カテゴリー別アーカイブ: 観光

春の季節

電算化時代に入ってしばらくなるし、地方行政運営もこれなくしては全く進まなくなってきている。 同時にそのプログラムなどのソフトウェアは私なんかは全く分からないし、制度改正、法律改正があると大幅変更が必要で、その都度多額な財政負担が伴う。 しかも、その経費積算なんかは我々では全く理解できないのが現実であるように感じている。 そうした同じ悩みを共同化する事によって、経費削減を図ろうと秋田県町村会では一部事務組合を組織化した。 その組織規定や議会構成を決める臨時議会か開催され、議長には村の富田議長か選出された。 画期的な事業を進める組合でありその事業を審議議決する議会の運営に大変ご苦労をおかけしますがよろしくお願いをしたい。 この議会の後、新年度に入っての県庁の挨拶周りをした。 ちょうど知事さんも在庁中でお忙しい中であったでしょうがお会いして頂き、結構盛り沢山のお話しをうかがうことが出来た。 知事選の後にはお会いする機会もなかったので、お話しできて良かった。 何よりも元気そうで何よりでした。 その後、お二人の部長、次長、6人の課長、沢山の班長さん方にも挨拶をしてきた。 別に特別な用向きがなくともこれまでも、時間を作って出向くのが私の習性みたいであったのが、ある時など、挨拶周りのあと役場に帰ったら県庁から何か特別な用事があったのかとの問い合わせがあったそうで逆に面食らった次第でした。 そんなこともあるが、相変わらずちょこちょこと寄ることだけは続けようと思っているところです。 挨拶は大事だと思っていますから。 挨拶は、情報源でもあり人と人との大事なつながりをつけますからねー。 選挙の四方山話もあり、村の実情もさり気なく話しました。 市町村課長さんは総務省からの若い女性キャリア出向課長さんでした!とても話しやすい方で、これからもいろいろ教えてくださいと言われましたが、恐縮至極! ところで、4月に入ってから進められていた国道342号線の除雪も順調に進み、須川高原に向けて急ピッチであるとのこと。 県境まではあと残すところ約2キロメートルぐらいまで進んでおるようだ。 今冬の豪雪でかなり難儀するんではないかと思っていたが、予想よりも雪が柔らかく、昨年よりも速いピッチで除雪が進みそうである。 いよいよ春山のシーズン、残雪を目前にしつつ、遠く鳥海山の眺望、芽吹きのブナ林など柔らかな日差しも堪能できる季節がもうそこまで来ています。

一杯のコーヒー

秋田市でのパーテーでA銀行の副頭取をなさって今は、経済調査団体の役員をなさっておられる方と久しぶりにお会いすることができた。 本当に約10年ぶりぐらいではないかと思われるくらいお会いしておらなかったが、全く年を感じられないくらいかくしゃくたるもので、元気いっぱいで、いろいろ昔話やら、以前のそれぞれの活動などを語り合うことができた。 自然と経済のこと景気のことと同時にやはり地域おこしのことについてはお互いに関心があり地域の元気度などにまで話は及んだ。 そうした中で、昨秋時間ができたのでこの方のご家族4人が、栗駒須川方面にドライブにおいでになったそうです。 途中少し休憩しようということで、村内のあるお店に立ち寄りコーヒーを注文した時のことに話題が及んだ。 その時に、いろいろとよもやま話をしながらコーヒーを出していただいたんだそうですが、その時に「ガッコ」が出てきたそうです。 あれ!これは注文しないよなと思っていたし、コーヒーとガッコはいかにもミスマッチではないかと思ったそうです。 ところが、良かったらどうですかと言って、そのガッコが出され、もともと家族のみんなが大好きであったそうで、喜んでごちそうになった。 さて、お勘定を言ったところ一杯400円ですという。そのガッコがまことにおいしく、たくさんごちそうになり、おいしいコーヒーとそのもてなしぶりに感激してしまい、それではあんまりだと思い一人1,000円ずつお願いをしたそうです。 こんな気持ちが村内には行き渡っているんだなーとつい思ってしまい、本当にうれしく思った。 こんな姿勢が自然な形で行動に移されていくことはとても素晴らしいことであり、これからも是非訪れるお客さんに対して自然な形でもてなしていっていただきたいとおっしゃっておられた。 やはり、わざわざ村を訪れてくださる方々に対して、ちょっとした気遣い、もてなしの心がこんな形で感謝され、好印象を与えてくれることがあるということを我々は気づかなければならないと思った次第でした。 これから村には観光に来てくださる方は、年々多くなるようにしたいと思っているし、そのためにも、関係する人ばかりでなくいろんな形で協力をお願いしたいものです。 たった一杯のコーヒーであっても、少しの気遣いが観光客にとってはすごい印象となって村のイメージアップにつながることを知った次第でした。 気持ちの良い日でした。 この、

スキー客戻るか?

確たる証拠や要因分析をする資料もないのですが、このところのスキー場のお客さんの動きをたまに出かけて感じていることの一つに「お客さんが戻ってきている」と感じられることである。 このことは、他のスキー場でもいえるようであり、スキー場関係者とたまにお会いして話をしていると、自然とそうした話になることが多い。 要因の一つには、小中学校、高校のころに盛んとスキーを楽しんだ世代が、今子育ての真最中で、子供と一緒にスキーでもやろうかといった雰囲気が家庭の中でも出てきている世代になってきていることがあげられるようである。 そのことは、実際スキー場で親子ずれで見かけることが間違いなく多くなってきている。つい、「やー来ていだがー、久しぶりだなー」と声をかけると、返す言葉が「うん、やっと来たー、これがいぎであーて言うから来たー」、思わず、「うんうん、えがった、えがった」となる。 子供のころはかなりの運動神経で、元気いっぱい滑りまくっていたことが思い起こされ懐かしい。 そう言った人たちは、大抵は奥さんになられた方もスキーをやっておられたし、奥さんの名前を言うと、 「あっちあっち」とレストランを指さす、そちらに2番目3番目の子供といるとのことである。 こうした方々が徐々にスキー場に足を向けだしたことは間違いないようである。 子育てに家庭にと大変な生活であろうが、この世代がどんどんスキー場に出向けるような対策を考えていきたいものである。 なんとかこうした世代が雪国の生活を楽しみながら、しっかりと地域に根ざした活動をしていけるような環境を作っていくことも我々世代の大事な役割でもあろうと思う。 スキー場での感想でした。 来シーズンは、休止していた第4リフトを是非運行したいと思っている、その準備のためスキー場のリフト責任者たちが山頂駅に徒歩で出かけ、帰るところですれ違った。 3度の地震で架線、リフトのセンターのずれなど微妙なずれもあるのではないかと確認する必要もあり、お客さんを運ぶ安全運航をするためには、かなり神経の使う仕事でもあります。 目に見えないところでのこうした安全対策を常に心がけているのです。 ご苦労さんと言いたい。

冬のツアー

首都圏の生活協同組合・パル・システムと湯沢、雄勝、横手のJAと農業生産団体で組織している「パル南部圏」が主催する冬のツアー「産地へ行こう」の参加者15名が、昨日と今日東成瀬村と湯沢市を訪れている。 東京と神奈川のパルシステムの募集に応じた5家族15名でした。 今年は首都圏でも雪が降って散々な思いがあったことでしょうが、やはり本場の雪にはことのほか期待感があったようで、それぞれの思い入れがあったようです。 こうしたツアーはどちらかというと、動きのない見学が多い中で、村に来ていただいた方々に対しては、思いっきり体験型のツアーで大きな強い印象を受けたようです。 特に、小学生もおり、感激も多かったように感じられました。 きりたんぽづくりの体験、雪合戦、雪遊び(そりのり、しり(けつ)ぞりのり、ミニかまくらづくりなど盛りだくさんの企画で、どれも実際にお体験であり、その作ったきりたんぽを夕食のきりたんぽにしたり、作ったミニかまくらに夜にはローソクを点灯したりと、内容の濃いものであったようです。 子供たちは、すっかり雪にはまってしまい、あすも思いっきり遊ぶぞ!と意欲満々でした。 夕食も、地元の食材を使った料理であり、郷土色あふれる料理に私も満足で、自慢して接待して歩いた。 参加者の多くは、3世代家族が2世帯もあり、格好の家族旅行となったようでありましたし、中には吹雪を体験したかった!とか、雪が東京都は比べ物にならないような軽い雪で、吹き上がってくる様子を見たかったなど、我々が日常体験していることが期待として出てきていました。なかには、また来てみたいという家族もありぜひおいで願いたいと思う。 何か特典を考えなきゃならないかな?とふと感じたところでした。 昨日の夕食のメニューを参考まで。 先付(豆つびし煮、こごみ梅紫蘇和え、蕗のとう豆腐)懐かしい料理で満足!、煮物(山菜の田舎煮)この煮物に凍み大根が入っておりこの説明をお客さん方にはしっかりと説明したところでした、これは良かった!、造り(鯉洗い、うるい、妻一色)、焼物(サーモン白桃焼き、鶏利休焼き)、揚物(ヒロッコかき揚げ、こしあぶら薄揚げ、納豆いそべ揚げ)、塩味でこれがよかった!鍋物(きりたんぽ鍋)体験で作ったキリタンポでとてもよかった!、食事(五目おこわ朴葉蒸し)ねばりのあるあきたこまちであろうか大好評!、香の物(いぶり大根、いぶり人参、ばしょう菜、花ナス)以上でありました。 こういった料理は、かなりの評価を受けると感じている。 ただし、お客さんの好みもあることから、十分な配慮が必要であるし、そこいらあたりは具体的に考えたり体験していくことは当然のこととして、なにか光明が見えてきたように感じた。

温泉出てくれよ!

沼又地内の温泉の揚湯管が屈曲してくみ上げることができず、やむを得ずホテル・ブランの温泉も沸かしてご利用していただいているところです。 その後、温泉可能地点の調査をして、しかも利用施設に近い候補地として、スキー場の駐車場での掘削を計画し、村議会の議決を経てこのたび温泉の掘削を施工することとした。 宇宙科学の進歩発展は目覚ましく、月や火星などの調査が進むなどのほか、人工衛星による気象情報衛星の打ち上げなどで地球環境、気象などかなりの高い精度での解明が進み、気象予報もできるようになっている。 一方、地球科学、地質科学など地球の内部にかかわる研究はその調査研究の困難さから解明されていない分野があまりに多いようである。 その卑近な例としては、天気予報などはかなりの高い精度で予報できるが、地震の発生メカニズムなどは今なお多くの課題もあり、決定的な予測さえも困難な状況であるのが現実であるようだ。 そうした面からすると、今回の温泉掘削についても温泉が出るか出ないか、わずか地下1、000メートル地点の地質の一定程度の地質構造は予測することはできるものの、決定的な構造までは特定できない状況ではないかと思う。 温泉湧出については、一定の地温と水脈がないといわゆる温泉法で定義している温泉とはなりえない。 従って、その工事施行にあたっては悩ましいことが多いのも事実である。 今回、村としては、温泉施設の村民の方々の利用状況が極めて高く、また入湯税も村税収入としても高い位置づけであることから、新たな温泉掘削をすることとしました。 困難なこともありましょうが、施工者の方々の持てる技術を存分に発揮して、施工期間にぜひ温泉掘削に成功させてほしいと願っている。 お話を伺うと、1、000M程度での掘削ではほぼ90%以上で温泉を掘り当てているようであり、ぜひ今回もそうあってほしいと万感の思いを込めて期待しているところである。 約20年前、現在地で温泉が掘り当てられた時は秋のみぞれが降るような天候であったが、あまりうれしくて、ドラム缶に入ってくる温泉に寒さも忘れて入ったことを、安全祈願祭をしている途中に思い出していた。 今回もぜひとも、何とかそうしてドラム缶でもなんでもよいですから入ってみたいものです。