カテゴリー別アーカイブ: 議会

議会閉会

6月定例議会が閉会した。 短い開会期間であったにもかかわらず、結構疲れた議会になった。 それだけ課題の多い議案審議であり、対応に苦慮した議会となった。 最終日の昨日は、異例とも思われる議長からの議案提案にあたっての我々議案提案側の不手際に対し、議会の意向としての申し入れがあった。 強く反省しなければならないと感じているし、具体的な対応策を職員ともどもに検討を加え、具体化していかなければならいと考えている。 間違い、議案の提案時期などそれぞれ理由はあるわけですが、そのこととと、提案する議案を議員に届けてから不備があることが後から判明し、差し替えするということとは別問題であり、申し開きのできないことであるわけで、今回はそうした事ばかりでなく、いろいろ課題もあったわけで、提案者として誠に申し訳なく、閉会にあたってお詫びをさせていただいたところでした。 今議会は、本当に苦しい議会であった。 昨日は、24節気の一つ「夏至」であるのに、梅雨入りとあって朝からうす暗い天気で、それに加えてこの議会でもあり、なんとなく気持がすっきりしない日となってしまった。 そんな思いでありながら、今議会に、これまた専決処分案で、保育園への入所申請が次第に増加してきており、施設的には十分に対応できるものの、職員の確保が難しい中で、できるだけその申請を受け入れるべく努力をしている。 しかし、その定数条例の改正が議決されておらないと入所希望にこたえられないことになる。その条例改正もただ単に増やしておけばよいというわけにもいかず、そのタイミングをずらしてしまい、今回の議会に定数条例の改正案を専決処分案として追加提案させていただいた。 そんなこととは全く別世界で、保育園では屈託なく、みんな元気に遊んでいた。 こうした子供たちのためにも、しっかりとした体制で受け入れができるように我々大人がしっかりしなければならないことになります。

事務を県が代行

このところ、道州制についての議論が中央で盛んに協議されているようだ。 我々町村も道州制については大きな関心事であり、情報を集めているのであるが、どうももう一つしっくりこない。 「なぜ道州制が必要なのか?」の基本的な議論がどこから出ているのか、自治体から自然発生的にあるいは市町村からその必要性について議論が持ち上がり、その結果として「道州制」が論じられているのかどうなのか甚だ疑問に感じている。 しかし、そうした思いとは別に中央では、まるで「道州制ありき」で議論が進んでいるようで、先日の報道などでは、「市町村のサービス代行」といった見出しで報じられた。 これは、首相諮問機関の第30次地方制度調査会の総会で、市町村が担っている高齢者福祉などの住民サービスを、都道府県が代行できる制度の創設を求める答申をまとめたことによるものであった。 たしかに、複雑多様化してきた福祉施策の国の制度などに我々の様な小規模自治体では対応にかなりの無理があり、専門的な知識と事務処理能力が求められておることと、制度創設と法律の改正など複雑になる一方で、これは今後大きな課題になるであろうし、今後も苦慮することになると考えている。 従って、県からの指導や協力支援に期待することは大きくなっていくものと考えられる。 しかし、小規模自治体が対応できないようになっていくことによる道州制議論になることは別次元であると考えている。 高齢化対策など国民が等しく同じ立場で生活できるようにするのが国の行政であり、我々地方自治体の行政施策であるはずで、そのための諸施策を展開してきているし、それが行政の基本である。 そのための、財政措置があり、地方もその施策に基づき運営してきているが、国家財政が厳しいと言って、地方に回す財源削減のために道州制を持ち出しているとすればとんでもないものであると考えざるを得ない。 どうしても、この議論の本質がわかりかねて仕方がない。 どうしてなんでしょうねー? 今日は村議会で2名の議員から一般質問を受けることになっている。 地方議会では、こうした住民に直接結びついた議論を重ねて住民生活がよりよくなるように努力をしているところでもあるのです。 住民に直接かかわる業務を担当している職員は、連日窓口業務をこなしながら、日常の届け出を受けた申請書の整理などに、前に述べたような複雑に絡み合う施策をしっかりと反映されるように日夜頑張っている。 難儀をかけます。 こうした業務を県が指導、協力をしてくださればとてもありがたいことではあります。大いに期待したいものです。

6月定例議会

25年度に入っての定例議会が開会された。 準備万端整っての開会に備えてを心掛けているところですが、何かと取り落としなどがないかと心配ばかりをしている。 いつの議会でもそうであるが、緊張感を持って臨むようにしているのは当然である。 さて、今回の定例議会ではどうなることやら、心配するときりがないのであるが、何とか提案した全議案を議決していただき、業務をスムースに進められるように努力をしなければならないと思っている。 議会開会に当たって、行政報告と村政の動き考え方などを申し上げたところです。 内容の主な事項は、職員給与関連として国からの給与削減を求められていることから、ラスパイレス指数の100%を超えている分をカットすることとして関係条例予算などを提案していることと、これに伴って常勤特別職の報酬も4%カットすることとし、期間は7月から来年3月までとする内容である。 秋田県が取り組んでいる「秋田県市町村未来づくり協働プログラム」には、本村のプロジエクトを「雪と共生する東成瀬”仙人郷”創造プロジエクト」として、利雪、克雪、親雪の3点からなる各事業を行いながら村の活性化を図っていこうとする計画が認められたこと、期間は25年度から28年度まで総事業費おおよそ4億円として、順次進めていくこととしたい。 また、第3セクターである秋田栗駒リゾート株式会社の24年度決算が間もなく株主総会の決議を経て決定することになるが、職員の努力と東京電力からの原発事故補償の対象となり被害補償などもあって何とか単年度黒字決算の見込芽る状況であることを報告申し上げた。 過疎債のソフト事業関連では、新たに農林業関連の4法人が設立され、この事業への申請見込みであり、現実に動き出しており、採択、支援をしてまいりたいし、昨年度新設された木工製品の製造法人も18名の雇用で7月22日から操業開始の段取りとなっていることも申し上げた。 一方、初めての地域おこし協力隊員1名はこの4月から採用しかっぱつにかつどうしてもらっており、さらに8月からはもう1名を採用しおもに観光物産などの地域おこしの分野で頑張っていただこうと計画していることを報告した。 村政施行125周年記念事業は、100周年記念事業を行った8月27日に行っていることから今回も8月27日に表彰と100周年に埋設したタイムカプセルの埋設状況確認しつつ、新たなカプセル埋設などを考えているところである。 昨年から3・11大震災の被災地との交流事業を今年も実施したく商工会の青年部を中心にした実行委員会に頑張ってもらい、9月28日29日に開催することしている、観光関連では、県道仁郷・大湯線の落石などによる通行止め期間が長く今後この路線の早期開通に向けて働きを強めていきたいことを申し上げた。 また、掘削中であった温泉については、温度46・4℃、毎分350ℓ、泉質は分析の結果アルカリ性単純硫黄泉といううことですが、秋田県の温泉審議会な諮り所定の手続きがなければ温泉としての経営などができないことになっていることを申し上げた。この審議会は7月下旬であるとのことである。 温泉の効用などをどうするかを具体的に進めていきたいと思っている。 また、土砂災害避難訓練を平良地区で行い、地域の方々の多くの参加があったことを報告した。建築解体材での火災発生が6月6日にあり、その原因究明を進めていること、福祉灯油購入補助が秋田県から交付されることになったことや、国保税については、前年度の税額で据え置きできる見込みであること、新たに取り組んだ「還暦ドッグ事業」が好評で秋田市の医療機関までもご協力願っていること、胃、大腸カメラ検診も診療所で計画実施していることと、今話題になっている「子宮けいがんワクチン」の投与についてもこれまで実施してきた結果は異状がないものの、今後についてはこれまでと同様に保護者などの同意のもとに実施しつつ、投与者についても文書で個別指導を徹底したいことを申し上げた。 農業畜産関係については「人・農地プラン」に基づき後継者対策を含め、設立されている法人を中心に支援しながら進めていきたいし、畜産事業も制度活用と指定管理者制度の活用などにより、積極的に草地基盤整備事業と相まって事業の前倒しを含めて積極的に取り組んでまいりたい。 「夢なるせ直売所」は開店日を増やしつつ、新たな「トマトバーガー」の商品が好調なようで、こうした取り組みにも大いに期待したいと考えている。また、タケノコなどの放射線量話題となっており、今のところ我が村からは、基準値を超える数値は検出されておらないが、積極的に検査を実施し、風評被害とならないような対策をとりたいと考えていることを申し上げた。 成瀬ダム、建設関係では交付金事業の活用により早期の発注を進める一方、ダムについては、約3年間の事業がストップしたような状況かr、急ピッチで今年度予算の進捗を図っておるような報告を受けていることと、簡易水道事業については、残る地域の整備に向けて、本年度から積極的に工事を進めていくことしているし、その事業費はおおよそ総額31億1千万となる見込みであることなどに理解を求めました。 診療所につきましては、新たな常勤医の着任により、患者数も増加傾向にあり、村の方々からも喜ばれていることを申し上げたし、幸寿苑については、インフルエンザの終息により、面会を再開したことも報告したところでした。

一般質問二人

3月村議会の二日目は一般質問のある日である。 議会におけるこの一般質問は、おもに私に対する村政の行財政運営に関しての政治姿勢などその考え方を質す内容である。 今回は、お二人の議員さんから私と教育長に対する質問内容の概要が事前に議長に対してあり、その質問要旨に基づき私たちがお答えした。 この質問は、村政全般にわたるものであり、我々も十分にその質問要旨に検討を加え、できるだけ具体的に詳しくお答えし、村政運営がより住民の方々のためになるように努力をする大変重要な質問であり、村政運営の基本姿勢を示すことにもなるもので、お互いに議論し合い、よりよい村政運営とするための絶好の議論の場でもあるわけです。 それだけに、十分な研究と検討の上答弁することになるわけで、最も緊張する時間でもある。 今回は、比較的検討する時間もあり、十分な準備もでき、自分としてはできるだけ丁寧に答弁させていただいたし、質問のお二人からもご理解していただけたものと考えているところである。 この後、本定例会では、25年度予算の審議もあり、この審議に当たっては、特別委員会での審議となり、これには実際に予算策定にあたった職員も出席して、議員さんがたの質問に答える形になり、職員も相当緊迫感を持ってこの場に臨むことになります。 議員さんがたも職員の対応をしっかりと見ておられることでしょうから、しっかりと答えていただきたいと思っている。 職員にとってもとても良い勉強になることであると考えている。 こうした機会はこれからもできるだけ作っていけたらよいのではないかと考えている。 自分自身に何が欠けているか、どう答えるのか、あるいは自分自身が考えた施策がどのように見られているのか、理解されているのか、議会つまり村民の皆さんがどう考えているのかもある程度分かってくる絶好の機会でもあると思う。 そのようなとらえ方で、議会審議に臨んでほしいと思っている。

臨時村議会

除雪経費などが増加する見込みから、村の予算にこれから掛かる除雪、排雪などのほか、雪による雪害防止対策としての経費を盛り込んだ補正予算案をご審議していただく臨時議会を開いた。 総額で約3千3百万円の増額予算で、財源は緊急に必要となる業務に充てるためにあらかじめ予算化していた予備費をあてることとしました。 今年の降雪の累計はついに、役場の観測地点で10メートルを超えてしまいましたが、この現象は初雪が早いことと、間断なく降り続き、しかも暖気があまりなく、雪が途中で押し詰まることなく降り積もったことによるのではないかという判断をしているようである。 私は、どうもここ10年近くはこんなに積雪が高くなったことは覚えがないように感じているが、積雪観測ではそうした傾向であるようであるとのことであり、何となくそうなのかなーといった感じを正直なところ持っている。 感覚的には、昭和48年の豪雪に匹敵するくらいの積雪状況の様に感じているところでもあります。 しかし、観測は正確であるわけで、とやかく言うことではないことでしょう。 補正予算は原案をご承認していただき可決されたので、しっかりとその対策に当たっていきたい。 議会の冒頭に、豪雪対策本部を25日に設置したこと、そのための補正予算案をご審議の上適切にご決定いただきたいこと、国の積極的な施策の展開により、村の行政機構の改定を3月定例会に提案させていただきたいこと、温泉ボーリングの進行状況、地域おこし協力隊に対して応募者が1名おり面接をする段取りとなっていること、職員募集に対し19名の応募者がおり1次試験で10名が合格したことなどを報告した。 また昨日は、地域おこし協力隊員に応募された方の面接を行った。 我々の意向と協力隊の趣旨に沿って活動してくだされば大変ありがたいと思っているところです。 議会では、議会活動として午後から村内の豪雪状況の視察された。