カテゴリー別アーカイブ: 成瀬ダム

要望活動

image image 議会の総務委員会と合同の要望活動を23*24日と2日間に渡り実施した。 今回は地方交付税率の引き上げと過疎債のソフト事業の制限枠の柔軟化、NHKラジオ放送第一の難聴地域解消要望を、総務省に、成瀬ダムの本体着工に向けての予算化要望を国土交通省にそれぞれ要望した。 もちろん、国会議員の先生方にもしっかりとその趣旨を含めてそれぞれの事務所に直接訪問してお願いをした。 ちょうど、国会では参議院の予算委員会が開かれており、ほとんどの先生方が議員会館におられたり、勉強会から駆けつけてくれて、お会いできた。 こんな事も珍しいことです。 要望事項で、ラジオ放送の難聴地域については、今時そんな地域があるのか?といった驚きをもった議員さんが多いことに、逆に我々がこんな事では今まで何をしていたんだろうと、反省せざるを得ないようにさえ感じたところでした。 国土交通省ではダム担当の局長さんが事務方のNo.2の技監になられており、玉川ダム所長の経験もあり、理解も深く、しっかりとお願いができた。 勿論、局長、次長、課長さん方にもお会いできた。 総務省では、急なお願いにもかかわらず、岡崎事務次官にも面会できた。 次官は秋田県庁勤務の経験もあり、何とか議会と一緒の要望活動であることから、特にお願いをして時間をとって頂き、それがかないありがたかった。 ラジオ放送の難聴地域のことについてもしっかり把握しておられたし、過疎債のソフト事業についても、起債の本来的目的をご指導頂きながらも、具体的に相談するようにとのお話をうかがったしだいでした。 とにかく、内容の濃い要望活動で活動を終えて官庁をでた時は夕暮れもすぎて、外は暗くなってしまっていた。 帰りを急ぐ官庁職員に混じって我々も今晩の宿に向かった。

東ダム連理事、総会

image image image 東北地方の河川、ダムの事業推進のために組織されている同盟会の会議、研修、意見交換会が東京で行われ、出席した。 理事会、総会は原案可決承認され役員も全員再選された。 国土交通省での東北地方整備局の課長からの講演の後、本省の水管理・国土保全局との意見交換会はいつも内容の濃い場面が多くあり私は楽しみにしている。 前政権当時はこれも禁止され、我々地方の声は全く聞き入れてもらえる場面はなかった。 今回ひさしぶりにこうした機会ができとてもうれしかった。 私の場合、他のダム事業とは少し趣が違って、ダム事業は流域全体の事業ととらえ、それぞれの立場を理解していただくための協力をしあって、この事業を推進するため、ダム湖周辺整備の環境整備に流域全体が関わって行くように求めてきた。 今回もその事に対する国の指導と今まさに、本格的に本体着工の調査、設計の段階になったことから、具体的な対応を期待した発言をさせていただいた。 交流会では、例えば、津軽ダムでの展望施設設置により、見学者がかなりの人数になっていることから、計画段階での取り込みなど具体的に協議していく必要性を強く感じたし、話し合っていかなければならないと思ったところでした。これからも、環境に優しい村づくりを標榜し、更に日本で最も美しい村連合加入団体としても、しっかりと対応していきたい。 image

理解できない論調

新聞報道などのマスコミ報道を我々は、確実な情報のもとにしっかりとした根拠のもとで我々国民に真実を知らせ教えてくれるものと思っている。 また、そうでなければならないと思っている。 その論調にもそれぞれの考えがあって記事になることであろうが、読む側に立って言えば必ずしもそうではないこともあるように感じることもある。 あれ!それってちょっとニュアンスが違うんじゃないの。どうしてそうしたことになるのと思われることもある。 例えば、公共事業の在り方一つをとっても、インフラが整備が進み、ほとんど公共交通機関によって日常生活を享受できている都市生活者と、今なお年間の約6か月間隣県との交流が全く途絶されている地域や、新幹線、空港とも縁のない地域、さらには河川であってもその流域の内、堤防が整備されている延長がごくわずかで、常に洪水の危険にさらされている河川が今なお残されている実態などをご存じなのだろうか?この夏、このところの雨で何とか一息ついたところであるが、穀倉地帯の水不足は深刻であったことなど、そうした農家や地方の国民の苦しみや悩みについてはほとんど触れられてはおらない現実もあるように思っている。 我々の地域は、そんな地域事情を抱えながらも懸命に努力をし協力し合いながら我慢し、地方の役割を担ってきているし、公共事業によるそうした地域格差是正、生活環境の整備を求めて来たところである。 やっと、東北中央自動車道の山形県境と秋田県境区間が調査事業に入る見込みとなったようで大喜びをしているところである。やっとです! ダム事業であっても、長年、それこそ半世紀以上にもわたって、流域の住民が治水、利水の両面からその必要性を強く訴えてきた結果として、約3年間の検証作業を終えて、継続事業として機関決定される方向となった。 この夏ばかりでなく、これまで流域の住民がどれほど水道水などを切望してきたことか。一方で常に雨が降るたびごとに洪水の危険性にさらされ、その都度対策をとってきた。 雨が降らなければ、水田や畑地の農作物被害が懸念され、争いにまでなったことがある現実、その結果としての成瀬ダム建設の必要性が求められてきたところです。 ダムなど河川事業の多くは流域全体の問題であり、氾濫から灌漑用水、水道水などその多くは下流域、中流域などでの強い要望と必要性があるわけで、そうした地域住民の声はより多く取り上げられるべきであるがどうしたわけか、そうした需要の多い流域住民の声が出ないのは不思議であってならない。 上、中、下下流域のすべてにかかわるこうした大きな課題は、全体的にとらえられるべきであり、そうした傾向にないのは残念でならない。 言ってみれば、真に必要な水需要の多い住民の声が報道などに出てこない不思議さがどうしたことだろうか? 我々は、中下流域の方々のためにも、我々の役割として、流域全体の均衡ある発展、安全な生活維持のために懸命に協力し合っているのです。 そのための水供給の役割を果たしているものと考えている。 従って、こうした事業は、そこに住む人間にとって必要だからその対策を国に求めてきたのです。 人口減少は、公共事業投資のためにそうなるのでしょうか?どんな関連性があるのでしょうか?人口が減少するから公共事業は必要ないとでも言えるのだろうか?理解できません。 教育予算については、国レベルでの教育予算については言及はしませんが、我々としてはよそ様から如何なものかとのご意見をいただくようなことはしておらないつもりですし、ご意見をいただきながらしっかりと対応していると考えています。 もちろん、批判をあびている公共事業と称される事業は、それこそ報道などで知る限りあるようで、大きな怒りを覚えることも事実ですが、そうしたことと、地方が真に求めている公共事業とをごっちゃまぜにはしてほしくないし、そうした論調には理解できないのが正直な気持ちであるし、複雑な思いでいっぱいであると同時に、何か悲しいものがるのも正直な気持ちである。 今朝の成瀬川は、昨夜来の雨で水嵩を増しながらも、流域の方々のための役割りを果たしているのだといった自負心でもあるかのように水しぶきを上げて流れていました。 人間たちよしっかりせよ!協力し合ってこそこの川はあるのだぞと言っているようでもありました。    

ダムと道路を求めて

成瀬ダムの建設促進同盟会総会、利水協議会の総会が午前中に横手市であった。 これに先立ってダム事業の事業推進状況について湯沢河川国道事務所長を講師に迎えての研修会が横手市で行われた。 研修会では、かなり丁寧に今後のダム事業推進についての計画が説明され、参加者は理解したものと思った。 工事用道路やら、本体工事に向けた調査事業を精力的に進めているとのことで、この後の事業推進について期待がもたれるものと感じたように思った。 同盟会の総会では、研修会の後とあって特に質問もなく全て満場一致で決定された。 利水協議会でも異議なく事業報告、計画予算が承認された。 その他で、渇水状況が懸念され、暫定取水(豊水)についての制度と生活用水としての水道水確保は最優先したいし、何とかならないものといった切実な取水の在り方についての話があった。 もっともな話であり、お互い同じ問題意識を持つ必要があるように感じたところでした。 流域の水需要と上流域の関係を今後連携を深めていくかといった課題はこれからこの同盟会を通じて具体的に話し合って行く必要がいよいよ本格的にしていかなければならないことになると考えているし提案していかなければならないと考えている。 午後からは、湯沢市で東北中央自動車道の「新庄・湯沢地域間を考える会」の集会があった。 秋田、山形選出の国会議員、秋田県知事、山形県副知事、両県県会議員、東北整備局などからの来賓を迎えて、最近にはないくらいの出席者で盛り上がった集会となった。 基調講演は橋本五郎読売新聞特別編集委員からあり、道路は故郷を思う心、親を思う心が大事であり、生活者重視の観点からすると、道路行政は公平でなければならない、といった論調であったように感じたしその通りであると思っている。 パネルデスカッションもありいろいろと考えさせられる問題提起もあったように感じた。 道路行政は政治家次第で決まる!日本列島改造計画もあったが、反面総理が多く出ているからと言って道路がよいかというと必ずしもそうでもないところもあるようだ。 一方、整備しやすい環境にある地区であってもなかなか進まない地区もある、これは正しく政治家の怠慢である(?)といった意見もあった。 確かに、このたびの今回の集会の主要テーマの新庄・湯沢間のミッシングリンク区間が事業化に向けて大きく前進したようで、これもそうした政治家によるところが大きいと言われている。 やはり政治は生き物ですし、政治家の活躍することも多いと思っている。 とにかく、忙しい一日であった。 多少なりとも政治にかかわっているものからすると、いろんな意味で複雑な思いもする。    

雨がほしい

雨がほしい、雨がほしいと朝夕の会話に出てくるこの頃、村の中でも一部に強い雨があったようだ。 それでも、畑などは全くぱさぱさの状態で、大した量の雨ではなかったようだ。 川の水も、全く変化がないくらいに水量は少なく、流れの状態も日増しに厳しさを増して来るようだ。 成瀬ダムの利水協議会と、建設促進同盟会の総会が開かれるが、この場でも今年の渇水状況についての説明もあるだろう。 テレビのニュースなどでも、明治30年代以降こうした渇水状態がなかったような報道もあり、梅雨入りとは言え、まさしく空梅雨であるようだ。 こんなときに求められるのが、利水対策であり、治水対策とともにこれから課題となってくる。 やはり、治水、利水は国を治める原点であることがこうした渇水時には際立ってくる。 通勤の際に必ず眺める肴沢橋から見える伊達堰の取水堰堤を水が超えているかどうかで渇水の状況、増水の状況もおおよそ見当がつくが、やっぱり少ない。 こんなときに一定の貯水施設があればとおのずと思い浮かんでくることになる。