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12月村議会定例会終わる

今年最後の定例議会が終了した。 いつの議会もそうなんですが、緊張の連続である。 今定例議会も議案が16、議会発議案件11など内容的にも結構ボリュームのある案件について審議され、全議案可決された。 今回は特に、議会発議で提案された、村議会の定例議会を年1回とする議案が我々執行部とも綿密な協議を経て、議会活動が活性化されるようにするためと理解しているが、そのための議案が可決された。 9月議会から試行されての結果に基づく改革であり、議会の意向、つまり村民の意向を最大限尊重する立場の我々からすると、そうした改革の姿勢には敬意を表したいと考えておるところであります。 定例会を1回にすることによって、緊急に災害などが発生した場合、これまでは、議会を開いて特別委員会などを設置したりしなければ、議会としての活動がで着なかったのであるが、今度は直ちに議会としての調査活動や対応策などをとることができるなど、機能的な面での議会活動が発揮することができるようである。 それだけ、議会としても議会活動がこれまで以上に活発化することにもつながると思う。 今議会では、このほか、福祉灯油制度、農業問題などでかなり活発な議論が出たし、我々も議案審議を等しての議論に十分な検討を加えてよりよい村政運営にするように努力しなければならないと改めて考えさせられた議会でした。

一般質問

12月定例議会での一般質問があった。 一般質問は、私にとっては議会での一番緊張することになる。 十分な準備を職員からも答弁要旨などをもらい、私自身の考え方について率直に申し上げて理解をいただきながら村政運営の考え方、質問事項に対する考え方を述べる絶好の機会であり、それだけにもっとも重要視している議会に臨む姿勢でもある。 今回は二人の議員からの質問があり、やまゆり温泉湧出に伴う活用とその誘客対策、土砂災害防止警戒区域指定と住民に対する周知のあり方、新規雇用奨励金要綱の取り扱いと補助規則の変更の取り扱い、職員の育成対策としての地域事業への参加など、広範な範囲での質問があった。 さらに、もうひとかたからは、やはり新規起業育成支援事業の実績と雇用の現状、更には企業に対する行政指導の必要性、教育行政に対する学力テスト結果の公表、国の教育改革方針に対する見解、特に、教育再生実行会議、有識者会議で検討している6・3・3制の見直し、道徳の教科化、社会教科書の検定基準改正、自治体首長の教委への関与に対する考え方、TPPと減反対策の廃止問題などきわめて大きな問題に対する見解を求められた。 この一般質問には、傍聴者が多く見えられ、しかも地元の方々も多く答弁漏れもあるなどかなり緊張していたようである。 反省しきりである。

12月定例議会開会

12月定例議会が開会された。 開会にあたって、村政の執行状況と当面する村政運営の方針などを申し上げ、議会に対しご協力とご理解をいただくようにお願いをしたところでした。 行政報告については、所管する事項について最も詳しいそれぞれの所管課長から報告を記述して報告させてもらっている。 私からは、そうしたことを含めて、今後の方向を示すための考え方を定例議会ごとに述べさせてもらっている。 今回は、畜産公共事業に対する基本姿勢、湧出した「山ゆり温泉」の効能と今後の営業方針、活用など、また、成瀬ダムが本体工事着工に向けた工事と調査事業が急ピッチななってきており、これに呼応して、水現地対策特別措置法に基づく計画の具体化に向けた作業がスケジュールとして上ってきておることから、これに対しての基本的な方針の準備に入ること、また地域防災計画の改定に向けての取り組みと、ラジオ放送の難聴地域解消に向けての方針と運動の展開、その進捗状況などについて具体的に申し上げた。 また、地域おこし協力隊による、水戸市での「東成瀬村食堂」の開設とそこでの「東成瀬村定食」の紹介、これを先鞭にした「東成瀬」という冠を付けた、物産、農産物の販売と宣伝に力を入れていきたい旨を申し上げた。 このほか、農業対策、TPP問題、減反政策などにも触れさせていただいた。 12月1日の民生児童委員の委嘱、消防団幹部の人事などについても触れての冒頭のあいさつとさせていただいた。 会期は12月13日までの5日間で、11日には一般質問がありその準備に忙しい。 このたびの議会では来年から始まる、これまで3、6、9、12月の4回開催されていた定例議会の会期を1回にすることの通年議会関係議案が提案されることになっている。 これは、議会改革の一環であるものと理解しているし、議会の意向を尊重したいとする考え方であります。 今朝の風景です。 赤が見事です。  

要望活動

image image 議会の総務委員会と合同の要望活動を23*24日と2日間に渡り実施した。 今回は地方交付税率の引き上げと過疎債のソフト事業の制限枠の柔軟化、NHKラジオ放送第一の難聴地域解消要望を、総務省に、成瀬ダムの本体着工に向けての予算化要望を国土交通省にそれぞれ要望した。 もちろん、国会議員の先生方にもしっかりとその趣旨を含めてそれぞれの事務所に直接訪問してお願いをした。 ちょうど、国会では参議院の予算委員会が開かれており、ほとんどの先生方が議員会館におられたり、勉強会から駆けつけてくれて、お会いできた。 こんな事も珍しいことです。 要望事項で、ラジオ放送の難聴地域については、今時そんな地域があるのか?といった驚きをもった議員さんが多いことに、逆に我々がこんな事では今まで何をしていたんだろうと、反省せざるを得ないようにさえ感じたところでした。 国土交通省ではダム担当の局長さんが事務方のNo.2の技監になられており、玉川ダム所長の経験もあり、理解も深く、しっかりとお願いができた。 勿論、局長、次長、課長さん方にもお会いできた。 総務省では、急なお願いにもかかわらず、岡崎事務次官にも面会できた。 次官は秋田県庁勤務の経験もあり、何とか議会と一緒の要望活動であることから、特にお願いをして時間をとって頂き、それがかないありがたかった。 ラジオ放送の難聴地域のことについてもしっかり把握しておられたし、過疎債のソフト事業についても、起債の本来的目的をご指導頂きながらも、具体的に相談するようにとのお話をうかがったしだいでした。 とにかく、内容の濃い要望活動で活動を終えて官庁をでた時は夕暮れもすぎて、外は暗くなってしまっていた。 帰りを急ぐ官庁職員に混じって我々も今晩の宿に向かった。

決算審議を通じて

決算特別委員会を通じて感じたことの一つに、決算額の問題とは別に、その事業内容にふれられたことがあった。 一つは、道路整備促進同盟会の活動内容、動きなど具体的な内容にふれた質問であった。 こうしたことこそが、今後我々構成員が今後改善していくべき事業内容であり、決算特別委員会などで今後の方向などを真剣に議論をしていくべきものであり、重要であると感じた。 この同盟会は、県内であっても多くの同盟会組織があり、果たしてきた役割は大きいものと感じている。 それが、県をまたいでの組織となると、結構温度差があり、なかなか思うような活動にはなり得ない歯がゆさがある。 しかし、しかし現実には同盟会長の所在自治体の意向などが色濃く反映されるし、運営もその方向で進められるのが通常である。 当然のように、3.11大震災以降岩手県の沿岸部に対する復興整備は優先されている、従って、県境部に向けての整備は遅れがちであることは否めない事実である。 我々としては、それはそれとして県際観光を重視とする観点からの整備にはより力を入れていきたいところであり、引き続き強力に運動を展開する必要があるものと感じている。そうした観点からの議論を深めあい、行政、議会が一体となってこれまでも同盟会などに参加してきており、小さいことのように感じられるが、予算の多寡によることなく、本質的な議論の必要性を感じたところでした。 同じく、審議を通じて村が加入している「日本でもっとも美しい村連合」の運動展開で、職員の方々にもお願いし「まずは身の回りかの環境整備」からと言うことで、庁舎周辺の環境美化に取り組んでもらっているが、これが公共施設全般に及んでいないことが、図らずも今回の審議で明らかになった。 こうしたことも、もっともっと具体的に議論し合い、「それは行政のやること」から一歩踏み込んで、道路や路肩などの環境整備で、各集落の協力などの可能性を含めて議論していくべきものであるように感じた。 日本でもっとも美しい村連合というと、何かどこかよそ事のような感覚でとらえられ、あるいはそうした程度の関心しかないとするならば、折角、先人が築いてきた田子内橋、仙北道、緑の回廊という資産を、後世に残すべき責務を持っている我々の世代が、しかるべき機関に申請し、専門家による調査の結果、その団体加入が認めら、その運動に参加している意義がなんなのか?と疑問すらが浮かび、情けない思いでいっぱいである。 私自身その意義が周知徹底していないように思えて残念でならないし、改めてその意義を理解いただきこぞってこの運動に参加していただけるよう努力する必要性を感じたところでした。 そんな翌日の朝の雲は、孫が言うには「風雲」だそうです。そういわれてみれば、なんだか「風」を連想させるような雲でした。