地域興し, 林業・林政, 産業, 観光, 農政, 雑感 農業の6次産業化 2014年2月1日(土曜日) 爽風雲 最近の農業における活路としての方向性は常に「6次産業化」が声高に提唱されて久しい。 このこと自体はよく理解できるが、具体的にどのような方向に進むべきか、何を主体にし、どのような手法で市場を開拓していくのか課題はたくさんあるように思える。 考えてみると、6次産業化はすでに多くの方々がすでに相当前から取り組んできていることであり、ことさら強調しなくてもよさそうなもののようにも思っていたが、系統だててそれを主張したり、提案しなかったりしていなかったことぐらいではなかったかと考えられなくもない。 私たちの村のJA加工グループの方々なんかは、かなり以前からこれに取り組んでいたし、その商品もトマトや山菜、野菜などを中心に付加価値をつけて販売してきたし、今なおその商品開発には、飽くことなく意欲的に取り組んでいるし、実績も着々と積んできている。 ただ、そのロット数が農産物の生産量にもより大量には無理があるのもまた事実である。 これが、これまでの首都圏のデパートなんかからの引き合いがあっても、応じられない悔しい思いもあったようである。 そうしたほかにない悩み、課題もあって、この6次産業化についても大きな進展がないことの悩みも大きい。 そうしたことに対する結論ではないが、昨日行われた、山村振興連盟秋田県支部の研修会で秋田県立大学の津田渉教授による「地域づくりを巡る課題と農業農村ビジネスの方向を考える」と題する講演は時間は短かったが大変参考になるものであったし、学生と一緒になっての現地に入って活動する中から、学生の全く違った視点からの意見を取り入れての活動は大変意欲的であると感じた。 羽後町での教授は自らおっしゃっていましたが「押しかけ体験、作業、提案」は意味があるようだし、個々ばらばらのそうした6次産業化の商品を、連携し合って、現在の販売数から2倍3倍にすることは可能ではないかといったお話おもしておられた。 全国各地での成功例は、出荷するばかりではなく、お客さんから来ていただき、買ってもらう手法が成功している例も多いことから大いに学ぶべき方向であると感じた。 なにもロット数ばかりで勝負することなく、観光客や交流人口多くすることによって、その活路を開くことも、地域限定商品としての商売もありとみた! 今朝は久しぶりの好天で青空ものぞく、今日はこれから秋田新聞社のオープンスペースのお披露目会に出席することにしている。
第三セクター関係, 観光 入浴客増加 2014年1月4日(土曜日) 爽風雲 昨秋オープンした「やまゆり温泉」がお客様に段々と知られるようになり、次第に増えているようである。 新しい温泉成分がアルカリ性が高く、温まり、すべすべ感もあっていかにも温泉に入ったという感じが強く、好評でこれが口コミでも広がってお客さん同士の評判にもなっているようだ。 お客さんがたくさんおるときに写真を撮影するのもどうかと思い遠慮しているが、許しをいただいて撮影させてもらった。 浴室には須川湖と秣岳などの風景を配した写真も飾っているが、これは系列事業の秋田須川温泉と栗駒山荘の紹介も兼ね、しかもこちらの温泉成分は強酸性(PH2・3)でることなど、両極端の温泉成分が我が村に存在する事の特徴を紹介したく掲示しているところです。 この掲示も季節によって変えるとか、どこかの温泉でもやっていたように、俳句の投稿を募集して掲示なんかどうだろうか? いろいろアイデア募集を検討したらいいと思う。
健康、医療, 地域興し, 物産, 観光 工夫された郷土食 2013年12月26日(木曜日) 爽風雲 私は初めてだったが確か2回目となる郷土食の試食会があった。 一回目の意見を採り入れての食事で、9品がお弁当形式で作られて目の前に出された。 まず、ご飯類が3品で山菜、海鮮、野菜の炊き込み御飯で孫がこれで全部栄養がとれるねと言ったことからのヒントでなる程なかなか美味しい、次は我が村定番のシシタケ(香タケ)の炊き込み御飯、これはいい香りですが、その家によって特徴があって、今回は甘味があった、次にイワナ焼きを混ぜたオニギリ、独特の味があった。 牛肉のミンチをトマトピューレで煮込んだ料理で(短角牛のトマト煮込み)、これは村がこれから売り出そうと計画している赤牛を活用する前提での企画ものでトマトピューレに負け気味であったがこれまたよし! 子供に喜ばれるホワイトクリームと米粉を餅状態に使った「もちグラタン」は奥深い味と冷めてからもしっかりと味が残っており素晴らしかった。 揚げニンニク豆腐・これは酒のつまみにもなる料理で、子供でも食べれるように工夫していた。次に、村の特産「アズキデッチ」を米粉で2面を軽く焼き掴みやすいように工夫した「アズキデッチ金つば風」はなかなかのもの、日持ちさえ良ければお土産にもなる優れもの。 また、ワラビの食感を保ったままの「ワラビ入りわらび餅」はデザート感覚の料理でした、これはうまく工夫することによってお土産にもなるのでないかと感じた。 後は定番の平良カブとイブリ大根でした。 全体的には、かなり考えたしかも前回の意見をも考慮市、工夫した内容であったと思う。 しいて言わせてもらうと、彩りに工夫がほしい感じであった。 ヤマユリの百合根を使ったご馳走にも挑戦してほしいとお願いをした。
スポーツ, 第三セクター関係, 観光 スキー場びらき 2013年12月15日(日曜日) 爽風雲 議会が終わってのご苦労さん会がスキー場のホテルで行われた、その帰りは、そんなに遅くもなかったのですが、すごい降雪量で、除雪が必要なくらいになっていた。 その翌日の昨日は、ジュネス栗駒スキー場の安全祈願祭。これはすごい降雪量であった。 一晩で60cm以上も降ったであろうか。 朝の自宅の除雪もゆっくり2時間はかかってしまった。 スキー場にとってはうれしい降雪であるが、各家庭ではそんなことも言っておられないくらいの雪である。 既に早い家庭では屋根の雪下ろしをしておる家庭もあったようです。 こんなに早い雪下ろしをしたことがあっただろうか? 昨日の安全祈願祭を終えて、スキー場も今日から一部滑走可能ということで営業を開始することにした。 待ちきれずに、秋田市からと言って4名のボーダーと4人ほどのご家族連れのご家庭が雪を楽しんでおられました。 今シーズンからは4シーズンぶりに第4リフトも再開することにしており、休んでいる間には第4リフトとその斜面の愛好者が多かったことが判明したことから、入込客の増大を期待したいと思っている。 アベノミクス効果で一部景気の回復傾向にあるとのことであるが、我々の地域まではまだその影響は限定的であるようだ。 しかし、どこか気分的には多少なりとも景気回復感が感じられているのではないかとも思われる業界もあるようだ。 そうした影響で、我々観光産業、スポーツ事業にもお客さんが来てくれることを期待しているところです。 温泉もおかげさまで、これまでとは違った客層の方々も増えつつあり、スキー客と入浴客の相乗効果が出てくるように懸命の営業活動、PR活動をしなければならないと思っているところです。 皆さんぜひこの冬はご家族などでお出かけください。 お待ちいたしております。
イベント, 地域興し, 政策, 第三セクター関係, 観光, 農政 発展に向かって 2013年11月25日(月曜日) 爽風雲 地域の発展のための事業にはいろいろな手法があると考えている。 今年も取り組んできた農業振興のための集落営農と法人化、その事業展開としての施設整備であるミニライスセンターが岩井川と手倉に完成し、もうすでに今年の作業を終えたところである。 この状況を見て、新たに農家では作業委託を含めて委託したいとする農家が増加しているようである。 今後の村の農業施策の展開として、国の動向などを見ても一定の方向としてある意味で示唆を与えているように感じている。 新たな温泉施設もボウリング工事が見事に新たな温泉源泉に当たり、しかも分析した研究所でも、久しぶりの温泉らしい温泉を掘り当てたといった言葉を残すくらいのアルカリ性単純硫黄温泉(ph値9・8、毎分350ℓ、温度46・4℃)で、群馬県四万温泉、箱根湯本温泉、大分由布院温泉、飯坂温泉、長野野沢温泉、道後温泉、など全国的にも著名な名湯に匹敵する位の温泉であるようだ。これくらいの温泉は全国的にはベスト10に位置するくらいの温泉であるようで、これはすごいことであると思っている。 一方、須川温泉の栗駒山荘は、酸性の強い温泉として、全国レベルでもベスト3に値する温泉を持つことになった。 スキー場では休んでいた第4リフトを整備し、営業を再開することとした。人気のあるボーダー愛好者を中心に、滑走距離の長いこのコースの入込も期待している。攻めのスキー場としたいと考えている。 栗駒山荘も浴場を中心に第一期の改修が終わり、来春には2期工事を終えて文字通りリニューアルオープンしたい。 これによって、農業施策、雇用、物産、スポーツ振興、交流人口の拡大など村の振興対策としての一定の方向を示すことができつつあると考えている。 今後これらの施策をこれからの畜産振興、みちの駅構想などと合わせてどのようにリンクさせていくか、具体的な構想を多くの方々のご指導をいただきながら進めていかなければならないだろうを感じている。 そのスタートラインとしての今回の竣工式であると考えているところである。 たくさんの方々のご理解で竣工式典ができ、お祝いできたことを感謝しているところです。