決算審議を通じて

決算特別委員会を通じて感じたことの一つに、決算額の問題とは別に、その事業内容にふれられたことがあった。 一つは、道路整備促進同盟会の活動内容、動きなど具体的な内容にふれた質問であった。 こうしたことこそが、今後我々構成員が今後改善していくべき事業内容であり、決算特別委員会などで今後の方向などを真剣に議論をしていくべきものであり、重要であると感じた。 この同盟会は、県内であっても多くの同盟会組織があり、果たしてきた役割は大きいものと感じている。 それが、県をまたいでの組織となると、結構温度差があり、なかなか思うような活動にはなり得ない歯がゆさがある。 しかし、しかし現実には同盟会長の所在自治体の意向などが色濃く反映されるし、運営もその方向で進められるのが通常である。 当然のように、3.11大震災以降岩手県の沿岸部に対する復興整備は優先されている、従って、県境部に向けての整備は遅れがちであることは否めない事実である。 我々としては、それはそれとして県際観光を重視とする観点からの整備にはより力を入れていきたいところであり、引き続き強力に運動を展開する必要があるものと感じている。そうした観点からの議論を深めあい、行政、議会が一体となってこれまでも同盟会などに参加してきており、小さいことのように感じられるが、予算の多寡によることなく、本質的な議論の必要性を感じたところでした。 同じく、審議を通じて村が加入している「日本でもっとも美しい村連合」の運動展開で、職員の方々にもお願いし「まずは身の回りかの環境整備」からと言うことで、庁舎周辺の環境美化に取り組んでもらっているが、これが公共施設全般に及んでいないことが、図らずも今回の審議で明らかになった。 こうしたことも、もっともっと具体的に議論し合い、「それは行政のやること」から一歩踏み込んで、道路や路肩などの環境整備で、各集落の協力などの可能性を含めて議論していくべきものであるように感じた。 日本でもっとも美しい村連合というと、何かどこかよそ事のような感覚でとらえられ、あるいはそうした程度の関心しかないとするならば、折角、先人が築いてきた田子内橋、仙北道、緑の回廊という資産を、後世に残すべき責務を持っている我々の世代が、しかるべき機関に申請し、専門家による調査の結果、その団体加入が認めら、その運動に参加している意義がなんなのか?と疑問すらが浮かび、情けない思いでいっぱいである。 私自身その意義が周知徹底していないように思えて残念でならないし、改めてその意義を理解いただきこぞってこの運動に参加していただけるよう努力する必要性を感じたところでした。 そんな翌日の朝の雲は、孫が言うには「風雲」だそうです。そういわれてみれば、なんだか「風」を連想させるような雲でした。