カテゴリー別アーカイブ: 林業・林政

巻き狩り

  (メーンデッシュのウサギ鍋)   (背肉の刺身) (頭部分がおいしい) (ウサギの競りのもよう) 東成瀬村猟友会(会長・吉田正)の年中行事「巻き狩り」が行われ、その後の懇親会にご招待を受け出席した。 毎年楽しみにしている行事で、またぎ料理を御馳走になれるめったにない機会でもある。 巻き狩りは、一定区画に獲物を追い込むハンターと追い込まれた獲物を待ち受けるハンターの絶妙なチームワークで獲物を見事にしとめる共同作業である。 私も何回かこの追い込みに入って山を歩いたが、大変な行動範囲で、そうそうやれるものではありません。 その点、ハンターたちは実にタフネスで、上手に獲物を追い出すことができる。 私なんかは、終わるとクタクタで酒もご馳走もたくさんといったぐらい疲れてしまう。 それが、ハンターたちは、ケロッとしたもので、それからの話しがまたおもしろい! 雪山、山の名称、雪崩、方角、天候、銃の持ち方、背負い方、この背負い方も地域によって違いがあるようですし、山を降りるときに後から来る人にも銃口の向きには十分に注意しなければならないなど、何気ない会話でも、それぞれが注意しあっていることに気づかされた。 そんな話を聞きながら、兎鍋、ウサギの背肉の刺身、レバー、内蔵、和え物などで舌づつみをうった。 今回は、山ウサギの鍋で、頭の部分をご馳走になった。 ここがなんといっても一番美味しい部分でたまらない!脳みそ部分なんかは最高であるし、大根をざく切りにして入れてあるので、そのうまみが出て実においしい。 皆さんが難儀して取った獲物を思いっきり美味しく頂いてしまった。 これから、果樹園や農作物を荒らし、更に人家に近いところにでる、月の輪熊やカラス、ノウサキの有害駆除には大変難儀を掛けますがよろしくお願いします。

森林レク協会理事会

この会の会長は三浦雄一郎さんで、ご本人が出席はできなかったが、私は理事就任後初めての通知でもあり出席した。 21名の理事のうち、森林利活用されている自治体、スキー場開設企業、などの方々が、林野庁との連携を密にして、森林の有効活用をはかるための協会であった。 従って会員は、かねてから知っている自治体も多く、また、初めての首長さんもおり、ご挨拶をさせて頂き知り合いになれた。また、林野庁の幹部さん方にもじっくり話すことが出来る良い機会でもあった。 制度活用など有効活用も今後具体的に検討してみたい事案もあるように感じたところでした。 ところで、初めての会とあって 早めに会場に着きすぎ、近くに小石川後楽園があったので、参観した。 違えば違うもので、水戸の偕楽園の開設にあたり、梅などの苗をこの公園から分けてやったと言う後楽園は、東京ドームも近くにありながら、静かな水戸藩ゆかりの特別史跡、特別名勝であった。 既に、たくさんの梅が咲き誇り、入園して間もなく、ほんのりと香しい薫りが漂い、絵も言われない感じで散策した。 そうですよねー、豪雪の真っ只中からそうした公園に入ったのですから、つい、アーアッ!我々のところはまだしばらく後だなと感じざるをえなかった。 公園は、水戸藩の第二代藩主水戸光圀公の時代に完成した庭園で様式は、池を中心にした回遊式築山泉水庭園とのことでしたが、改修工事中で十分な鑑賞は無理であったが、改修後には是非ゆっくりと見てみたいと感じた。 image image

議会臨時会

(挨拶をする半田代表) (事業概要を説明する若い社員) 今年になって3回目の議会が再開された。 新年度に向けての小学校教室の改造が必要になり、今からその準備をしなければ4月からの授業に支障をきたすことから急きょその対策の経費と、事情もあって離農せざるを得ずそのための離農給付金制度を活用するためには年度内に手続きをするために、これまた新年度予算とは別に予算措置の必要があって、そうした補正予算を議決し執行するための臨時会であった。 原案通り可決されて散会した。 この後、新年度予算についても財政担当者と最終的な詰めの作業を行い、経常予算、継続予算、交付金事業など方向がすでに決まっている予算などを中心に骨格的な予算案の原案を決めることとした。 昨年の3月に設立された森林施業を行う法人が立ち上がったが、その1周年記念パーティーが開かれ出席した。 11人を雇用する法人で、森林伐採や除伐、運搬、植栽などの技術を有するベテランから若い世代の職員、作業員もおるところから大変活気のある組織であるように感じた。 主な仕事は広域森林組合からの事業が中心であるようであるが、その内容も村からの森林施業も多くあり、村としては求めていた組織としても認識してよいように感じている。 村の山を守り育てていくことは、森林資源の保存、維持、地球環境の維持保存といった観点からも今後継続的に取り組んで行かなければならない事業でもあると考えている。 時宜を得た事業と言ってもよいとも思っているともあいさつで申し上げたところでした。 森林組合としても継続的に支援して行くとしておられましたので、これからもしっかりとした事業展開をして、発展することを期待したいと思っているところです。

農業の6次産業化

最近の農業における活路としての方向性は常に「6次産業化」が声高に提唱されて久しい。 このこと自体はよく理解できるが、具体的にどのような方向に進むべきか、何を主体にし、どのような手法で市場を開拓していくのか課題はたくさんあるように思える。 考えてみると、6次産業化はすでに多くの方々がすでに相当前から取り組んできていることであり、ことさら強調しなくてもよさそうなもののようにも思っていたが、系統だててそれを主張したり、提案しなかったりしていなかったことぐらいではなかったかと考えられなくもない。 私たちの村のJA加工グループの方々なんかは、かなり以前からこれに取り組んでいたし、その商品もトマトや山菜、野菜などを中心に付加価値をつけて販売してきたし、今なおその商品開発には、飽くことなく意欲的に取り組んでいるし、実績も着々と積んできている。 ただ、そのロット数が農産物の生産量にもより大量には無理があるのもまた事実である。 これが、これまでの首都圏のデパートなんかからの引き合いがあっても、応じられない悔しい思いもあったようである。 そうしたほかにない悩み、課題もあって、この6次産業化についても大きな進展がないことの悩みも大きい。 そうしたことに対する結論ではないが、昨日行われた、山村振興連盟秋田県支部の研修会で秋田県立大学の津田渉教授による「地域づくりを巡る課題と農業農村ビジネスの方向を考える」と題する講演は時間は短かったが大変参考になるものであったし、学生と一緒になっての現地に入って活動する中から、学生の全く違った視点からの意見を取り入れての活動は大変意欲的であると感じた。 羽後町での教授は自らおっしゃっていましたが「押しかけ体験、作業、提案」は意味があるようだし、個々ばらばらのそうした6次産業化の商品を、連携し合って、現在の販売数から2倍3倍にすることは可能ではないかといったお話おもしておられた。 全国各地での成功例は、出荷するばかりではなく、お客さんから来ていただき、買ってもらう手法が成功している例も多いことから大いに学ぶべき方向であると感じた。 なにもロット数ばかりで勝負することなく、観光客や交流人口多くすることによって、その活路を開くことも、地域限定商品としての商売もありとみた! 今朝は久しぶりの好天で青空ものぞく、今日はこれから秋田新聞社のオープンスペースのお披露目会に出席することにしている。

国土強靭化対策

 (今朝の冬空の雲に孫が関心を示し、朝焼けの焼石連峰です) 続くときは続くもので「国土強靭化対策」の講演を2週連続してお聞きすることになった。 先週は全国町村会の会議での研修、今回は銀行の会員総会での講演で講師は、同じ藤井聡氏でした。 さすがに2回目とあって今回はかなり理解度が深まった。 前段は、経済学の問題、メデイアの国土強靭化に対する報道が単なるばらまきと政策いう批判に猛烈に反論しており、経済のトリクロ理論の危うさに鋭くメスを入れ、景気の悪い時、デフレ経済からの脱却には、公共事業の投資が絶対に必要である。 これは、好況時には民間資本が積極的に自社の投資を進めることからそんな対応策は必要ないが、不況時には国、地方公共団体などの公共機関が積極的に投資を押し進める施策が求められる。 その対象は、近くに予想される東海地震を中心にした、東海、首都圏の防災対策などは3・11を大幅にしのぐ投資が必要であり、道路交通、鉄道などその範囲は限りなく大きな投資が求められる。 同時に、その対策は国土全体に及ぶことになる、そのための施策がこれから具体的に安倍政権によって示されることになる。 そのための協議が政府機関において精力的に進められているようである。 昨日は、朝早くから、村の社旗福祉協議会の理事会、評議員会を開催し補正予算や要綱の改正など審議し決定、そのあとこの講演会に出て、懇親会後、村での農事組合法人の新年祝賀会での意見交換会と結構盛りだくさんの日程をこなした。 この法人は、若い世代の法人で、野菜、シイタケ、水耕栽培、ユリ栽培など新たな取り組みをする法人で、未経験ながらぜひ頑張ってほしい法人で我々も積極的に支援したい団体である。