カテゴリー別アーカイブ: 地域興し

和やかな冬行事

毎年春の彼岸の中日に、私の住む岩井川地区コミュニテー推進委員会の事業「スキー大会」が開かれている。 スキー大会と言ってもそんなに大がかりなものではなく、老若男女誰でも参加できるような種目を準備してのイベントであるが、どうしたわけかというよりも始めたあたりのスキー大会のイメージが強かったのか、年齢層が高齢化しているのか少しずつ減少しているが残念である。 それでも60名近くが参加してそれはそれは賑やかに開かれ、会場と終了後の懇親会もいろいろな工夫が凝らされていて、大笑いの連続であった。 久しぶりに大笑いし、どんなにか皆さんすっきりしたことでしょうか。 スキー大会は幼児のスキーを乗れる幼児からソリ乗りまで、小学校、大学、青年、壮年、高年のそれぞれ男女と広範囲での少人数ではあったが参加者もおり、それに評論家や絶妙のアナウンスもあって大笑いであった。 結構な急斜面を使っての全員での「けつぞり」大会では靴でブレーキをかけたために全身が雪だらけになって誰が誰だかわからないくらいになるなどでもあった。 くじ引き、参加記念抽選会も楽しみの一つでり、空くじの連続で何回も何回も繰り返しやっと当たりくじになることもあり、疲れてしまって座り込んでしまう人も多い。 終わっての懇親会では地域のいろいろな情報交換ができ、普段知らなかった情報や地域での動きを知ることができとても参考になる。 最後のじゃんけん大会は、残り物の商品を目当てにそれはそれは会場いっぱいに大きな笑い声やおなかを抱えての笑いで今年のスキー大会も34回目を終えた。 健康にまことによろしい!

コミュニテー文化祭

37回になる岩井川地区コミュニテー文化祭が開かれた。 9時30分に開会され37回目の開催が40回に向かっての大いなる地域の活性化につながるものであることと、今冬に開催された豪雪を契機としての地域防災協議会の果たす役割の大きさを強調された推進委員長(部落長)のあいさつで始まった。 私からは、コミュニテー推進地区の活動が地元の熱意によってセンター建設に500万円の地元負担をして始まった地域の協働体制の意義を確認し合い、防災組織の強化、重要性、隣近所助け合い、つながりを深めあってますます活発な活動を展開されるよう期待したい旨のご挨拶をさせていただいた。 この後、4つの集落の親子会の工夫された演示物が紹介され、かわいい子供たちの元気な動きに会場はやんやの喝采であった。 もちろん、子供仙人太鼓も紹介されたが、もう完全に定番化され、その演奏も力強く、しかもなめらかで、練習の成果がしっかりと出されているように感じた。 練習もすごいことであるし、教える指導者の方々もやりがいがあるというものでしょう。 また、よさこい仙人郷の面々も、新たな幼児も加わり、底辺の拡大に向けてしっかりと活発に活動している様子がうかがえた。 このような形で、いろいろな活動が展開されていることは地域活動の活性化につながることになるものと思う。 このほか、歌謡踊り、カラオケグループ、三味線、写真展、防災センターに備えられている収蔵品の紹介、さらには御殿マリ、習字の展示、青年会の活動など各界各層の総参加によるコミュニテー文化祭は、しっかりと地域に根差した活動として展開されていることに力強さを感じたし、頼もしくもあった。 願わくは、こうした活動が地に足の付いた活動として、非常時にも展開されように協力をしてもらいたいものです。 1月19日に、この地域の避難訓練で安否確認された際の数値は次のようなものでした。 総戸数169戸、537人、避難できない高齢者8人、避難できない幼児18人でした。内容をよく確認して今後の対策に役立てたいと考えている。

卒業シーズン

    弥生3月、いよいよ卒業式シーズンが到来した。 この時期、高校の卒業式に始まり中学校、小学校、保育園と節目の季節となる。 それぞれに案内をいただき手分けしてできるだけ出席させていただき、その成長を見させていただいている。 想い出の子供たちや、心に残る生徒たち、その親御さんたちを思い、そのご苦労に敬意を表しつつ、これからのご活躍を願うひと時にさせていただいておる。 また、式の始まる前の時間帯に案内者の方々との情報交換の場もまた楽しい時間帯である。 必ずのように話題になるのが、卒業生のほとんどを知っているでしょうねー、と私はよく言われるが、私の場合確かに、ほとんどわかると答えることができる。中学校当時の子供たちの特徴を少しは記憶にあるものですから、そのように答えられる。 その子供たちの成長を見ることができうれしいものです。 しかし、最近は、そのあとの進路のことは個人情報もあり全くわからない、かっては進路と受験の場合は、合格者が新聞発表されてつぶさに見られたが、全くわからずどこか残念であるが、それも時代の趨勢なんでしょう。 卒業生の親御さんたちにすべて聞くわけにもいかず、おいおい聞いていくしかないのが現実である。 卒業式では、卒業生の指名点呼でも返事もろくにしなかった時代もあったのですが 今は、元気に堂々としている姿はどこか清々しいい気持ちにさせてくれる。 約2時間、緊張する中にも記憶に残る卒業式となった。 昨日は、湯沢高校の卒業式に出席させていただいた、進学校で、有為な人材を送り出している成果が際立っているという努力に敬意を表したい。 終わって、夕方からは、地元のコミュニテー推進委員会の主催の文化祭前夜祭に参加した。 大黒学級生としての参加で、どんど焼きやら出店、カラオケで各世代が多く参加しての賑やかなひと時であった。

シャベローゼに芸能発表

  (秋田おはら節)                                                  (お客さんたち) (惜しくも3連覇を逃してしまった) (小学生の寸劇)  (最優秀の保育士さん方の寸劇) (昔っこの会の「おさんこの嫁やり」を語る) 第3回目になる東成瀬村の方言を自由に使いこなして、発表する大会で、題して「さあ・シャベローゼ大会」。 今年の参加チームは小学校の部が寸劇に3チーム、中学校の部には漫才に2チーム、大人の部には寸劇に4チーム、漫才に1チームの合計10チームが思い思いの構想で、たくさんの方言を組み込んで、会場は大笑い。 連続の出場チームが2チームあり、その1チームは3連勝に挑戦したが、残念ながら今年は僅差で敗れてしまったようでした。 優勝した保育所の保育士チーム・なでしこnaruseが豊富な方言とストーリーがよく見事に最優秀賞を獲得した。 今年は、国文祭の方言を全国に紹介することにしており、前段としての大会になったような気がしている。 みなさんありがとうございました。 そのあと、村の芸文協のいろいろな催ものやステージ発表があり、終日にぎやかな集会施設「ゆるるん」でした。 一方スキー場では、お客様感謝デーが開かれ、餅配り、宝さがし、お楽しみ抽選会でにぎわっていました。  

過疎連盟理事会

(来賓挨拶をされる総務省の関・地域力創造審議官) 全国過疎地域自立促進連盟(会長・島根県知事)の理事会が開かれ出席した。 秋田からは県議会からも出席されておった。 理事会議案は新年度の予算、事業などについて審議し原案通り承認されたが、この関係法案は議員立法であることから、政府与党の特別委員会で一昨日議決決定され、今国会に提案されることになっていることから、その成立について理事各位の国会議員に対する要請活動を徹底するよう要請された。 また、次期対策についても、与党においては、期限切れとなる3年後の改訂に向けて既にその法案の概要が審議されており、安倍内閣の日本の隅々まで政府の政策が行き渡るような体制下にあるように感じられた。 来賓として出席された関・総務相地域力創造審議官からは、過疎法の見直しが与党内手続きが終了し決定した、ソフト事業も活用が増えたこと、アベノミクスが徹底される重要な一年になること、交付金の増額、集落機能の活性化対策の重要性と過疎債の活用、地域活力イノベーション対策の充実、定住自立圏、地域興し協力隊の増加と活用などについての支援強化活用が求められたところでした。 法案の一部改正については、過疎団体の追加があるようで、秋田県では八郎潟町が新たに過疎指定されるようでした。 また、過疎対策事業債の対象拡充、指定団体の基準拡大など過疎自治体にとっては一定の進展が図られたようである。 この会議の後に、もと厚生労働省事務次官であった方の講演があった。 演題は「超高齢化社会における医療介護政策の展望」と題するもので、大都市圏において、超高齢化社会、つまり2025年度問題が到来するという極めて現実的な問題に対する対応策についての提言であった。 大都市問題なのになぜ、過疎団体の集まりでの講演なのかいささか腑に落ちない面もあったが、これは、大都市だけの問題ではなく、日本全体にも係わる重要な問題であるとも感じた。 講師も、そこいらへんについては多少気になさっておられたようで、何回も都市問題として研究しておられることを強調されていた。 しかし、高齢化と医療介護、少子化と子育て、労働人口対策などは一体で考えなければならない課題であり、同時に解決しなければならないきわめて難しいが、日本全体の問題ととらえる必要があることには間違いない問題であろうと感じたし、講師もそこを強調しておられた。 具体的には、団塊の世代が2025年には高齢化社会の中心になり、ここの世代をどう活用するか、同時に介護の問題もこの世代を中心にして急速にふくらんでくる。 そのための対策、介護問題に関わる医療と福祉の問題、特に最近特に強調されている「地域包括ケア」を実現するための施策(医療との連携強化、介護サービスの充実強化、予防の推進、見守り、配食、買い物など、多様な生活支援サービス、高齢者住宅対策)の重要性が述べられていた。 地域医療についても、開業医と病院の役割分担の関係の重要性、医師会と市町村との連携、支える医療の方向性は揺るがないであろうし、これからの医療のあり方も、今回の診療報酬改定もその方向に動き出しておるとの見解でした。 これまでの経験、研究などを元にした提言であり、確かな情報での講演であると思った。