルギー源であろう。 私どももその必要性については強く感じておおよそ10年ぐらい前からその対応に取り組んできたところです。 環境に優しいい村づくりの立場からもその重要性は今後も取り組んでいかなければならないことになると考えている。 そんな折、横手市森林組合と(一般財団法人)石炭エネルギーセンターの共催で、「降雪山間地域の未利用バイオマスを利用したトリジエネレーションシステム実証事業」のお披露目会が10日にあったのでお邪魔した。 この種の現場を視察するのは初めてのことであり、近くでこうした取り組みをされていることはいよいよ我々の地域でも大きな関心が現実のものとなってきており、さらに降雪山間地域を抱える地域での取り組みに大きな期待感もあるし、関係者の皆さんに感謝したいものである。 この、実証事業の目的は、未利用木質バイオマスの利用、電力、熱、バイオコークスを生産するトリジエネレーションシステムの構築をし、二酸化炭素削減効果や事業性・採算性、他の地域への波及性並びに地域づくりへの貢献性などを検証するものでした。 事業は横手第2工業団地に山口県で実験したプラント(平成18~23年度までNEDOが実証実験したプラント)をそっくり移設し10トン/日ガス化コジエネレーションと0・3トン/日バイオコークスを製造、その原料として、市内から算出される10/日未利用木質バイオマスの収集して納入しながら2年間のプラント実証実験を行い、各事業効果を検証するものとなっている。 実証フィールドとしては、地域内に豊富なバイオマス資源があること、100km圏内に石炭火力発電所がない未利用間伐材や林地残材の減少によって森林の整備が進む一方、豪雪地帯であることによる降雪期のプラント運転の課題、バイオマス発電事例がない、ことなどがあげられる。 こうした事業内容を実証実験するもので、本格的な実証プラントを見学するのは初めてであり、実に効率的に考えられているように感じた。 実証実験であることから、そのプラントのすべてが無駄なく試験の過程から生産される熱源のすべてを活用できるように実に無駄なく設計されておるように感じた。 その効率性を追求するのは、実証プラントであることから当然であるとしても、それが実際のプラントとしてうまく機能し生産に直結してくれればよいと願いたい。 それにしても、このプラントは解体される計画であったものを要請によって移設されることになったようであるが、こうした新たな実証実験には大きな投資が必要であり、そうした経過を経て企業化されていくことになるのでしょう。 これが一般企業では、自社の経費で開発経費として実験され新たな商品開発が行われてるのでしょうし、エネルギーなどという分野ではこれは、国家レベルでの課題でもあるのでしょう。 同時に、我々からすると第一義的には、林地残材の利活用といった分野での効果に期待するところであり、今回のプラント運用も、周辺地域としても木質バイオマスの提供としての役割に期待したいし、そのバイオコークスのみならず、ペレットストーブやボイラー燃料などにも波及してくれればと願っているところである。 こうした試みに大いに期待したいものである。