カテゴリー別アーカイブ: 政策

奥羽新幹線の実現を

IMG_1368 新幹線の新庄から大曲までの延伸を求めて粘り強い運動を展開してきていた我々秋田県南地域、とくに湯沢雄勝、横手平鹿地域については、山形新幹線が新庄からのルートが酒田市方向に向かっているように感じており、その延長線上には羽越線の新幹線ルートになり得るような気配から、いささかその運動もトーンダウンしがちであった。 しかも、この運動や要望をしていても秋田県やJR東日本本社の意向に詳しい方々から伺っての話としてお聞きすると、どうも奥羽線の新幹線については計画にないのではないかといった話であった。 この計画実現となった場合にはJRとしてはその多くを県や沿線自治体に求めることになりかなりハードルが高いだろうとのことであったように感じている。 それに自治体が応えることができるのか、といったことから乗り気が薄いように感じていたところでした。 ところが、年末に行われた国会議員の国政報告会で政府与党の国会対策委員長から秋田新幹線を称して「あれが新幹線ですか?こんな新幹線見たことも聞いたこともない」といった疑問が投げかけれられ、早速国土交通省の担当局長さんに問いただし、検討を指示したようなお話を伺いました、同時に秋田県としてその実現に向けての運動を展開したらどうか、との極めて具体的な提言あり会場の皆さんからどよめきやら賛同の大きな声と拍手がわき起こりました。 会場には知事も国会議員、県議会議員も出席しておられ一様に驚きを持って歓迎すべき提言にこれまでの無力感を感じていた運動に一縷の光明を見いだしたところでした。 その後、県議会でこの発言に対する議論があるのかと期待していたところでしたが、質問の提出期限などの関係もあってか、何も具体的な話がなかったので残念に思っていたが、昨日の魁新報の社説で取り上げられていたので、これから具体的にこの課題に対しての世論が盛り上がるだろうと大いに期待しているところです。 ただ、「試される本気度」については、年頭記者会見でも述べておられるように、相当期間を要することであろうと思うが、それをどのように具体的に議論をし、実現に向けて我々も積極的に関わって行かなければならないものである。 新幹線化は沿線住民にとっては、日常の通学・通勤電車の運行とも係わってくることになりその理解と協力を得る必要性もありなかなか難しい課題も今後出てくることも予想されるが、これはそれぞれの自治体としても取り組まなければならないことにもなります。 秋田県にとっても大きな政策課題として浮上してきた報告会でありましたし、社説報道でした。

激動の一年

DSC_2697[3] 今年は私にとって激動の一年でったように感じている。 前齊藤正寧井川町長の急逝による秋田県町村会長 を引き継ぎ、東北ダム事業推進連絡協議会の幹事長就任等の役職が一気に集中した年であった。 それに加えて、ダム事業の懸案事項に対する具体的な方向に向けての交渉や地方創生事業の方向性の確定と指示、日本でもっとも美しい村連合の継続に向けての審査、世界大会が美瑛町で開催。 村議会議員選挙、地方創生事業の具体化に向けて事業が急ピッチで進行したことなど、実に広範な事業展開となった。 それだけに極めて充実した一年となった。 加えて、8月には、懸案であった友好団体である、アメリカ・コロラド州デンバー市の日本館(本間学館長)との交流研修と今後の方向性の対応を具体的に示すことができた。 これらをしっかりと検討し、キタルベキ新たな年の参考にしたいと考えている。

インフレ条項の適用

IMG_1299 工事請負契約において「インフレ条項」なるものがある。 しかし現実にこれが発効する状況になるための条件はいくつかの経済的、景気の状況などがあって初めて適用になることになろう。 これが現実のものとなってきているのが、我々が構成している湯沢雄勝広域市町村圏組合が発注しているゴミ処理施設整備事業においてその申請が契約条項に基づいてなされるようである。 3年間の継続事業であり、事業規模も総額40億円を超える規模であり、受注者とすれば当然権利を行使しての申請であるわけである。 最近の経済、景気動向からすれば、賃金の値上がり資材の高騰などで当初契約時点からすれば対応が厳しいことからそうした事態に対処するための規定であるわけですが、その申請額も数千万円単位になるもので、その基準日によっても大きく変動することになりかなり慎重な検討が求められることになるようである。 我が村では、そうしたことの経験は記憶にありませんが、現実問題として今後あり得ることであり勉強しておかなければならないことになると感じたところでした。 昨日の管理者会でも丁寧な説明がなされ納得したところでした。 大型工事では今後常にこうした事態が発生することも予想されることになりそうである。

高市総務大臣に要望

IMG_1296IMG_1293 (今朝の仙人郷は霧がかかっているが好天の気配) k国会議員就任20周年記念パーテーのお祝いに来秋された高市総務大臣に、懸案事項の要望会がセットされたので秋田県町村会として要望させていただいた。 要望会は、13日の日曜日に大潟村のサンルーラルで行われた。 当日は、佐竹知事、穂積秋田市長会長、中田秋田県消防協会会長、それに私が秋田県町村会会長として出席し町村会の要望書を手渡ししてご要望申し上げた。 大項目では4項目ですが、内容は細目に渡っており、口頭でその要旨を申し上げさせていただいた。 まず、地方の財政対策として地方交付税の総額確保について、また「地方創生加速化交付金」対策として新たに1,000億円が補正予算計上される見込みであるようでその交付に当たっては、地方の特殊事情に配慮した対応を求めるとともに、秋田県町村会がが取り組んでいる電算業務の共同化に対する財政支援についての配慮並びに一部事務組合に対する財政支援を市町村財政支援と同等対応をお願いしたところでした。 これに対し、大臣からは丁寧な回答があり心強く感じたところでした。 このほかに、12月1日から東成瀬局から開始になったNHK秋田第一放送のFM波によるラジオ放送に対しての御礼と、地域興し協力隊の配置を町村会としても積極的に取り組んでおり、この制度の充実と継続をお願いした。 これに対しても、大臣は関心を持っておられようで、すでにラジオ放送は山間部ばかりではなく大都市の中でも難聴地域があり問題化されておることから、今後も積極的にこの制度を活用して取り組んで参りたいし、地域興し協力隊についても3,000人規模まで拡大していきたいとの構想も述べられておりました。 県の機能合体や文化施設についての建設課題についても回答が寄せられておりました。 意義のある要望会となった。

夢のある懇談会

image image (講演する川瀧東北整備局長) image 昨日は議会の開会。 行政報告で、準備してもらった報告をもとに若干の補足をしながら、情勢報告をした。 十分に吟味したつもりでしたが、欠落していたこともあったかもしれませんが、ほぼ全体的なことについて報告できたものと思っている。もちろん説明不足のないように努力する必要性を感じている。 今回は、何といっても、12月1 日に開局したNHKラジオ秋田放送からの放送が受信できるようになったことでした。 このあとも、川瀧東北地方整備局長を お招きしての湯沢商工会議所の地域づくり懇談会に出席。 局長の東京と秋田を結ぶルートが現在2ルートしかないが、現在の進行状況では10年後には24ルートに飛躍的に伸びることになる、それに向けて今からあらゆる可能性を検討し、行動を起こすべきであり、鉄道の整備、観光地、祭り、自然、食、雪、等あらゆる可能性の大きいのが東北地方、秋田である。 ダムについても観光面からの企画、発想を含めた提案もあり、誠に将来性のある夢のある懇談会となった。 今日は議会の一般質問もあり、名残惜しかったが早めに帰った。