カテゴリー別アーカイブ: 雑感

雪解け

秋田県と一口で言っても季節の移り変わりはかなりの違いがある。 例えば、スーパーなんかに行って野菜売り場で見かけた「こごみ」「タラの芽」などに秋田県産とある、どこだろうと丁寧にみると海岸線の地域の産物である。 こちらはまだ140cmを超える積雪であるのにである。 昨日の朝も、地元の積雪を測定してくれている方と偶然確認に行っての帰りと話しながら、あんなに多かった雪も消え方がすごいですねーという。 このところ一日で20cmも少なくなっている。びっくりしてしまうと驚いていた。 それでも、三寒四温、雪消えのスピードも速くなったり遅くなったりの繰り返しが続く。 そんな季節ではあるが、消え始めた道端では水仙の芽が青々と出てきている。 どこかホッとする光景です。 山々の芽が確実に萌ええ出す季節がもうそこまで来ているのです。 希望の季節、躍動する季節、長い雪との戦いから解き放たれて、身も心も晴れ晴れとする季節が訪れます。 もう少しです。

春作業は雪割から

  農作業が始まりだした。 まずはこの冬の豪雪の雪割作業が始まりです。 4月20日頃にはJAの育苗センターから稲の苗が芽出しを終えて、各委託先の農家のハウスに届けられるそうで、それまでに準備万端整えなければならない。 苗箱が置かれるハウスの中も雪が積もっており、これを排雪した後、土を十分に乾燥させておく必要があるそうで、当然それまでに土壌をしっかり消毒するなど多くの管理作業があるでしょう。 そのためにも、雪割作業で準備を整えることになる。 大型の除雪機械で雪を飛ばす作業も、この時期は水分を含んだ重たい雪で、それだけ雪消えもかなり早まっているようで、自然に消えていく速度も日増しに早まっているように感じられる。 昔から、「降るだけ消える」と言われているように、降る量が多ければ多いほど消える量も多いといわれている通り、このところの消雪速度は目に見えて早い気がする。 昔の人たちの観察眼は的確である。 こうした言い伝えはだんだんに廃れていくが大事にしたい文化でもある。

だるま凧つくり

数年前から凧上げによるイベント開催をしたらどうかと提案したところでしたが、それには当然のことながら「凧」を作らなければならない。 そこで教育委員会が主体となり児童館や老人クラブ連合会などと共催で凧作りを孫たちと祖父母が一緒になって凧つくりに挑戦している。 今年もその教室があり、言いだしっぺとして孫と一緒に参加した。 今年も湯沢凧同好会から会長さんと二人のご指導をいただいて約3時間をかけて作る作業をした。 実に丁寧なご指導で、参加者30名が全員見事な凧を作った。 湯沢凧はまなぐ(眼)凧で、元禄年間から伝わっているという伝統的な凧で、その特徴は、左右自在「キャングリ」(回転)、「太刀割」、「急上昇」、「木の葉落し」等足がないため操作がうまくなると自由自在にできるそうです。 構造は誠に簡単でありながら、実に細かい計算をされた設計で、シンプルでありながらもすごい技術の凧であると思っている。 その伝統的な凧を原型にして、絵を村にもある「だるまこけし」をなぞって書く名付けて「だるま凧」として皆さんが作ってもらっているものです。 表情はそれこそみんな違っていてとても面白い。 昨年も孫が作ったものを春先の朝早く硬雪の上でしかも電線のないところを選んであげたら見事に舞い上がった。イヤーすごかった。 今年も作るまでは参加したが、そのあとの実演のところでは、会議もありあげることができなかったが、きっとうまく上がることでしょう。 朝の冷気を割いてビューンびゅーんと鳴る凧の音とどんどん上がるたこの勢いにはすべてを忘れて熱中してしまう。 孫との語らいもまたうれしいものです。

和やかな冬行事

毎年春の彼岸の中日に、私の住む岩井川地区コミュニテー推進委員会の事業「スキー大会」が開かれている。 スキー大会と言ってもそんなに大がかりなものではなく、老若男女誰でも参加できるような種目を準備してのイベントであるが、どうしたわけかというよりも始めたあたりのスキー大会のイメージが強かったのか、年齢層が高齢化しているのか少しずつ減少しているが残念である。 それでも60名近くが参加してそれはそれは賑やかに開かれ、会場と終了後の懇親会もいろいろな工夫が凝らされていて、大笑いの連続であった。 久しぶりに大笑いし、どんなにか皆さんすっきりしたことでしょうか。 スキー大会は幼児のスキーを乗れる幼児からソリ乗りまで、小学校、大学、青年、壮年、高年のそれぞれ男女と広範囲での少人数ではあったが参加者もおり、それに評論家や絶妙のアナウンスもあって大笑いであった。 結構な急斜面を使っての全員での「けつぞり」大会では靴でブレーキをかけたために全身が雪だらけになって誰が誰だかわからないくらいになるなどでもあった。 くじ引き、参加記念抽選会も楽しみの一つでり、空くじの連続で何回も何回も繰り返しやっと当たりくじになることもあり、疲れてしまって座り込んでしまう人も多い。 終わっての懇親会では地域のいろいろな情報交換ができ、普段知らなかった情報や地域での動きを知ることができとても参考になる。 最後のじゃんけん大会は、残り物の商品を目当てにそれはそれは会場いっぱいに大きな笑い声やおなかを抱えての笑いで今年のスキー大会も34回目を終えた。 健康にまことによろしい!

総合評価で「問題なし」

昨年末に財務省東北財務局秋田財務事務所から東成瀬村の財務状況のヒアリングを受け、財政資料等の提出し、村の財務状況を細かに分析していただきその評価をお示しいただくことができた。 昨日、その評価について直接秋田財務事務所長から資料を基に詳しく聞くことができた。 その結果は次のようであった。 ● 総合評価 債務償還能力(地方債等の債務の大きさと、その償還原資を獲得する能力)  問題なし 資金繰り状況(経常的な収支と積立金等の備えからみた資金余裕状況)    問題なし   ● 財務指標 債務の水準                               問題ない 償還原資の獲得状況                           問題ない 経常的な収支の余裕状況                         問題ない 資金繰りの余裕状況                           問題ない   ● 今後の見通しと留意点 債務償還能力                              留意すべき状況にはならない見通しである 資金繰り状況                              留意すべき状況にはならない見通しである   といった評価をいただいた。 この数値は秋田県の市町村の中では財政状況が安定しており、トップクラスの数値であるとのことであった。 我々は、こうした数値については常に留意し、財政運営を心掛けてきたところであり、市町村合併もせずに、単独村として懸命に努力をしつつ、できるだけ村民生活の向上のための行政投資をしてきたところであり、それなりの効果も表れてきているものと考えているところです。 そうした成果が今回の評価にもつながったものと考えているところであり、これに慢心することなくしっかりとした行財政運営をするようさらに努力をするようにしなければならないと考えているところである。 何はともあれ、公的な機関からこれだけの評価をいただいたことは正直なところ嬉しいしこれを励みとしてさらに頑張らなけばならないという思いを強くしたところです。